CDの歌詞カード


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CDを購入して歌詞カードのブックレットを確認するのは、とりあえずの儀式です。

最近、ブックレットに歌詞を掲載しないアーティストが増えています。

KOHH「DIRT」、「DIRT Ⅱ」、「YELLOW TAPE」と名付けられた一連のミックステープ。KANDYTOWN「KANDYTOWN」と、そのクルーであるYOUNG JUJU、IO、DONY JOINT、MUDによるソロ作品。Kid Freshino「Salve」。

tofubeats「FANTASY CLUB」に収録された「LONELY NIGHTS」もYOUNG JUJU客演部分のみ掲載されていませんでした。

Kid FreshinoはC.O.S.Aとのアルバムでは歌詞が載っていました。

歌詞を公開しないアーティストとして、まず5lackが思い当ります。「ヒップホップの詩人たち」を纏めた都築響一は刊行時に行われた磯部涼との対談で「スラックにも取材を申し込んだが、歌詞を掲載することを断られたので(登場は)実現しなかった」という旨のことを話していました。

DJ KRUSH「軌跡」とJJJ「HIKARI」を確認したところ、「HIKARI」に収録されたYOUNG JUJUの曲は歌詞が掲載されておらず、両作に客演している5lackの歌詞は両作とも掲載されていました。

5lack、KOHH

自分のCDに歌詞は載せないけど、客演は相手のアーティストの意向に沿う

 

YOUNG JUJU

一切歌詞を載せない

以上のことが分かりました。

ストリーミングが使いやすくなったので、CDを買う理由は、特典と歌詞カードと配信してないからくらいのもので、タオルやTシャツなどのようにファンアイテムに近くなっています。

ストリーミングされてないので購入していますが「歌詞カードの付いてないCD=ファンアイテム」なので、ストリーミングして良ければ買う、に移っていくのでしょう。

こういう時代に、歌詞カードを掲載しないということは何らかの意向がアーティストにあるはずです。サービス精神ねぇなぁと悪態つくには、10歳くらい年下だけど恐れ多い人たちです。

カラオケの練習するなら歌詞カードは必要ですが、そもそも歌詞を掲載してないアーティストの楽曲はカラオケに入らないだろうし、不要といえば不要。

歌詞も以前ほど読み込むことはなくなったし、書き写そうと思ってもなかなか続きません。

聴いていて気になった箇所や聞き取れなかった箇所を確認するのに使うくらいですが、歌詞カードやライナーノーツを鞄に入れて持ち歩いたりするのが癖になっています。この悪癖のため、歌詞カードをなくしてしまったCDは何枚もあります。

とはいえ、何についての曲なのかは気になります。

何度も聴いて文字起こしするにしても、英語とか混ぜていたり、発音があいまいだったりするとなかなか困難です。

Spotifyでは歌詞が表示されるけれど、Spotifyで表示される歌詞は「プチリリ」というサイトから引っ張ってきたものです。

便利といえば便利だけれど「プチリリ」は変換や入力の誤りがあるので一般のリスナーが投稿していると思われます。なので、あてにしすぎないよう気をつけています。

結論なんかありません。現場からは以上です。

 

あ、歌詞カードついでにいうと、サニーデイ・サービスPopcorn Ballads」発表時のポップアップショップでリリック・ポスターが配布されたようですが、下北沢行けばまだ入手できるんでしょうか

あかり、育つ(17年8月7日~)


8月7日(月)

帰宅すると母が寝ていたので、起きるのを待って沐浴。

沐浴後はミルクを飲ませて寝かしつけた。行為者は私だったり、母親だったり。

沐浴後にミルクを母親が飲ませている隙にシャワーを浴びる。

夕食後はベビーベッドの置いてある居間で過ごすのが定例。泣いたらあやして、泣かなきゃそのまま。

起きて泣くことはなかったので、私もソファーで寝る。

土曜に排便あったから本来なら今日あたりあってもいいのだけど残念ながらなかった。GRGRしてもいいのだけど本人に任せているから、なきゃないで仕方ない。

 

8月8日(火)

