ブルボン小林「ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論」

2008年5月に「週刊文春」で隔週連載がはじまった「マンガホニャララ」。単行本としては3冊目にあたる本作。2018年10月とある「あとがき」は「まだまだ連載は続く(多分)し、評の言葉を届けたい。漫画を愛するすべての皆さん、どうぞ応援よろしくお願いします。」と締められていますが、その後、年内で連載は終了を迎えました。

前作「マンガホニャララ ロワイヤル」の読者プレゼントでピノコの手拭いを頂戴した御礼を込めてはなむけの言葉をまとめます。


2つのカウンターによって、「マンガホニャララ」は特別な「漫画評」となっていました。

1発めのカウンター。
「枕のある、コラムのような書評」

 朝日新聞読書欄に掲載され書評の書き出しを引用します。

 夏休み、自主練で登校していた水泳部の女子高生がプールから戻ると、部室のロッカーから制服が消えていた。いじめか!?と思いきや、たまたま知り合った育休中の女性警察官の見解は外部の犯行。はたして真相はーーという表題作はじめミステリー仕立ての5編を収めた短編集。
「制服ぬすまれた」衿沢世衣子 / 評者:南信長

 

表題作は第21回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。
「電話・睡眠・音楽」川勝徳重 / 評者:山脇麻生

 

字数制限(500字)あるし、余計な遊びがないのは理解している。だから余計に、ブルボン小林の遊びが印象深くなります。

 2018年のマンガ賞で3冠を獲得した鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側」を紹介した回の冒頭を引用します。 

 

 大谷君はメジャーの新人王を獲れるだろうか。
 野茂は大リーグ1年目で活躍し、95年の新人王を獲得したが、地元メディアの一部は「果たして彼は『新人』だろうか」と疑義も呈した。そりゃあ、そうだ。野茂の活躍から二十余年。大谷君は最初から新人という目で見てもらえないかもしれぬ。
 『メタモルフォーゼの縁側』をめくって、野茂の新人王を思い出した。鶴谷香央理の初の単行本だが、めくれば「うまいねぇ」どころでない、剛球の風圧にたじろぎ、本当に新人か?と疑いさえ抱く。
(18年5月27日号)

 
2発目のカウンター。
 「語りたいと思ったらどんなマンガでも紹介する」

年末に発表されるベストにランクインするマンガは総じて1巻で完結する作品や、数巻しか刊行されていないマンガばかりです。

雑誌「フリースタイル」このマンガがすごい!のベスト10入りした作品のうち9作品が1、2巻しか出ていませんでした。残り1作は、7巻で完結した「あれよ星屑」。

マンガを紹介する人は、先物買いというか、自分が目利きであることを証明したがるので、ついつい出たばかりの作品に注目してしまいます。

「ワンピース」や「はじめの一歩」、「弱虫ペダル」、「キングダム」は今だって面白いはずですが、今年面白かったマンガとしてランキングに入ることはありません。

ドラマ化されたら雑誌で紹介されないし、ランキングにも入らないのです。

「マンガホニャララ」では、このことに対する明確なアンサーを打ち出しています。

「あのとき熱く褒めていた人たちにいいたい」というタイトルの回で「僕だけがいない街」を、「ドラマは終われど、連載は続く『重版出来!』」で「重版出来!」を取り上げています。

ブルボン小林はマンガとあれば、何にだって手を延ばし、なんだって読みます。一時代を築いたマンガだけでなく、雑誌で紹介されなければ、年末のランキングにも乗らないようなマンガを。例えば少女コミックだったり、ゴルフ雑誌に連載中のゴルフマンガ、麻雀を扱ったマンガ、教師が原作の教育マンガ、「白竜」のような読者の9割9分が男のようなマンガなどを。


ちょくちょく週刊文春で連載を読んでいたこともあり、「ザ・マンガホニャララ」を通して読んでこのマンガ読みたいなと思ったのはありませんでした。本書がレコメンドとして機能しているかは疑問ですが「マンガ評」としては金字塔を打ち建てたのは疑いようがない。

好きなマンガを読んで、好きに語っていけばいいのだと勇気づけられる一冊です。

 


「マンガホニャララ」は「週刊文春」での連載が終わるだけでなく、単行本は連載元の文藝春秋ではなく「クラーケン」から刊行されました。要は、マンガ評は売れないと判断されたわけです。

「マンガホニャララ」と隔週で載っていたいしかわじゅんの連載も終わったので、マンガを紹介している紙メディアは、朝日新聞と週刊SPA!テレビブロスくらいになりました。

まだ間にあう!「ラップスタア誕生!」Season 3

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「ラップスタア誕生」とは、どのような番組か?

年始にAbemaTVで「フリースタイル・ダンジョン」の特番を見終えた時に紹介された「ラップスタア誕生」を見て、まんまとはまってしまいました。

この番組はAbemaTVで放送されている、楽曲を審査対象としたオーディション番組です。

「フリースタイル・ダンジョン」はフリースタイルラップバトルですが、こちらは楽曲制作に焦点をあてています。


審査の流れ

オーディション参加者は、番組公式サイト上にある「トラック(音源)」から1曲選び、 即興フリースタイルではなく、自らのLIFE(生い立ち)を投影し練り上げられた「自己紹介リリック」をその「トラック(音源)」に乗せたパフォーマンス動画を投稿します。この投稿された動画で1次審査がおこなわれます。

Season 3のトラック提供者は、DJ Mitsu the Beats、CHIVA from BUZZER BEATS、Gradis Nice、JJJ、ZOT on the WAVEといった面々。

ペンとノートがあればリリックはかけるけれど、良いトラックを作るにはそれなりの学習や才能も必要になります。トラックを提供することは画期的であると思う。若い才能にロイター板を与えるようなことです。

