ceroはブレイクするだろうか
ブレイクするっていうのはバカに見つかるってことなんですよ。
ブレイクしないっていうのは目利きの利くちょうどいい加減の人に面白がられている時期なんです。
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4月から5月にかけて、『はじめてのレコード これ1冊でわかる聴きかた、探しかた、楽しみかた』(DUブックス刊)、『読書夜話 A LIFE WITH BOOKS 音楽ファンのためのブックガイド」(ele-king books/Pヴァイン刊)、『POPEYE 6月号 特集:僕の好きな映画。』(マガジンハウス刊)を買いました。
レコード、本、映画という違いはありますが、何人もの人がそれぞれの楽しみ方や好きな本、好きな映画を紹介しています。出版社がバラバラな3冊ですが、3冊全てでインタビューに答えていたのが、ceroの髙城晶平さんです。
5月27日にリリースされる『Obscure Ride』のプロモーションにしては、新作の話を一切しておらず、純粋にレコード/本/映画に特化したインタビューになっていました。
なので、恐らくプロモーションではなく、3冊それぞれの編集部で企画が立てられ、誰に話を聞くのがいいかという会議が開かれ、髙城晶平さんの名前が共通して挙がったのでしょう。
リリースとは関係なく、同時多発的にceroが推されている雰囲気を感じました。
ceroが同時多発的に推されている前提はありつつも、重要なのは新作『Obsucure Ride』がブレイクするに値する作品かどうか、ということです。個人的には『Yellow Magus』『Orphans/夜去』が歌詞と雰囲気、テンポなど抜群の出来だったので、完成度に対しては何の心配もしていません。音楽誌やウェブメディアでは、既に好意的な評価を受けています。
ウェブメディアや雑誌が総力戦で推すものは、どこまでセールスを伸ばすのか、ということも外野から確認したいことです。
現状ではライブの本数が限られ都市部でしか公演していないので、ブレイクして地方在住の私でも観れることを期待します。あと、私は特典目当てで、タワレコとユニオン両方で購入するつもりでいます。
(5月25日追記 ユニオンのトートバッグセットは予約完了。CD(「街の報せ」)が特典のタワレコオンラインは在庫なしになっていたので、どこかの店舗で買います。)