午前5時に目を覚ますと「あかり」がぐずって泣きそうだったのでミルクを準備し、冷ましている間にオムツを替える。ミルクを飲ませた後にGRGRしようと母親を呼ぶ。

母親が来るまでの間にウーウー唸り、何度か唸ったあとでビチビチ音がしてくさいにおいが、、、。

排便のあとは顔を近づけなくても臭うことを思い出す。顔を近づけて確認しなきゃいけない時は排便がないということ。

GRGRからオムツ交換に切り替える。くさい。くさいぞ。緑と黄色の混ざったものを拭いて新しいオムツを穿かせ、母親に世話を任せる。

くさいけれど、あると嬉しいのが娘の排便。

出勤するときはベッドで寝ていた。

妻の誕生日なので、病院に顔を出す。

先週末は高校生2人いたけれど既に退院していて、4人部屋を1人で使っていた。誕生日ということで医師と看護師から祝われていて、皆さんから寄せ書きを贈られ泣いていた。

とはいえ、翌日に飲む予定の薬をこの日の朝に用意されていたから怪しみつつも飲んだらやっぱり翌日に飲む薬だったそうで、飲んだために必要な数値が確保されず、正午スタートの点滴が午後5時スタートになったと言っていた。

点滴して坊主で、という妻の姿を客観的に見れば、やっぱり病人なんだなと思う。よくなってくれ。

帰宅後、沐浴。

いつもはこちらの夕食が終わるころには寝ていたけれど、この日は何だか寝つきが悪く起きていた。

抱きかかえると寝るからベッドに移すと起きてしまい、この繰り返しだった。

25時ころに泣いてミルクをあげた後も同じサークルに嵌り、なかなか寝なかった。抱いて寝たらベッドに置くのではなく、腕の中で眠りが深くなるのを待つようにしたら起きることなく寝ていた。

26時を回っていたので、Abemaビデオで「フリースタイル・ダンジョン」を視聴。裂固は今後の成長に期待するとして、呂布カルマはまだ全然見たりないし、何度でも見れる。

呂布カルマがいるなら今後もダンジョンからの脱出は厳しくなりそうだなと適当な感想。

「ことばのウエイトおじさん」と揶揄されているけれども「言葉の重み」とはどういうことだろうか。

定型ではなく、そこに。例えば、成りあがってジェット機買うぜとか豪邸建てるとかの定型ではなく、どんな形であれ「これが俺の人生だ」と言い切って、自分の人生を投影しているかどうかってことなのかなと思う。

築地で働いているフランケンに対して、俺はラップ1本で生活できているという呂布カルマ。「俺はラップ1本で生活できている」というのは誰にでも通用するフレーズではなく、相手がラップだけじゃ生活できてないフランケンだからこそです。フランケンはラップだけじゃ生活できず、仕方なく築地で働いている感を呂布カルマが見透かし、そこを突いた。

呂布カルマと対戦するなら、何を言えばいいのだろうか。ACEなら単純に技術と気持ちで押し切れるけれどもなぁ。

地方在住とか田舎者とか爬虫類顔とかじゃ弱いし、音源もSTUTSやDJ KRUSHのアルバムへの客演は良かったし、、、

 

8月9日(水)

日中は両親不在のため「産後ママヘルプサービス」に申し込み、来てもらう。

沐浴もしてもらっていたので、帰宅後することはなく、、、。

22時ころは既に寝ていたので「水曜日のダウンタウン」をオンタイムで観る。

「Supreme」の20周年Tシャツが25万円で、ギャルソンのコラボTシャツ着てるのがウヨウヨいるって狂った世界だよ。着てたやつはもれなくダサかったけどな。

パスポかなんかのアイドル推しTを着ていたタカシと電気グルーヴのTシャツを着ていたコカドには好感が持てる。

「あかり」は深夜3時ころに泣いたのでミルクを飲ませ、また寝かしつける。眠い。

夜は英語の勉強や読書をしようと思うのだが、テレビみたりモンストしたりしながらお菓子食べてると、その気が全くなくなっていくから色々改めようと思う。

 

8月10日(木)

 

8月11日(金・祝)

妻が外泊して帰宅してくるため、「あかり」を連れて病院へ行く。

病院から実家に戻る前にツタヤによって借りてたマンガを返却する。妻が暇な時に読む用に『バクマン』を読み進めているから続きの5冊と、自分用に『クローバー』を借りる。『クローバー』は「チャンピオン」を読んでいたときの連載分から5冊借りた。

この日の夜は私の実家で過ごし、土曜、日曜の夜は妻の実家で過ごすこととした。

夕飯を食べる前に職場から呼び出しがかかり、雨の中を出かけて処理する。

 

8月12日(土)

妻は白血球数が少ないので外泊中であっても注射を受けに病院へ通う必要がある。

そのため10時過ぎに家を出て「あかり」を連れて病院へ行く。病院内のセブンでマルチコピー機を構っていると職場から呼び出しがかかる。

妻と「あかり」をアパートに残し、処理に出かける。作業終わりに駅前でハンバーガー、ポテト、ステーキを買って帰る。

アパートで食べながら録画を消化してから、妻の実家へ向かう。

早速借りてきた『クローバー』を読む。面白い。41巻までの5冊は『ろくでなしBLUES』の大阪編や『クローズ』の終盤を思い出す、オールスターの登場する話しであった。続きが気になる。まだ連載してるのか?