「フリースタイル・ダンジョン」のビートはクラシックばかりですが、新しい才能に新曲を提供する。

この番組は意志を持って未来を作ろうとしていて、そこに心が動かされます。


(1)事前審査

  オーディションに応募してきた約300名から30名に絞る
  

(2)1次審査

  事前審査通過者30名のオーディションに応募してきた動画を全員で確認し、10名に絞る。

  「フリースタイル・ダンジョン」出場経験のあるHARDYやJ平、HIBIKIもいたが、ここで脱落。
  
(3)2次審査

  1次審査通過者10名のもとをRYUZOが訪ねていき、生い立ちやら何やらを聞く。

  同時に、応募時の楽曲をブラッシュアップさせ、映像もスタッフが撮影しする。ここで2名脱落。

(3)3次審査

  河口湖で合宿しながら楽曲を制作する。トラックごとに2人ずつ分けられ、どちらが良かったかを審査する。

  8名が4名に絞らることになるが、敗者復活戦があるとのことなので、最終審査進出者は5名?

(4)最終審査

  ライブハウスに客入れをし、ライブを見て審査する。

1月23日放送回では敗者復活戦が行われることが予告されており、30日放送回ではいよいよ会場をライブハウスに移しての最終審査が行われるとのことでした。

合宿審査のところからはAbemaTVのビデオで視聴できるので、見て追いついてください。


Season 3の優勝者を予想する

・¥ellow Bucks
・Flight-A
・SANTA WORLD VIEW
・Joseph Blackwell
・敗者復活

Season 1では、盛り上げることのままならなかったLIL CRAZYとTohjiのあとで、観客を沸かせたDAIAが優勝をかっさらっていきました。

Season 3で残っている4名はもうプロでやっていけそうな実力があり、誰が1番手でも客席は沸くでしょう。Season1はDAIAとWILYWNKA(Willy Wonka)の接戦になりましたが、今回は4人のうちだれが優勝しても納得できるので、審査は割れそうです。

だから、あとは好みの問題です。

私は、¥ellow BucksとFlight-Aを推しています。Flight-Aは所属するGREEN KIDSがブレイク前夜という位置まで行っているので、どちらかを選ぶとすれば、¥ellow Bucksが優勝してほしい。

 

「ラップスタア誕生」は審査に納得できる

Kダブシャイン(審査員長、KGDR)、ANARCHY、HUNGER(GAGLE)、SEEDA、伊藤雄介(Amebreak編集長)といった日本のラップの黎明期から活動されている4人+ラップに詳しい編集者の計5名が審査員です。

「フリースタイル・ダンジョン」ではバトル後に審査員1人から意見を聞くだけですが、「ラップスタア誕生」では1つの楽曲に対して、審査員5名全員が意見を言います。SEEDAは「良かった」「文句ない」「コメントできない」等あっさりめですが、HUNGERと伊藤雄介は細かい分析を行い、KダブとANARCHYは中間くらいの分量で意見を発します。
コメントは歌唱のカッコよさだけでなく、リリックの内容への指摘もあり、このような見方をするのかと学ばされることが多くあります。

印象に残るコメントを引用します。

Kダブシャイン「ケンドリック・ラマーから引用しているけれど、オリジナルであることに重きをおいていないんだな」

伊藤雄介「ヒップホップへを女性に例えて歌った曲は多くあるので、切り口としては新しくない」


オーディションを経て、出場者のその後を知ると、ANARCHYは面倒見が良くて驚きます。

LEON a.k.a 獅子やMC小法師を自分のイベントに呼ぶだけでなく、WILYWNKA(Willy Wonka)とは自分のレーベルと契約したりしています。

WILYWNKA(WillyWonka)がANARCHYの新レーベルと契約。1stソロ・シングルが配信開始! | NEWS | Amebreak[アメブレイク]


オーディションに応募する若者の人生が垣間見れる

順風満帆な青春を謳歌している若者よりも、不遇をかこっている若者が目につきます。ラップやヒップホップに心奪われたのは応募者みんながそうなんでしょうが、ラップがなければギャングになっていたんだろうと思わせるBAD HOPの面々のような応募者がいます。

親がミュージシャンのjumaや主婦であるchiyokoや渡辺美奈代の息子とかは稀なほうで、片親だったり、両親ともいなかったり、鑑別所に入ったことがあったり、進学校で週刊誌沙汰となった事件の首謀者に仕立て上げられて退学した人がいたり。中学生のRYOUGOUは、父親は刑務所に入っていて次の兎年(2023年!)に出所するとラップしていました。

都築響一の『ヒップホップの詩人たち』に出てきたラッパーたちのようでもあります。


Season 3のhMzとジョセフ・ブラックウェルは高校生ラップ選手権に出場経験がありますが、過去シーズンのWILYWNKA(Willy Wonka)やLEON a.k.a.獅子も出場者です。

また、Season 1のWILYWNKA(Willy Wonka)、Season 3のマイドリとRYUGOはHIDADYの経営する一二三屋周りの人たちです。

似たようなルートで世に出てきてんだなと思ったりもするけれど、それ以上に切磋琢磨できる土壌ができていることに期待を持ちたい。

 

 

Season1を後追いで見て、Season 2とSeason 3も探しているけれど全然ありません。Season 2からMCが吉本興業所属タレントになったのですぐに削除されているんだろうと思います。

 
司会進行
メインMC(Season1):若林正恭(オードリー)
メインMC(Season2、3):斎藤司トレンディエンジェル
アシスタントMC:岡本夏美
ラップスタァ誕生 立案者:RYUZO


ファイナルステージ進出者
Season 1
2017年5月5日~9月2日

 DAIA
 Willy Wonka
 JIROW WONDA(MAS)
 Tohji
 LIL CRAZY(=矢島愛弥/渡辺美奈代の長男)

