エロチャット2017(guide to ero-chat)

さよなら、もう落ちるよ。
落ちる、というのはチャット利用者が最もよく使う用語の一つで、退室するという意味のネット専門用語だ。チャットをやめ、そのチャットルームのページから出る、という意味として使われている。初め私は何がどっからどこへ落ちるのかなどと考えて混乱するばかりだったけれど、何回かその言葉に出くわすうちにいつも会話の最後に用いられていることに気づき、なるほど落ちるは“帰る”の意味だ、と分かった。人が仮想から現実へ落ちてゆくのだ。

 綿矢りさ「インストール」

 

用語集(DMM版)

「アダルト」  … 20代まで
「人妻」    … 人妻/30代以上
「ノンアダルト」… 20代まで/裸なし

「パーティー」 … 発言可能/多人数。
「2ショット」 … 発言可能/女性と1対1
「のぞき」   … 発言不可能/パーティー時の閲覧のみ。

チャットレディーの皆さんが一緒くたの一覧もありますが、「アダルト」「人妻」「ノンアダルト」という区分けのされた一覧もあります。

「アダルト」「人妻」は「ノンアダルト」ではないので、誰もが裸を見せててくれるかと思いきや、人によって「顔あり/裸あり」「顔あり/裸なし」「顔なし/裸なし」「顔なし/裸あり」の線引きが異なります。
「裸や自慰行為は見せるけれど、顔は見せたくない」「パーティーでは顏は出せないけど、2ショットなら顔や胸を出す」などなど。

「顔あり/裸あり」の(かわいい)女性の入室数が多くなり、「顔なし/裸なし」の女性は入室数が少なくなる傾向がみてとれます。

エロも可能というだけで、女性にも人格や気持ちがあるため、誰もが裸を見せてくれるわけではありません。とはいえ、誰もが裸を見せるという前提で入室してくる男が多いとチャットレディーの方たちに聞きました。
収入(奨学金の返済や留学費用を目的としている人もいる)が得られるとはいえ、文字だけとはいえ、精神的にキツイだろうと思います。

そういうこともありつつ、手順としては「パーティーのぞき」から入って様子をみるのが簡単ですが、わからなかったら聞きながら覚えていくのもいいだろうと思います。

エロチャットには「女の子と会話する」「女の子が裸になる(胸を出す)」「女の子が自分の胸を触る」「女の子が自慰行為をする」というパターンくらいしかないため、性的欲求を満たすために閲覧してると、いずれ飽きが来ます。

ランキングに入ることに対して不満を持つ男がいるとも聞いたので、特定の子をアイドル視して独占欲が刺激されて過剰になる男もいるのでしょう。チャットの世界くらい、広く浅く目移りさせてくれよと思います。

話しを聞けば、人づきあいの苦手そうな人が多くいると言っていました。家族関係のことなどドープな話をされて滅入るし、20代半ばの自分ではどう返せばいいか分からないとか。全く関係ない他人にだから話せることもあるのは分かるけれど、聞かされる方はそんなつもりじゃないと思っているんでしょう。

エロチャットのマナーはあくまで自己判断であるから、キャラを装ってカッコつけても、結局は普段の実生活でのコミュニケーション具合が出てしまうようです。普段のキャラと違う風を装ってもばれてしまうみたいですよ。

AV女優の完璧な美貌や身体とは違って、チャットレディーには総じて現実的な存在感があります。しかし、いくらかわいくても実際に会うことはないし、一時の安堵はあれど、エロ目的なら長続きしません。音楽の趣味があうとか、ただただ話すだけで楽しいとかエロ以外の目的があれば長続きします。いずれ終わる時がくるし、実を結ぶことはないので、外に出てみることをお薦めします。

仮想から現実へ落ちてゆこうと思う。