妻の実家は繁華街に近いので、家に忘れてきた「あかり」用のベビーソープやベビーローションを買うついでに書店へ行く。

松尾スズキ『東京の夫婦』、戸部田誠『笑福亭鶴瓶論』目当てだったが、『笑福亭鶴瓶論』しか売っていなかった。いずれ入荷するにしても、発売日を知っている本はすぐに入手したくて、その欲求を街の本屋では満たせなくなっている。「POPEYE」で本屋特集を組んだとしても、新刊が発売日に入荷しない本屋は使い勝手が悪すぎる。

入手できなかった『東京の夫婦』を買いに大型書店まで行こうかとこの日は思っていたが、翌日になってそこまでの気力はなかったので結局Amazonに注文した。

 

8月13日(日)

午前中、妻の注射のため病院へ行く。

病院へ行く以外は家を出なかった。妻の実家で過ごす部屋にテレビはあるが、夜に「あかり」が寝たあとでは点けるのが躊躇われるので結局テレビを見ずに過ごした。

日曜日に見たいテレビは「ガキの使い」のみだが、その時間は寝ていた。

あかり、育つ(17年7月31日~)

7月31日(月)

帰宅すると日中「あかり」を見ていた母親がソファで寝ていたので、沐浴はあとからにして、自室で休む。

19時を回ったころに沐浴。

夕食後、「あかり」は泣くこともなく寝ているから1人で炭酸水で割りながらジンを飲む。

何から何まで意味なく思えて
紳士な振りして静かにのむGIN
いつかは誰もがやがては誰もが
死にゆく自分を愛せるだろう  「アンダーシャツ」Mr.Children


途中から濃いめが欲しくなり、ついつい飲みすぎてしまう。私自身は意味なく思っていなくてもジンを飲むが、桜井さんはしょっちゅう何かを嫌になっている。

くだらぬテレビ点けっぱなしで
明け方近くに思いついたのは
やめちゃおうかどうかで    「PIANO MAN

 

僕らの現状に取り立てた変化はない
いいこと「49」 嫌なこと「51」の比率
あまり多くの期待を もう自分によせていない
ときどき褒めてくれる人に出会う それで十分   「羊、吠える」

嫌になっているというよりは、悲観的な自分が前向きになるまでを歌にしていることがわかります。自己啓発ソングで括ると零れ落ちる物が多すぎるから、そんな乱暴な言い方はしませんけれども、、、。


8月1日(火)

水曜日に病院へ行くのが定例であるが、水曜の夜は夜勤の仕事があるので、火曜日に病院へ行く。


8月2日(水)

突発的な宿泊を伴う夜勤のため自宅には戻らなかったので、夜間のことは両親に任せた。


8月3日(木)

朝帰宅してシャワーを浴び、出勤する。泊まりあけだったので午後から休みをもらう。

帰宅して病院に行こうと思っていたが、結局昼寝をしてしまう。


夜、伊坂幸太郎「AX」を読み終わる。最高傑作なんじゃないでしょうか?

気持ちよくパズルのピースが嵌っていくのは伊坂幸太郎の本流で、そのことは本作でも共通しています。ただ、本作はそれだけに終わりません。

足を洗いたい殺し屋がいて、その呪縛から脱出し、さらには家族の話にまで踏み込んでいます。

親になって2ヶ月しか経ってないのに、感情が入りすぎてしまう。


8月4日(金)

妻が外泊するため、仕事終わりで病院に行く。

金曜の夜は私の実家に戻り、土曜の夜は妻の実家で泊まるという2泊3日の初日。

帰宅して、妻と「あかり」の沐浴。

夕食後は私の部屋で3人で寝た。


8月5日(土)

外泊しているとはいえ、不足している白血球を補うための注射をする必要があるということで、9時30分に家を出て病院に行き、そのあと妻の実家に向かう。

午後は妻の実家で過ごす。

夕方、沐浴してから1人で出かける。妻の実家からだと繁華街が近くていい。

妻が来週誕生日を迎えるのでケーキを買うのが主目的で、おまけとして書店に寄った。おまけではあるが、結構買い込む。

寄藤文平佐藤卓雪舟えま、せきしろ、角田陽一郎、shin、キクタンなど。


8月6日(日)