トラック提供
NAOtheLAIZA、DJ PMX、I-DeA、DJ KM、DJ WATARAI、LostFace(BCDMG)

Season 2
2018年2月7日~6月27日

 LEON a.k.a. 獅子
 MC小法師
 Natural P
 マイドリ
 LIT0

トラック提供
DJ MITSU THE BEATSGAGLE)、Chaki Zulu(YENTOWN)、理貴、estra (a.k.a. OHLD)、Automatic(ゆるふわギャング)

わたしの1週間(2019年1月)

2018年6月に続き、 わたしの1週間 をまとめました。

要するに、これが私の情報源の8割です。残り2割はTwitter

< 毎日 >

テレビ 「0655」~「シャキーン!」~「はなかっぱ」~「デザインあ」~「ピタゴラスイッチ」~「コレナンデ商会」

 7時15分から7時30分までは「はなかっぱ」&「デザインあ」を見ないで「ZIP!」に変えている。

 「シャキーン!」の人選は素晴らしいですよ。毎月「シャキーン!ミュージック」として新曲が流れるんですが、月はじめは過去の曲が流れます。1月10日は「72億分のあの人」。うたと作曲は中村佳穂。2018年にリリースした初のフルアルバム「AINOU」が絶賛され始めている中村佳穂を2015年に起用していたって、アンテナの感度良すぎるだろう。。。

ウェブ 本の雑誌「高坂浩一の新刊番台(岩風呂)」
 月曜から土曜までほほ毎日11時ころにチェックしている他「炎の営業日誌」も更新されていないかチェックしている。新刊番台やコミックナタリーの単行本発売情報のようなもののCDバージョンをナタリーで作ってほしい。

メルマガ ビジネスブックマラソン
 ビジネス書を紹介するメルマガ。毎号1冊のビジネス書が紹介され、毎日発行されている。なので、毎週1冊くらいは買いたいものがでてくる。

ウェブ the sign magazine
 更新頻度が一定ではないので、とりあえず毎日チェックしている。

ウェブ シンラ
 CDリリースにあわせたインタビューチェックのほか「ギョーカイ列伝」の更新も楽しみにしています。

ウェブ ナタリー
 CDリリースにあわせたインタビューをチェックしているけれど、最近のラインナップは物足りない。

 ミュージシャンのインタビューはロックの人ばかりになってしまっていて、私の聴いている人はあまり出ないのでロキノンは買わなくなってしまったし、ムジカはディスクレビューだけ読んでインタビューは読んでない。
 ナタリーはロキノンやムジカと登場する人選が似ているので、キッド・フレシノが出たりするシンラに期待している。


< 月曜日 >

 


< 火曜日 >

ウェブ  「今週の編集部まとめ」(シンラ)
 ほぼ音楽作品の紹介ばかりなので本をもっと紹介して欲しい。

テレビ 「7ルール」(フジ)
 録画しておいて他に見るテレビがないときに見てます。本にまとめてほしい。

テレビ 「フリースタイル・ダンジョン」(テレ朝/Abema TV)
 テレビ朝日で火曜日深夜の放送直後か同時にAbema TVで放送されているものを、水曜日の起き抜けにAbema Videoで見ている。
 年始の特番はまた初代のR-指定やDOTAMAらが出てきてたけど、バトルから離れているためか前に出てきた時よりもピリピリしていなかった。R-指定は緩急のつけ方がうまい。
 正社員が指摘しているように、バトルに出るラッパーは固定されてきている。ダンジョンの年末特番も出るメンツは固定化されている。2016年末の特番に呂布カルマが出たときのインパクトを超えることはもうないんだろうな


< 水曜日 >

Spotify 新作配信日(邦楽)

テレビ 「水曜日のダウンタウン」(TBS)
 録画しておいて翌日木曜日の起き抜けに見ている。

テレビ 「ラップスタア誕生」(Abema TV)
 「フリースタイルダンジョン」と同じくラップをテーマにした番組だが、こちらは音源がメイン。ここ4回は8人残ったラッパーが同じビートで対戦している。私は¥ellow Bucksを推しているので次回1月16日が待ち遠しい。番組にビートを提供しているjjjが最終選考の公開収録にゲスト出演するという。


< 木曜日 >

ウェブ 「Dモーニング」(講談社
 欠かさず読んでいるのは、「GIANT KILLING」と「宇宙兄弟」。「ハコヅメ」「イチケイのカラス」はあとからまとめて読んだりしている。

メルマガ「Webでも考える人メールマガジン」(新潮社)
 「新潮」の編集も兼務している「Web考える人」編集長による1週間分の日記。
 このレベルでカルチャー(本、映画、映像作品、、、)に接することができれば、と私なんかは思う。

テレビ 「プレバト」(TBS)
 タイトルの意味がよくわからない番組。同じく浜田雅功さん司会の「格付けチェック」は目利きとしてのランクづけで、「プレバト」は自分の作品がランク付けされる。どっちが面白いかと言ったら、そりゃ「プレバト」の方が面白いに決まっている。

テレビ 「アメト--ク」(テレ朝)
 腹が爆発することはないが、料理やマンガ以外の回は毎回70点は越えてくる。 

テレビ 「ゴッドタン」(テレ東)
 テレビ東京で1時間、2時間の枠で放送されたスペシャルんも私の見てる曲では30分ずつ切り取りながら放送される。放送されるのも時差があるから、TVerに頼ることも多い。


< 金曜日 >

Spotify 新作配信日(洋楽)

