2017年8月以降に音楽を聴くために必要な、たった1つのこと。

過去15年7月と16年9月に、それぞれの時点での音楽の聴き方を綴っていました。1年単位でまとめると、常に変化していることが分かります。16年9月と17年8月現在を比べても変化はありました。

16年9月に運用が開始された定額制音楽ストリーミングサービス、Spotifyを導入したことで、音楽の聴き方はガラリと変わってしまいました。これとこれとこの再生機を使っていると言いきれなくなり、Spotifyが中心になりました。

Spotifyスマホにダウンロードしてあるので、スマホからBlue ToothでCDプレーヤーと車内ステレオに飛ばして聴くようになりました。

毎週水曜日と金曜日に邦楽、洋楽それぞれの新作がリリースされるので、チェックすることが習慣になりました。新作をチェックして気になるのはダウンロードするのですが、洋楽を中心に新作の量が膨大であり、曲を覚えるまで聞きこむことは全くできておりません。

カルヴィン・ハリス「ファンク・ウェーブ・バウンシーズ」はCDを買ったので、車載プレーヤーに取り込みました。そのため、繰り返し聴いて曲を覚えることが出来ています。甘い!

Spotify以前の16年9月時点では、iTunesで購入した音源をCD-Rに焼いて再生していたのだから、手間のかかることをしていたものです。Spotify導入後は、iTunesで音源を買うことはなくなりました。

配信が中心となった今はどんなCDを買っているのか。

1.配信されない邦楽(Mr.Children「himawari」、銀杏BOYZ「エンジェル・ベイビー」、DJ KRUSH「軌跡」、、、)
2.買っておきたい邦楽(Cornelius「Mellow Waves」、Suchmos「F.C.L.S」、、、、)
3.日本盤の出た洋楽(カルヴィン・ハリスRADIOHEAD「OKNOTOK」Hyukoh「23」、、、)

CDを買う気持ちはありますが、そもそも売ってなかったり(Chance the Rapper、FUTURE etc)、売ってても輸入盤のみで歌詞・対訳が付いてなかったり(MIGOS、Lil Yachty etc)するとなかなか買う気になりません。

CDは、CDと文具も売ってる本屋で買いますが、在庫がなければネットで買っています。

「TOWER MINI アリオ松本店」がアリオ松本の閉店に伴い閉店することになり、「TOWER RECORDS長野店」は2011年に閉店しているため、長野県内のTOWER RECORDS上田市のイオンにある上田店のみとなりました。

欲しいCDが売っているCDショップは軒並み閉店しています。


洋楽については、歌詞・対訳・解説のついた日本盤があれば買っています。本当はMIGOSやFuture、Young Thug、Lil YachtyもCDとして手元に欲しいのですが、そもそもフィジカル・リリースしていないものも多いので買う枚数は多くなりません。

英語がしっかり読めるようになれば海外のあらゆるサイト(照沼健太さんがFUZEで紹介しているようなサイト)にアクセスするのですが、英語を学ぶためには何処から手をつけていいか分からず読めていません。

恐らく日本盤の出ないTyler,the creatorのアルバムについても、タイラーがTwitterで歌詞カードをアップしてくれています。

それそれ(Jay-z、カニエ、チャンス)のそういったスタンスの違いの面白さとかもインスタだのTwitterだので適当に情報集めて、GeniusとYouTubeSpotifyを同期させて、リリック追いながら曲を聴いたりすると超面白いんですよ。雑誌とかいらない。しかも世界中のヘッズやティーンネイジャーがそれやってるわけ。そりゃ、これだけ盛り上がるわな、アジア含め世界中から日本が孤立するわけだわっていう。

田中宗一郎さんもFUZEでこのように言っているし、16年末のぷらすと座談会で宇野惟正さんも言っていたように、英語を読めないと現在の音楽の面白さの何分の1かしか理解できないことになります。

Frank Oceanが世界の中心であるけれど、それは宇野さんの言っていることを鵜呑みにしているだけで、世界の中心である理由は英語を読めるようにならなければ実感できません。実際、Frank Oceanの何が凄いのか、宇多田ヒカルを音楽製作に戻すまでの力は何なのか全く理解できていません。歌唱力がそこまで突出しているようには思えないので、何かがあるはずです。

ほぼすべての洋楽が手中に収まった今、早く英語を読めるようにならなくてはいけません。田中宗一郎さんは「雑誌なんかいらない」と言っていますが、海外の雑誌記事は海外のサイトに掲載されるし、そこではThe WeekndやChance The Rapperが表紙を飾り、インタヴューを受けています。

世界の最前線にいるビッグアーティストの一次情報を知るためには、海外のメディアをチェックするしかないのが現在のリアルです。そしてそのほとんどは有志の翻訳すら作られません。「日本で海外のポップミュージックやカルチャーを扱ったメディアを作る/論評を書くには、英語を読めないとスタートラインにすら立てない」というのが自分の現状認識です。

照沼健太さんの言うとおりです。

日本人であるKOHHのしっかりした記事ですら、日本のメディアには掲載されず、海外の記者による英語で書かれたサイトでしか読めなくなっています。OBKRこと小袋成彬さんの記事も恐らく。

スタートラインに立っていない私からは以上です。

 

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