午前中、妻の注射のため病院へ。

夕方、予約していた内祝を受取りに行くため15時ころ出かける。内祝を受け取る前に、環ROYが寄稿している「花椿」をもらうため「CHANNEL BOOKS」へ。「花椿」をもらうだけの予定だったが、ノート付きの「スペクテイター」赤塚不二夫号、岡本仁さんの新刊、クラムボンの自主制作ep2を買う。

その後、駅前の書店で後藤正文「YOROZU」、長嶋有「もう死にたくない」、デルフォニックス×永井博のグッズ、スマホカバーを買う。テジュ・コール「オープン・シティ」は保留。他の本を読み終ったら、、、。

駅ビルで内祝を受け取って(14人分で40,000円!)、妻の実家に戻る。

妻と「あかり」を載せて病院へ行き、駐車場で妻を下ろして実家に行く。

夕食後、「あかり」は寝ていたので「全力!脱力タイムズ」を見る。その後、寝汗をかきながら寝る。

4時半に起きてミルクをあげた。


どんな本を買ったかの記述まで足すと散漫になってしまうから自主規制していたのですが、枝葉が増えて肝心の「あかり」の様子が減っていました。

毎日見ているのでなかなか細かい変化に気づきにくくなってるけれど、最近の「あかり」はといえば、、、

○ こちらが笑顔をみせると、そこに反応するのか「あかり」も笑顔を見せるようになった

○ 泣き叫ぶとは違う声の出しかたをするようになった。話しているのか?

○ 無駄に泣くことはなくなった。寝だせば、数時間は寝ているようになった

○ たまに寝つきの悪い時があるのは変わらず、、、。

○ 1日1,000ml飲んでも良いと言われたが、700弱くらいしか飲んでないような

○ 飲ませているのは「すこやか」で、2.6gで20mlできる。800g缶なので、計算すると6,153ml作れることになる。ということは、だいたい10日経たずに缶は空になる。1缶が2,000円~2,150円の間なので食費は月8,000円くらい。

 

2017年8月以降に音楽を聴くために必要な、たった1つのこと。

過去15年7月と16年9月に、それぞれの時点での音楽の聴き方を綴っていました。1年単位でまとめると、常に変化していることが分かります。16年9月と17年8月現在を比べても変化はありました。

16年9月に運用が開始された定額制音楽ストリーミングサービス、Spotifyを導入したことで、音楽の聴き方はガラリと変わってしまいました。これとこれとこの再生機を使っていると言いきれなくなり、Spotifyが中心になりました。

Spotifyスマホにダウンロードしてあるので、スマホからBlue ToothでCDプレーヤーと車内ステレオに飛ばして聴くようになりました。

毎週水曜日と金曜日に邦楽、洋楽それぞれの新作がリリースされるので、チェックすることが習慣になりました。新作をチェックして気になるのはダウンロードするのですが、洋楽を中心に新作の量が膨大であり、曲を覚えるまで聞きこむことは全くできておりません。

カルヴィン・ハリス「ファンク・ウェーブ・バウンシーズ」はCDを買ったので、車載プレーヤーに取り込みました。そのため、繰り返し聴いて曲を覚えることが出来ています。甘い!

Spotify以前の16年9月時点では、iTunesで購入した音源をCD-Rに焼いて再生していたのだから、手間のかかることをしていたものです。Spotify導入後は、iTunesで音源を買うことはなくなりました。

配信が中心となった今はどんなCDを買っているのか。

1.配信されない邦楽(Mr.Children「himawari」、銀杏BOYZ「エンジェル・ベイビー」、DJ KRUSH「軌跡」、、、)
2.買っておきたい邦楽(Cornelius「Mellow Waves」、Suchmos「F.C.L.S」、、、、)
3.日本盤の出た洋楽(カルヴィン・ハリスRADIOHEAD「OKNOTOK」Hyukoh「23」、、、)

CDを買う気持ちはありますが、そもそも売ってなかったり(Chance the Rapper、FUTURE etc)、売ってても輸入盤のみで歌詞・対訳が付いてなかったり(MIGOS、Lil Yachty etc)するとなかなか買う気になりません。

CDは、CDと文具も売ってる本屋で買いますが、在庫がなければネットで買っています。

「TOWER MINI アリオ松本店」がアリオ松本の閉店に伴い閉店することになり、「TOWER RECORDS長野店」は2011年に閉店しているため、長野県内のTOWER RECORDS上田市のイオンにある上田店のみとなりました。