メルマガ 「松尾スズキの【のっぴきならない日常】」
 1月4日配信分がVol.354で、最初の試用期間から読んでるので、もう7年間も購読していることになる。

テレビ 「全力!脱力タイムズ」(フジ)
 ゲストコメンテーターごとに企画内容を変えているという手間の掛け方が凄い。シェリー、オリラジ藤森、和牛ゲスト回が印象に残る。

ラジオ 「バナナマンバナナムーンGOLD」(TBSラ)
 radikoありがとう。3時間の視聴時間が過ぎて聞けなくなった時は、TBS以外のネットしている曲から聴いている。

ラジオ 「SOFA KING FRIDAY / PUNPEE」(J-Wave
 radikoありがとう。フィジカル化されていないPUNPEEの音源がほぼ毎週かかる至福の時間。とはいえ、聞くのをもったいながっているうちに聞き逃すことも増えてきた。


< 土曜日 >

テレビ 「デザインあ」(Eテレ)

テレビ 「YOUは何しに日本へ?」(テレ東)
 ゴッドタンほどひどくはないが、約1ヶ月遅れで土曜の昼に放送されている。

テレビ 「99人の壁」(フジ)
 入社間もない若手が企画をだして、企画が通って、自分がやるようになったと「新春テレビ放談」で言っていた。

テレビ 「おぎやはぎの愛車遍歴」(BS日テレ
 若い人が出て来れば見る。最近はあまり見てないけど、木下優樹菜の回は面白かった。

新聞  朝日新聞
 読書欄目当て。

新聞  日本経済新聞
 読書欄と別刷りのランキング目当て。


< 日曜日 >

テレビ 「ボクらの時代」(フジ)

テレビ 「消えた天才」(TBS)
テレビ 「ジャンク・スポーツ」(フジ)
 この2つは見たり、見なかったり。「消えた天才」はついつい見てしまう。

テレビ 「いだてん」(NHK)
 大河ドラマ見なれてないからあれだけど、時代考証しました/時代考証が間違ってますがうっとうしい。初回でいうと、番組側からの「天狗倶楽部」の略称「TNG」とか金栗四三の帽子の染料が垂れたとか、Twitterでのバスの色が違うとか。こんなのは興味ないんだ。
 横尾忠則がポスターでペットボトル持たせてるドラマなんだから、とやかく言うなよ。

テレビ 「ダウンタウンガキの使いやあらへんで」(日テレ)

テレビ 「関ジャム 完全燃SHOW !」(テレ朝)
 いしわたり淳治さん目当てだったが、最近はベスト企画以外にも出演されるようになった。

テレビ 「情熱大陸」(TBS)
 18年は、中村アンさん、野﨑舞夏星さん(女子相撲選手)、齋藤飛鳥さん(乃木坂48)の回を見た。

新聞  毎日新聞
新聞  読売新聞
 前日と同じく、読書欄目当てで新聞を買っている。


< 雑 誌(毎号) >

月2「イブニング」(講談社
 小林賢太郎「ハナウサシリシリ」連載開始となった1月8日発売号より

月刊「本の雑誌」(本の雑誌社
 定期購読している

月刊「MUSICA」
 ディスクレビュー目当て

月刊「GINZA」(マガジンハウス)
 松尾スズキさんの連載目当て

月刊「TV Bros.」(東京ニュース通信社
 月刊になって近くのコンビニが取り扱ってくれるようになったので、入手するのが楽になった。

月刊「波」(新潮社)

月刊「ちくま」(筑摩書房

隔月「ケトル」(太田出版

季刊「Rolling Stone」

季刊「フリー・スタイル」

 

< 雑 誌(不定期) >

「POPEYE」(マガジンハウス)
 やけのはら氏の連載が終わったので毎号買うのはやめた。

Quick Japan」(太田出版
 10ページ以上読みたい企画があれば買う。

週刊文春」(文藝春秋
 ブルボン小林「マンガ・ホニャララ」の連載が終わったので立ち読みもしなくなった。
 坪内祐三「文庫本を狙え」は3年か4年ごとにまとまる単行本を待っている。

 

< まとめ >

私の1週間は、ダウンタウン(特に浜田)、バナナマン、ラップを中心に回っている。

文章では、坪内祐三松尾スズキ、宇野維正の3人の追っかけである。

近くの本屋ではマンガと雑誌くらいしか買うものがないので、店頭で刊行の情報を得ることはほとんどない。

BOOK OF THE 2018

2018年に読んだ冊数は47冊。月平均3.9冊。目標は週1冊なので、5、6冊読み足りなかった。

 

音楽やマンガ、ドラマは細かく記録をつけないと何を見聞きしたか忘れてしまいます(映画は1本も見ませんでした)。

本は読み終わるまでに一定の時間がかかるし、何より「読書メーター」で記録するのが習慣になっているので、2018年に読んだ本の一覧を把握できます。

何冊読んだうちのベストなのかを開示するのがフェアだと考えているので、冊数や細かい順位も開示します。

 4段階でランクづけしました。読んだ直後は「最高!」と思っても、あとから振り返るとそうでもないなと思いなおしたりしますね。

 

今年残念だったのは、岡宗秀吾「煩悩ウォーク」、五明拓弥「全米は、泣かない。」です。この2人に本を作らないかと提案したところまでは素晴らしいのですが、1冊の本として考えた場合、章立てにおいて、編集が機能していないと思った。

 

 

順位/ランク/書名/著者
1 AA ディス・イズ・ザ・デイ 津村記久子

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2 AA 日本代表とMr.Children 宇野維正、レジ―
3 AA 生きるとか死ぬとか父親とか ジェーン・スー

