2016年9月24日(土)、25日のこと ――― というか、りんご音楽祭のこと


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りんご音楽祭2016の感想です。

 

「りんご音楽祭」とは長野県松本市アルプス公園で開催されている音楽フェスティバルです。ラインナップの特徴として、インディーバンドとヒップホップがメインとなっています。ヒップホップ系の人を中心として、MCのなかで主催者であるdj sleeperのことに触れるアーティストが多いのも特徴の1つ。スリーパー氏の人徳!

長野県内での単独公演がほとんどないアーティストばかりなので、長野県在住35歳の私が行かない理由はありません。

長野県民が一斉に集まっていると思ってました。思ってたんですが、水曜日のカンパネラ・コムアイがどこから来たのか手を挙げさせたところ、長野県内50%、関東40%、その他10%という割合でした。

行くときのシャトルバス乗車前に名前と年齢を記入することになってて、それを見たら30代は数組で、8割は20代以下でした。

2日間を通じて、会場が明らかに満員だったのは、藤井隆早見優tofubeats、PUNPEE、水曜日のカンパネラ、MINMIあたり。

 

< 藤井隆早見優 >

藤井隆が満員の観客に向けて1曲目から「ナンダカンダ」を放ったサービス精神に感服しました。もう1,2曲なんか歌ったけれど、だいたいは「これから早見優さんが登場します」という告知MCでした。

早見優は「夏色のナンシー」を登場と同時に歌いだしたけど、マイクの音量が小さすぎて、、、。

 

< The K-ing All Stars >

始まる前から加山雄三Tシャツを着用した年配のファンが最前列に陣取っていました。加山雄三が登場した時、人間の厚みというか存在感を感じまました。

英語の曲を2曲くらいではじめたときは何を歌ってんのかなと思ってました。

が、キヨサク作曲の「continue」から場の雰囲気が変わりはじめ、PUNPEEを呼び寄せた「お嫁においで2015」で沸騰しました。

一度終わったあと、ウエノコウジ先導による「若大将コール」のちは「サライ」「夜空の星」と誰もが知っている/聞き覚えのあるキラーチューンを連発しましした。

最高でした。

ウエノコウジは「お嫁においで2015」で暇そうにしている時の立ち姿も抜群に格好良かったです。


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< PUNPEE >

2日間で1番多くのステージに立ったのがPUNPEE氏であることはまちがいありません。The K-ing All Starsの他にも、G-RINA、一十三十一のステージにも客演したそうですし、中夜祭にも出演していました。

そのP氏のステージは2番目に広い会場のトリでした。P氏地蔵でぎゅうぎゅうになっていたので「どついたるねん」はやりにくかったろうなと察します。メイン会場の前野健太はすきずきしていたそうなので、この時間帯で一番人を集めたのがP氏なのは間違いありません。

そのP氏のステージ。私には不満のあるステージでした。

P氏が披露したのは、ライムスターとの「Kids in the Park」、STUTSとの「夜を使いはたして」、5lack「東京」、8月末の「AVALANCHE 6」で披露した新曲、PSGの曲。流したのは5lack「東京」、レッチリなど。あとゲストでC.O.S.A.(1日目のステージはテント2張り分くらいのスペース。当然のごとく満員、、、)が来ていました。

「Kids in the Park」「夜を使いはたして」が流れればアガルけれど、終わった時に満足できたのかと言えば、できていない。

はっきり言って60分の構成を意識した流れが作れていませんでした。

客演した時の盛り上がりや集客力を考えればPUNPEE氏がスターなのは間違いありません。スター街道を進み始めたPUNPEEの看板を背負ったライブをするには、やはりPUNPEE名義のオリジナルアルバムが必要なんじゃないでしょうか?

単独名義のアルバムを待望されていることはP氏も自覚しているようで「アルバムがどうなってるかは中夜祭ででもはなしかけてください」とMCで言ってました。

(関係ないけど、レイザーラモンRGのPUNPEEあるあるは、「いろんなアーティストとコラボしがち」)

 

< アナログフィッシュ >

下岡晃の「出かけた」「はなさない」からはじまり佐々木健太郎の「Baby Soda Pop」「Good bye Girlfriend」や新曲を挟んで、「No Rain(No Rainbow)」「抱きしめて」で終わりました(たぶん何曲か抜けてます)。

05年の『BGM』に収録された「出かけた」が聴けたのは嬉しく、「抱きしめて」の佐々木健太郎パートではちょっと泣きました。

 

< 水曜日のカンパネラ >

前のアナログフィッシュ直後からステージ前に人が集まりだし、はじまる前から多くの人で会場が埋まっていました。そして、ステージ右側の関係者テントの端っこから神輿に乗ってコムアイが登場してきました。ステージ前を確保していた人はコムアイが最初に出てきた瞬間を見逃すことになって気の毒でしたが、コムアイさすがだな、と思わせました。

 

< THA BLUE HERB >

1曲目はクラムボンとのコラボ曲「あかり from HERE」でした。この曲聴けたら優勝です。

他の曲は全然知りませんでしたが、BOSSの存在感や人間力が圧倒的でした。

終演後、物販に寄りたかったけれど開始前に長い列が出来てたので並ばずに帰りました。

後日、tha BOSSが被っていて、最後に客席へ投げた帽子が7,800円と知り驚きました。

とはいえ、tha BOSSの衝撃は大きく、帰宅してから買ったままにしていたtha BOSS『IN THE NAME OF HIPHOP』を聴き始めました。

 

特に印象に残ったアクトについて書きましたが、他にはOTOGIBANASHI’S、KAKATO、吉田一郎向井秀徳アコースティック&エレクトリックギターウルフ、王舟、DOTAMAあたりを見ました。

ヘリノックスの椅子を出してくつろぎはじめると、他のステージに移動するのが億劫になってしまい、見逃したアクトは幾つかあります。

見逃すってことは、りんご音楽祭が自分にとって「日常」に近くなってきた証拠なのかなと。

 

不満があるとすれば、生ビールを売ってなかったとこ。会場レイアウトは一昨年とガラリと変わってましたが、良い変化だと思いました。

 

それでは、また来年。