欲しいCDが売っているCDショップは軒並み閉店しています。


洋楽については、歌詞・対訳・解説のついた日本盤があれば買っています。本当はMIGOSやFuture、Young Thug、Lil YachtyもCDとして手元に欲しいのですが、そもそもフィジカル・リリースしていないものも多いので買う枚数は多くなりません。

英語がしっかり読めるようになれば海外のあらゆるサイト(照沼健太さんがFUZEで紹介しているようなサイト)にアクセスするのですが、英語を学ぶためには何処から手をつけていいか分からず読めていません。

恐らく日本盤の出ないTyler,the creatorのアルバムについても、タイラーがTwitterで歌詞カードをアップしてくれています。

それそれ(Jay-z、カニエ、チャンス)のそういったスタンスの違いの面白さとかもインスタだのTwitterだので適当に情報集めて、GeniusとYouTubeSpotifyを同期させて、リリック追いながら曲を聴いたりすると超面白いんですよ。雑誌とかいらない。しかも世界中のヘッズやティーンネイジャーがそれやってるわけ。そりゃ、これだけ盛り上がるわな、アジア含め世界中から日本が孤立するわけだわっていう。

田中宗一郎さんもFUZEでこのように言っているし、16年末のぷらすと座談会で宇野惟正さんも言っていたように、英語を読めないと現在の音楽の面白さの何分の1かしか理解できないことになります。

Frank Oceanが世界の中心であるけれど、それは宇野さんの言っていることを鵜呑みにしているだけで、世界の中心である理由は英語を読めるようにならなければ実感できません。実際、Frank Oceanの何が凄いのか、宇多田ヒカルを音楽製作に戻すまでの力は何なのか全く理解できていません。歌唱力がそこまで突出しているようには思えないので、何かがあるはずです。

ほぼすべての洋楽が手中に収まった今、早く英語を読めるようにならなくてはいけません。田中宗一郎さんは「雑誌なんかいらない」と言っていますが、海外の雑誌記事は海外のサイトに掲載されるし、そこではThe WeekndやChance The Rapperが表紙を飾り、インタヴューを受けています。

世界の最前線にいるビッグアーティストの一次情報を知るためには、海外のメディアをチェックするしかないのが現在のリアルです。そしてそのほとんどは有志の翻訳すら作られません。「日本で海外のポップミュージックやカルチャーを扱ったメディアを作る/論評を書くには、英語を読めないとスタートラインにすら立てない」というのが自分の現状認識です。

照沼健太さんの言うとおりです。

日本人であるKOHHのしっかりした記事ですら、日本のメディアには掲載されず、海外の記者による英語で書かれたサイトでしか読めなくなっています。OBKRこと小袋成彬さんの記事も恐らく。

スタートラインに立っていない私からは以上です。

 

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あかり、育つ(17年7月24日~)

7月24日(月)

「あかり」誕生記念の飲み会を開いてもらったため、帰宅は21時ころ。

帰宅すると叔父が来ていて「太った」「弛んでいる」と言われる。その後、酔いもあってか、色々言われる。色々伝えていきたい気持ちはあるのだろうが、楽しそうな生き方ではないから憧れは持てない。

でも、生涯の一時くらいはギラギラしなくてはダメなんだろうなとは思う。全力でしたことがあったかと振り返ると、、、、。36歳。まだまだなのか。もうだめなのか。

日中は妻の両親が朝から午後4時くらいまで「あかり」を見ていてくれたという。が、来たのが久しぶりだったためか、ギャン泣きしていたという。

19時くらいのミルクの際に排便があり、23時に交換した際も排便があった。順調に出来るようになっており安心する。

 

7月25日(火)

最近「あかり」は日中を通して起きていることが多くなったと聞く。そうなのかと思いつつ、振り返ってみれば私が1日を通して「あかり」を見ている機会はないことに気づく。

例えば、土日祝日といった休みの日は「あかり」を連れて妻の見舞いに行くし、「あかり」を病院へ連れて行くために休みを取った際も妻のところに寄っている。

どこも出かけず家にいる日はないけれど、そういう日があったとして、そんな日に限って泣かれたりしたら大変だろうし、寝てくれって思うだろうな。

前日とは違って6時30分ころ帰宅したので、早々に「あかり」の沐浴。

17時にミルクを飲んだばかりというから19時の風呂上がりのミルク量は80mlに減らしたものの足りない雰囲気を出してきたので40ml追加する。

食事後は私が「あかり」を見るのだけど、なかなか寝ないので21時ころに60mlのミルクをあげたらすぐに寝た。

若林正恭「野良犬と表参道のセレブ犬」読了。

樋口毅宏の復帰作や坪内祐三さんの連載や古賀史健による燃え殻「ボクたちはみんな大人になれなかった」書評などが載っているから買った「小説現代」8月号。早速、樋口毅宏ノヴァーリスの銀行強盗」から読みはじめる。