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4 AA フーガはユーガ 伊坂幸太郎
5 AA ん? 宮藤官九郎
6 AA 無事に返してほしければ 白河三兎
7 AA たてがみを捨てたライオンたち 白岩玄
8 AA ルポ川崎 磯部涼
9 AA この世にたやすい仕事はない(再読) 津村記久子
10 AA 観察の練習 菅俊一
11 AA テレビもあるでよ 坪内祐三
12 AA 全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方 戸部田誠(てれびのスキマ)
13 A 文化系のためのヒップホップ入門2 長谷川町蔵、大和田俊之
14 A 藝人春秋(上) 水道橋博士
15 A いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書 水野学
16 A ルポ西成 國友公司
17 A 文字通り、激震が走りました 能町みね子
18 A すいません、ほぼ日の経営 川島蓉子、糸井重里
19 A 藝人春秋(下) 水道橋博士
20 A 低み TBSラジオ「AFTER 6 JUNCTION」
21 A 煩悩ウォーク 岡宗秀吾
22 A いちのすけのまくら 春風亭一之輔
23 A 本屋の新井 新井見枝香
24 A ナナメの夕暮れ 若林正恭
25 A さようなら、鹿ハウス 丸尾丸一郎
26 A 誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち スティーヴン・ウィット
27 A 没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術 吉田尚記
28 A 選んだ孤独はよい孤独 山内マリコ
29 B 運の技術 角田陽一郎
30 B 全米は、泣かない。 五明拓弥

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31 B みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門 古賀史健
32 B 春風亭一之輔の、いちのいちのいち 春風亭一之輔,キッチンミノル
33 B プロ野球死亡遊戯 中溝康隆(プロ野球死亡遊戯

tabun-hayai.hatenablog.com
34 B 人生にゆとりを生み出す 知の整理術 pha
35 B ブランド人になれ! 田端信太郎
36 B このゴミは収集できません 滝沢秀一
37 B 探してるものはそう遠くはないのかもしれない 新井見枝香
38 B この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議 ブング・ジャム,古川耕
39 B たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉- 見城徹
40 B WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 佐渡島庸平
41 B グイグイ力 井上三太
42 B 苦汁200% 尾崎世界観
43 B 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 花田菜々子

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44 B 考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門 池上彰
45 C ごめん買っちゃった 吉田戦車
46 C 理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント 鎌田浩毅

47 C スクロール 橋爪駿輝

 ※ クイックジャパンで紹介されていたので読みましたが、30代半ばの私には物足りなかった。

 

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「水曜日のダウンタウン/モンスターハウス」とは何だったのか?

「モンスターハウス」の画像検索結果

ライムスター宇多丸のラジオ番組「ウィークエンドシャッフル」「アフター6ジャンクション」の投稿コーナーをまとめた単行本「低み」。

「低み」を覗いているとき、「低み」からも覗かれている。というようなことが書いてあった。

このことは、「モンスターハウス」の住人であるクロちゃんを見ているときも同じ。私も、あなたも、クロちゃんに覗かれているのです。


マスコットとしての「クロちゃん」

坊主、髭面、声が高いと色々な要素を持つ黒川明人は「クロちゃん」を名乗ることで、マスコット化に成功しました。

恋愛でやきもきするのは距離の縮め方です。

「○○さん」から始まって「○○君」と呼ばれ、「○○ちゃん」とか独自の愛称(バナナマン日村の呼ばれ方である「ソール」や東京03角田の呼ばれ方の「ポンチョ」など)で呼ばれたらゴール。モンスターハウスの他の住人は呼び捨て(タイガ)か略称(サノケン)で呼ばれていました。

女の子が「クロちゃん」と呼ぶと同時に、クロちゃんはクロスカウンターのごとく、懐深くまで入り込もうとしているのです。サノケンやタイガという名称では、クロちゃんほどのスタートダッシュを決めることはできていませんでした。

よくよく考えてみると「黒川明人」っていう名前もすごい。名は体を表すとはよく言ったもので、クロちゃんには欲をむき出しにした黒さと、誰の敷居も下げる明るさの両方が備わっています。
「POP VIRUS」のように反対の意味の言葉を組み合わせるとヒットすると柴那典さんは言っていたけれど、「黒」と「明」が入っているクロちゃんもヒットするんだろな(どういうこと?)


モンスターハウス

総合演出である藤井健太郎さんのインタビューでの発言を引用します。

普通の恋愛リアリティショーとは作り方が逆で、企画じゃなく、クロちゃんっていう現役最強クラスの“キャラクター”ありきでスタートしてるので。その辺のキャラが良い素人なんかとは次元が違うというか

ここがまさにその通りで、「その辺のキャラが良い素人」であるサノケンや大雅くん、脱落の指名を受けた奈良歩美さんはクロちゃんとの絡みが少なかったため、テレビを通してみると存在が薄くなっていました。

とはいえ、モンスターハウス内では寝食をともにしているわけだから、莉音とタイガが親密になる時間が増えていく過程とか、キラキラした時間も流れているわけで、きっと思い出に残る日々になったんだろうと思う。

そっちの思い出に残るキラキラしたのが見たければ本家を見ればいいわけで。モンスターハウス住民とスタッフも親密になっているだろうけど、テレビのことを考えて時間を割り振る。冷静な線引きがあることにプロとしての最低限の在りようを見ました。


クロちゃんの恋愛

恋愛に発展する可能性の低い奈良さんを切って、代わりに入居したのがクロちゃんへ猛アタックをかける「ももはる」。「莉音」「蘭」を含めて3人の視線がクロちゃんに集まりました。

3位「ももはる」からの告白を断ったクロちゃんは、本命である「莉音」に告白するも破れ、2位である「蘭」に告白しました。「蘭」の返事はオンエアを確かめたいというもの。

オンエアには本命「莉音」を追いかけている姿しか映ってないわけで、、、。

3位を断って1位に告白すれば、1位と付き合えるのが理想の筋書きだけど、現実はそう簡単に理想どおりにはならない。

3位を断って1位に告白したけれど、本命の1位に振られたら、どういう道が残っているのか。
「2位に告白する」、「3位に戻る」、「時間をおいて2位にいく」、「諦めて新しい出会いを探す」の4択でしょうか。

3位に戻ったら格好つけたのは何だったとなるし、今まで出会いがなかったんだから新しい出会いがある可能性は低い。とすれば、なんとか2位とは友好な関係を継続しなくてはいけません。

時間をおくこともなく、即決で指輪を使いまわして2位に流れるクロちゃんを「下衆い」とするのは簡単ですが、3万円の指輪の扱いに対する正解を導き出すことはできません。振られたからって3万円の指輪を海に捨てることができる?