じきに寝てしまう。

 

7月26日(水)

仕事帰りで病院に寄る。

 

7月27日(木)

保健師の訪問があり、「ミルクは泣いたときでいい」「ミルクは1日1,000mlを超えなければいい」という助言を母親経由で聞き、妻に伝える。

すると、離乳食を与える段階になって生活のリズムが狂うのではないかと心配したメールが来る。ネットには定期的に与えるとあったとか。

ポスト・トゥルースは子育てにも及んでいます。赤子の意思決定能力が未発達なのをいいことに、どのやり方も正解であるように思います。

子育ての主体となる自分が入院していて手を出せないというもどかしさは分かる。分かるけど、ミルクだけ与えている限りにおいては、多少生活のリズムが狂うのは仕方ないとして、任せるしかないのではないかと思う。

 

7月28日(金)

前日の内容を保健師に確認すれば、「最低3時間おきというリズムは守る必要がある」と言われる。今までどおりだった。

小児科の診察があるため、お昼で帰宅。

先週行った血液検査の結果を聞くための受診。

簡単に言うと、胎盤を妻と共有していたので、妻と同じ病気になっていないかの確認のため。結果は異状なしであったから、とりあえず安心する。

「あかり」は出生直後に輸血を行っているから3ヶ月経つとHIV感染などの検査を行うことになっているらしく、次回はまた採血を行う事になる。また泣くのかな。

診察が継続しそうなので診察の際に予防接種を行ってもらえないか頼み、了承を得る。

診察終わりで「あかり」を妻に預けて、病院の外に出る。

伊坂幸太郎「AX」、南Q太「Pop Life」、銀杏BOYZ「エンジェルベイビー」を買い、病院に戻って、「AX」を読みはじめる。

「AX」は、「グラスホッパー」「マリアビートル」に続く「殺し屋シリーズ」で、前2作は長編であったが今作は「兜」という殺し屋が主役の連作短編集。

1話目の「AX」は「野生時代」2012年1月号付録の文庫本で読んだことがある短編だったので思い出しながら読んだ。

「チルドレン」(04年)から「PK」(12年)までの16作はきっちり追えていたけれど、それ以降は読んだり読まなかったり、買ったきりそのままだったり。

☓「夜の国のクーパー」(12年)
〇「残り全部バケーション」(12年)
〇「ガソリン生活」(13年)
〇「死神の浮力」(13年)
〇「首折り男のための協奏曲」(14年)
〇「アイネクライネナハトムジーク」(14年)
☓「キャプテンサンダーボルト」(14年)
☓「火星に住むつもりかい?」(15年)
☓「ジャイロスコープ」(15年)
☓「陽気なギャングは三つ数えろ」(15年)
☓「サブマリン」(16年)
?「AX」(17年)

5連勝のあとに5連敗という、逆「さわって・変わって」状態。

6敗している作品も買ってはあるんだ。買ってはあるから、いつでも逆転できます。

6連敗を阻止するため「AX」は読もうと思う。

 

7月29日(土)


10時ころから病院。

 

7月30日(日)

朝、オムツを替えたら排便あるのを確認した。中1日ペースが守れているのでGRGRして誘発するのを取りやめている。

午前中は仕事(作業)。

午後は病院に行くのを休もうかとも思ったが、妻から乞われたので行くことにした。

病院での合間や行き帰りに「すこやか」のスティックタイプを探すのだけれど、どこにも売っていない。ミルクまでAmazonで買わなければいけないんだから小売業の衰退も当然と思える。製品の多様化に小売りは付いていけてないから、Amazonは少数派を救ってくれている。

近所で売ってるものは近所で買うべきだし、売ってない物はAmazonで買えばいいと思うので、皆さんもそうしてください。村上春樹やエグザイル48をAmazonでも1位にする必要はありません。

樋口毅宏「おっぱいがほしい!」


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週刊新潮」に2016年5月から1年間連載された本作は、2015年11月2日に産まれた長男を同年12月15日から2016年12月29日にかけて育児する日々をまとめた作品です。

樋口毅宏の著作で読んだことあるのは「タモリ論」「さよなら小沢健二」と「ドルフィン・ソングを救え!」。氏の小説は、サイン入りの文庫を含めて何冊も買ったことがあるけれど読み通せた小説は1作のみ。「ドルフィン・ソングを救え」は全然面白くなかったけど、「タモリ論」「さよなら小沢健二」は面白く読めました。

氏の小説は多様な引用が特徴であり、巻末に参考文献としていくつもの作品名が並ぶのが通例でした。そういう読者からすると、「おっぱいがほしい」は氏の著作の中では最もサブカル濃度が薄く、引用も限られています。

小説という創作とは異なり、日々の瞬間瞬間のことを切り取っているためだからでしょう。

自分でも書きはじめた育児日記において、育児の割り合いはどんどん減り、今ではメモ程度になっています。見飽きることはないけれど、発見や成長が常にあるわけでなく、本人は言葉を発しないし、動くこともないから、育児のことだけで毎日書き続けることはなかなか困難なことです。

そのことは本書「おっぱいがほしい」においても同様です。

息子・一文に対しては期待と愛情どちらかの言葉が注がれており、子を持つ親として理解・共感する一方で、読者としてはその平和さに対して退屈さを感じてしまいます。

一方、妻である弁護士の三輪記子さんには、愛情と憎悪と軽蔑と好奇が入り交じる多彩な言葉の銃弾を浴びせています。

真鍋かをりさんが寄稿した書評も、共演していた三輪記子が“やべえヤツ”であると発覚したことの驚きと、その後の交流の楽しさに重きがおかれていました。

ついでにいえば、真鍋かをりも育児エッセイを出せばいいのにと思うけれど、旦那・吉井和哉のイメージを守らなければいけないから、永遠に出ることはないんだろうな。吉井和哉の前妻の子どもとの関係とか、育児への協力具合とか興味あるんだけどな。

妻である三輪記子の性豪ぶりを紹介する一方で、妻の口を介して著者がデカチンであることが判明します。声が高く、ナイーブさを装う一方で、性欲旺盛な妻からの要求を断らない著者自身も十分に性豪であることがわかり、結局は似たもの夫婦だったわけです。

エロ本編集という出自と著者の風貌が噛み合っていないように感じていましたが、エロ本編集者は適職だったのだと思った次第です。そういえば、「日本のセックス」という著作もありました。

一般的には「育児エッセイ」に分類されて「ほのぼの」を期待されるのでしょうが、正確には「デカチンがヤリマンと結婚して、育児をすることになった話」です。

書きおろしとして挿入された4つの長めの文章を読むと出会いから妊娠、出産にいたるまでのことが自主規制はないのかと思うほど赤裸々に書かれています。きれいごとに終始しないところが信用できるなと感じます。

町山智浩さんによる、容赦ない装画も楽しめました。3点選ぶなら子育てを楽しかったと回想した2点と、サニーデイ・サービス「セツナ」MVからの1コマ。

 


2016年9月に「太陽がいっぱい」刊行に際して断筆宣言をした著者ですが、「小説現代」8月号に短編「ノヴァーリスの銀行強盗」が掲載されています。

個人的には「小説家・樋口毅宏」が復帰する必要はないと思わされました。

東大の院生(童貞)が論文を認められなかったことに激昂して教授を射殺し、そのまま銀行に籠城。ニコ生で言語学についての演説を放つが、警察が好きな女性を連れてきてそのまま2人でチョメチョメかと思ったら、女性の仕草から処女でないと絶望し、そのまま夢見心地で終わる、というストーリー。

薄すぎて驚きました。私が買っていた作家の最新作がこれかと。

作中でオリラジ中田や櫻井よし子、百田のことを批判しますが、そんなことを創作した人たちにやらせるなよと思ってしまいました。

言語について説明するくだりは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」と何が違うのでしょうか?構造的にはまったく同じであり、小説の皮を被った自己啓発書です。

あかり、育つ(17年7月17日~)

7月17日(月・祝)

昼前から「あかり」を連れて妻を見舞う。

妻は午前中に院内の床屋で坊主にしてもらっていた。

夏用のニットキャップは隙間が多かったので、その下に冬用のニットキャップをかぶせることになった。

後頭部を見る限りでは髪が全て抜けきっているわけではなく、髪が多めのマダラになっていた。頭の形が悪くないので、羨ましい限り。

大久保嘉人のように自分も坊主にすることも考えているが、まだ妻の病気や状態を公言していないのではばかられている。思い切りの良さが欲しい。

正午前に家を出たけれど病院に着いたのは12時30分近くで、早速「あかり」にミルクを与えることになった。妻に任せようとしたけれど点滴の時間になってしまったので私がミルクをあげる。