捨てれないにしても、別の指輪を贈ることで何かを引き寄せることはできたんじゃないだろうか。


テレビ番組である「モンスターハウス」の主人公としては100点の選択でした。

ゲスラエンドのボーカルやカナブーンのベースやタレント活動始めたゲス不倫の議員みたいに結婚してれば不倫だっつって叩かれるけど、未婚男女の二股なんてのは倫理を問う俎上に乗らないだけであちこちで起きてるんじゃないですか?

モンスターハウスの住民のインタビューを読むと、クロちゃんが紳士的な優しさを見せていることが口々に語られている。「水曜日のダウンタウン」でのゲスくてズルくて嘘つきなところしか見たことがなければ、そのギャップに案外悪くはないと認識するんだろうと思う。

誰か一人に絞っていれば可能性はあっただろうけど、2人から好感触を得れていれば決断も鈍くなります。恋愛経験の多寡に限らず、揺れるのは仕方ないんじゃないか。

そんなことを考えつつ、最終的には、昔話のようだなと思った。

 

としまえん事件

「勝俣とクロちゃんのキャラ被り説」でお台場の隅に勝俣、クロちゃん双方のファンを集める企画での集客具合がスタッフの念頭にあったのではないか?
お台場の片隅にテーブルを置いただけの特設会場にはポツリポツリとファンを名乗る一般人が集っていた。

また、「水曜日のダウンタウン」の2時間特番では視聴者の予想を超える仕掛け(モノマネ芸人のアテレコ、グラドルのコメントを芸人が考える、、、)を行うことが定番になっていました。

昨年か一昨年の年末にはクロちゃんを宣伝カーに目隠ししたクロちゃんを入れたこともありました。

「何かやりたい」からはじまって、そんなに集まらないだろうという予測が乗りました。

そこへ向かうための仕掛けが、「クロちゃんを許せる/許せない」を問う国民投票。許すも何も、莉音は幸せそうだし、蘭ちゃんも名をあげたし、結果オーライじゃ?と思いつつ、二人の保護者でもないのに、ボタンを押したりして。

人のセックスを笑うな」という小説があるように、クロちゃんの恋愛を笑うことはできないのを前提としたうえで、お笑い番組としてオチをつけなきゃいけないところで、こうなっちゃったんだろうな。
恋愛リアリティショーにオチなんて不要だけど、蘭ちゃんが「放送を全部見たうえで」というのであれば、事前に見せて、「二股はだめ」とかVTRのなかで結論づけて終わった方が良かったんだろうな。


総合演出・藤井健太郎さんが配信したインスタライブでは誰か1人くるまで待ってみるかといったのんびりとした雰囲気がありました。クロちゃん用のグミやバナナ等の簡易的な売店だったことから、ポツリポツリと人が来るイメージだったのでしょう。

ところが、スタッフの想定を遥かに超える人数(1万人?)が場外に集まり、一斉に、大挙して、クロちゃんを目指して檻に駆け寄り、檻の前の柵が倒れたところでインスタライブは終了。

寝て起きたら、企画は中止され、警察もきたらしく報道ニュースになっていました。

ニュース番組やネットニュースの概要だけ切り取ると違和感が生じます。

水曜日のダウンタウン」クロちゃんを檻に入れて公開、人が殺到し警察が出動する事態に…。TBSが謝罪

12月26日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の企画で、東京・練馬区の遊園地「としまえん」でタレントのクロちゃんを檻に入れて一般公開するイベントに来場者が殺到し、警察が出動する事態に発展。企画は中止になった。(ハフポスト日本版)

概要としてはこの通りだし、なにも間違っていない。ただ、これだけだと「来場者が殺到し」た理由がわからない。

水曜日のダウンタウン」の人気?タレント・クロちゃんの人気?檻に入れたことに対しての野次馬や抗議デモ?無料イベントだから?

この回の視聴率は8.6%(前週+2.3%)であり、人気番組といえるほどの高さがあるとはいえない。クロちゃんは定期的にパチンコ店の営業に行っているようだが、パニックになったとは聞かない。
抗議の気持ちで集まった人がいるかはしらないが、野次馬を呼んだのは、(無料だったためもあるだろうが)「モンスターハウス」という企画が視聴者の気持ちを掴んだということだろうと思う。

1人でテレビを見ていたら、としまえん近所だから明日の朝に寄ってみようかとなるであろう。

ことなるのは、3ヶ月にわたり、毎週多大なるバズを起こしていた「モンスターハウス」という企画だったことです。

前の週の視聴率が6%代だったとしても、You Tubeや動画サイト隆盛の現在において、そんな指標に信用はもてません。

回を重ねるにつれて、誰かの家で集まって見る人たちが増えたのではないか?みんなでワーワー言いながら見て、「としまえんだってよ」「車で来てるし30分くらいで行けんじゃね?」「行くか?」ということで集まったんじゃないのか?としまえんのある練馬区近辺だけでなく、都心から離れれば車を持っている率も上がっていくだろうし。

クロちゃんに会いたいわけではなく、「モンスターハウス」という企画の端っこに触れたいというのが集まった群衆の心理だろうと思う。「モンスターハウス」にこれだけの訴求力があったということの証左でもあります。

最終的に、世間の認識としては「タレントを檻に入れて面白がる番組」とされてしまうことが残念だな。

この企画がニュースになることは、「モンスターハウス」初回から危惧されていたことだし、クロちゃんが強姦したとかいうニュースじゃないだけ、マシだったのではないでしょうか?怪我人いなかったそうだし。

2018年のPUNPEE

2018年にPUNPEEが参加(客演など)した楽曲数は5曲。例年に比べると少ないように思えます。ただ、ラジオ番組「SOFA KING FRIDAY」が始まったことにより渇望感はなく、改めて数えると少ないなという程度。年間を通してPUNPEEの声を耳にした年となりました。

 

< 通年 >

水曜日のダウンタウン」(TBS)オープニング

「SOFA KING FRIDAY」(J-WAVE) ※4月以降


< 2018年の活動 >

1月8日(月)
ラジオ番組「Summit TImes」(block fm)の枠を使った「Mixed Business」放送。
アルバム「MODERN TIMES」の解説を行う。

 

2月9日(金) 
cherry chill will.写真集「RUFF, RUGGED-N-RAW The Japanese Hip Hop Photographs ジャパニーズ・ヒップホップ写真集」発売。
ポートレイトやライブ写真だけでなく、アルバム「MODERN TIMES」の"Easter Egg"に関連する写真も掲載されている。

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3月8日(木)
「第10回CDショップ大賞」で「Modern Times」が準大賞を受賞

 

3月9日(金)
「MODERN TIMES -Commentary-」配信。
1月8日に放送された番組で語られた解説を、配信環境の不具合等で聞けなかった人が多かったためもあり、完全版として配信。

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4月6日(金)
J-WAVEでレギュラー番組「SOFA KING FRIDAY」をスタートさせる。
毎週金曜日、25時~25時30分(30分間)

miyearnzzlabo.com(みやーんZさん、いつも愛読させいただいております。)

 

4月11日(水)
TBS「水曜日のダウンタウンこち亀検証SPが放送される。
長尺の書き下ろしオープニングを提供する。葛飾で下町のラッパーであるZORNの楽曲を使ったり。

歌詞については、10月3日放送分とともに下記参照。

jplyrics.net 

4月23日(月)
アベンジャーズ エクスクルーシブ・ストア by ホットトイズ」開催。
PUNPEEは自身をモチーフにしたアイアンマンを「ツネさん」と共同製作し出品する。

「punpee アイアンマン」の画像検索結果

 

5月9日(水)
雑誌「POPEYE」6月号「特集 ぼくの好きな音楽」に参加。

BEATIE BOYS「3 MCS & 1 DJ」を紹介。

中学の頃、板橋区ではスペースシャワーTVが無料で映る日があったんです。そのとき観たのがこの曲のMV。当時ミクスチャーロック全盛で、僕もヒップホップを聴き始めたくらいの頃で。DJのミックス・マスター・マイクが部屋に入ってきて、スクラッチでドラムを作る。そしたら、人形みたいに立ってたビースティが突然ラップを始める。映像込みで衝撃を受けましたね。ターンテーブル1個でリズムが作れるんだ!ってドラムスクラッチを真似たりして。

 

 5月10日(木)
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」内のコーナー「LIVE & DIRECT」出演。

www.tbsradio.jp 

5月13日(日)
ライムスター主催フェス「人間交差点」出演。

 

5月26日(土)
ワンマンライブ「PUNPEE Presents "Seasons Greetings'18"」(東京・新木場STUDIO COAST)開催

natalie.muBlue-Ray作品は2019年3月20日(水)発売予定。

 

このライブにゲスト出演したことをきっかけに曽我部恵一はラップアルバム「ヘブン」をリリースすることになった。

PUNPEEくんのコーストでのライブ(2018.5.26 新木場STUDIO COAST - PUNPEE Presents“Season Greetings'18”)にゲストで出たとき、リハを終えて外にいたら同じくゲスト出演のISSUGIとSUMMITの増田さんが喋ってて、リハでモニタリングが難しかったというISSUGIに対し、増田さんが、もし自分の声が聞こえにくかったらたとえ本番でもモニターの音を上げてくださいと(PAに)言ってもいいんじゃないかと言ってた。「それもヒップホップやん」と。盗み聞こえたその言葉は自分にとって天啓だったし、矢のように胸に刺さった。

曽我部恵一、4年ぶりのソロ作はラップアルバム「ヘブン」 - 音楽ナタリー

 

5月30日(水)
THE BLUE HEARTS TRIBUTE HIPHOP ALBUM『終わらない歌』」発売
「終わらない歌(REMIX) / NORIKIYO(produced by PUNPEE)」で参加。

 

6月17日(日)
「ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL」(東京国際フォーラム)出演

 

7月7日(土)
QIEZI MABO「Premium Fried Chicken」配信
「Qiezi Mabo Forever」に参加。

 

7月23日(月)
週刊FLASH」8月7日号発売
7月7日(土)に開催されたBIM「The Beam」リリースパーティ(代官山UNIT)のアーティストパスを貼った姿が撮影された写真が掲載される。「そのルックスはどことなくドラえもんのび太くんを彷彿とさせる」とのこと!