冬用ニットキャップはきつめだったので、バンダナを巻いた。バンダナキャップが簡単そうなのでZOZOで注文することにした。バンダナキャップが店舗に売ってればそっちで買うけど、Right-Onには売ってるか不明。店舗に行って無くて落胆するくらいなら、最初からネットで買うわ。


その後は、寝たり、本を読んだりして、17時ころ病院をあとにした。

帰宅後は沐浴→ミルクというルーティーンをこなし24時まで付き添い、父と交代して寝た。

 

樋口毅宏「おっぱいがほしい」読了。

 

7月18日(火)

前日にZOZOで確認したバンダナキャップが売り切れたのか検索しても出てこない。買えなくなった。

定例をこなしたあとは、スマホでゲームをしてた。いい加減終わりにせねばと思う。

24時を回り、36歳になった。

ミルク前にオムツ交換をしようと確認したらうんちしてあって驚く。いつのまにしたんだ、お前は。

2日間は便秘でも放っておく方針を取り始めたから、うーうー唸って踏ん張っている時はがんばってくれよと思っている。血液を全身に巡らせるためという理由もあるらしいから、宿便に悩んでいるから唸っているわけではないのかもしれない。

排便の時の音を確認できればすぐに取り換えるのだけれど、なかなか確認できた試しがない。

オムツのマジックテープをはがした途端におしっこ出たみたいで服が濡れてしまう。

着替えさせてミルクをあげてから父と交代して寝た。

 

7月19日(水)

帰宅後に妻を見舞う。

見舞う前に、ツタヤでコミック(宇宙兄弟暗殺教室、RIN)をレンタルして、しまむらでバンダナ買って、洋菓子店でケーキを買う。

コミックレンタルは、妻が暇な時間に読んでもらうため。家にあるのは妻の好みに合わない物が多いのでレンタルを利用することになった。10冊で540円。宇宙兄弟暗殺教室は途中まで揃えていたんだけれど、売り払ってしまったもの。渡したら読んだことあると言われてしまう。

坊主になった妻に用意したニットキャップの編み目が緩く地肌が見えてしまうので、地肌にバンダナを巻くようになった。「オリーブ」のムック本についていたバンダナだけでは足りないので買い足す。バンダナは1枚500円くらいで買えることを知った。使いみちはあまりないけど。

ケーキは私が誕生日なので、妻と食べるために買った。職場近くの店が定休日だったので、他の店をググったら病院近くの狭い路地の商店街の一角に案内された。幾つも種類があるので、また出向きたい。

妻はまだ自分の坊主姿を直視できなくてシャワーを浴びても髪を洗えていないという。そのためタオルで頭を拭く。タオルに抜けた短い髪が無数に付着した。

後藤正文「朝からロック」が掲載されている朝日新聞を行く時に買い損ねたので、帰りにコンビニに寄る。行くコンビニことごとく置いてなくて、5、6軒ハシゴする。そんな苦労した新聞だが買ったことにひとまず満足して、帰宅後は読まなかった。切り抜きしてるので、そのうち読みます。

20時30分ころ帰宅。食事して、沐浴させる。

深夜2時15分ころミルクの予定だったが、アラーム鳴っても体が動かず「あかり」の泣き声で何とか体を動かす。

 

7月20日(木)

 

7月21日(金)

午後「あかり」の採血のため病院へ行く。待合スペースでミルクをあげてたら看護師が来て「あかり」を連れて行ってくれる。

診察室から「あかり」の泣き叫ぶ声が聞こえたような気がした。

待合スペースに「あかり」を届けてもらい、診察室に入ることなく終了。

診察終わりで妻の病室に顔を出す。

 

7月22日(土)

昼前から「あかり」を連れて病院へ見舞いに行く。

「あかり」を妻に任せて外に出て、味噌ラーメンを食べた。

 

7月23日(日)

昼前から「あかり」を連れて病院へ見舞いに行く。

「あかり」を妻に任せて外に出て、ざるそばとミニ天丼セットを食べた。

その他、作業着やミルク(すこやか)、ハト麦茶とジャスミンティーのティーバック、ジンなどを買う。

ミルクの缶は2,000円くらい。入院時に「すこやか」を飲んでいたので退院後も「すこやか」を飲ませている。

「あかり」のアゴの辺りがかぶれていることに気づく。ミルクをこぼした後はティッシュで拭くだけなので、そのためかもしれない。

「お尻拭き」を使うことを提案したが、妻から抵抗感あるような内容のメールが来る。