7月25日(水)
BIM「The Beam」発売
「BUDDY feat. PUNPEE」が収録される。
当初は7月4日発売の予定だったが、25日に延期となる。

 

7月27日(金)

カレー屋まーくんがレシピ本「カレー屋まーくんのあなたの知らないスパイスの世界」制作のためのクラウドファンディングの特典の1つが「PUNPEEが手がけるカレーの曲の7インチレコード」

 

 7月28日(土)
フジロック・フェスティバル、RED MARQUEEステージにDJ SETで出演
その次に出演した5lackのバックDJも務める。
その前日、N.E.R.Dのステージではアーティスト・パスを落として他の参加者に拾われる。

 

8月12日(日)
cero主催イベント「Traffic」(新木場STUDIO COAST)に出演
cero高城晶平が雑誌「POPEYE」で連載していた対談「Small Town Talk」の初回ゲストはPUNPEE(16年2月号)。

 

9月26日(水)
RAU DEF「DELICACY」発売
「 Unbelievaboy feat. Sugbabe(Track by PUNPEE)」、「 Friendship feat. PUNPEE(Track by PUNPEE)」が収録される。

 

10月3日(水)
TBS「水曜日のダウンタウン」2時間SP放送。
カニエ・ウェスト&リル・パンプのオマージュがあったり、KOJI1200「ブロウヤマインド」を使ったり。

 

10月30日(火)
アルバム「MODERN TIMES」収録の「タイムマシーンに乗って」のPVが公開される。
12月18日時点で、656,954回再生。

 

11月7日(水)
BIM「The Beam」収録「BUDDY feat. PUNPEE」のPVが公開される。
12月18日時点で、520,225回再生。

 

11月7日(水)
「アフター6ジャンクション」(TBSラジオ)に出演し、アメコミを紹介する。

www.tbsradio.jp

11月22日(木)
tofubeats「RUN」リリースパーティー(@LIQUID ROOM)に偽tofubeatsとして出演。

 

12月9日(日)
RAU DEF「DELICACY」収録「Unbelievaboy feat. Sugbabe(Track by PUNPEE)」のPVが公開される。
12月18日時点で、48,093回再生。

 

12月24日(月)

アルバム「MODERN TIMES」収録の「HAPPY MEAL」のPVが公開される。

2週連続で100万円獲得されても「99人の壁」は面白い

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11月17日放送回では「小説イントロ」というジャンルで挑んだチャレンジャーが、翌週11月24日放送回ではジャンル「山本」のチャレンジャーが「99人の壁」を突破しました。

「フリースタイル・ダンジョン」だと「100万円獲得=般若の負け」であり「呂布カルマやFORKの負け」であるため、落胆が付いて回ります。しかし、「99人の壁」の場合はブロッカーが負けたとは思わず、純粋に「壁を突破したチャレンジャーすごい!」と称賛することができます。

99人の壁を突破するために重要なのは、問題を正解する知識を持ち合わせていることを前提としたうえで「プレッシャーに負けずリラックスして臨むこと」「早押しに勝つこと」の2点です。

と以前のエントリで書きました。

tabun-hayai.hatenablog.com

 

「99人の壁」を突破した2人のチャレンジャーはウィキペディアの記述を信じるなら、クイズマニアだったりR‐1出場経験者だったりとリラックスして臨めるだけの場数を踏んでいそうなことがわかりました。

「リラックス」と「早押し」だけではなく、「99人の壁」を突破した2人を見ると「対象への情熱」が不可欠であり、その対象となるジャンルに導かれているようにも見えました。

「小説イントロ」に対して「そもそも何でそんなことをしているの?」と思った時点で、私はチャレンジャーをブロックすることはできません。

ジャンル「山本」のチャレンジャーは、3問目4問目あたりでの「答え:山本高広」で止めることができていなかったら、山本圭壱の「勝ちぐせ」Tシャツを見せられた時点で、「極楽とんぼの吠え魂」リスナーだった私は早押しボタンを押しに行くことができません。

ワンピース博士や能町みね子さんのように、時に知識が渋滞を起こしてしまうことがありますが、突破した2人は回答に迷いがありませんでした。ニッチすぎるジャンルにブロッカーが無力化された気がしなくもないですが、唯一無二のジャンルに突き動かされているようにすら思えました。

それに比べて自分の曲の秒数が45秒か47秒かで迷う古坂大魔王。短さを聞いてるんだから、短い方を答えりゃいいのに、何で長い方を答えてしまうのか、、、。「ピコ太郎」というジャンルの選択は面白かったのに、ただの自爆で終わる。しょうもない。

「YOUは何しに日本へ?」や「家ついて行っていいですか?」、「あいつ今何してる?」や「マツコの知らない世界」などなど、一般人の人生の奥の深さを垣間見せる番組が増えており、いずれも長寿化しているように思います。

タレント主導で番組を作ってきたフジテレビがフジテレビらしいセンスのあるセットに、一般人100人を放り込む。「99人の壁」が巻き返しの狼煙となると信じています。

ブロックして挑戦権を獲得しても、他のチャレンジャーの方が面白かったらバッサリとハイライトで処理するのも出演者が一般人であるからできることです。この番組の面白さを担保するリズムを生むのも一般人を使うことの効能です。

タレントが答えるクイズ番組何て「脚本があるクイズ番組」でしかないし、脚本がなかったとしても編集かタレント同士の気遣いかどっかどっかで忖度が働いているだろうし、見る気しません。


毎週突破されて、毎週100万円獲得者が出ても「99人の壁」の面白さは微塵も揺るぐことがないのでしょう。

みんなで見よう。

 

(その後)

12月1日放送回は2時間スペシャルだったので、フジテレビが力を入れ始めている気配がある。

この回では、2人(ジャンルは「森口博子」「ペヤングソース焼きそば」)が99人の壁を突破していた。

関東ローカルでは小柳ルミ子が登場したスペシャルワンマッチが放送された模様。

ジャンルは「リオネル・メッシ」で、あっさり散ったとか。