CDの歌詞カード


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CDを購入して歌詞カードのブックレットを確認するのは、とりあえずの儀式です。

最近、ブックレットに歌詞を掲載しないアーティストが増えています。

KOHH「DIRT」、「DIRT Ⅱ」、「YELLOW TAPE」と名付けられた一連のミックステープ。KANDYTOWN「KANDYTOWN」と、そのクルーであるYOUNG JUJU、IO、DONY JOINT、MUDによるソロ作品。Kid Freshino「Salve」。

tofubeats「FANTASY CLUB」に収録された「LONELY NIGHTS」もYOUNG JUJU客演部分のみ掲載されていませんでした。

Kid FreshinoはC.O.S.Aとのアルバムでは歌詞が載っていました。

歌詞を公開しないアーティストとして、まず5lackが思い当ります。「ヒップホップの詩人たち」を纏めた都築響一は刊行時に行われた磯部涼との対談で「スラックにも取材を申し込んだが、歌詞を掲載することを断られたので(登場は)実現しなかった」という旨のことを話していました。

DJ KRUSH「軌跡」とJJJ「HIKARI」を確認したところ、「HIKARI」に収録されたYOUNG JUJUの曲は歌詞が掲載されておらず、両作に客演している5lackの歌詞は両作とも掲載されていました。

5lack、KOHH

自分のCDに歌詞は載せないけど、客演は相手のアーティストの意向に沿う

 

YOUNG JUJU

一切歌詞を載せない

以上のことが分かりました。

ストリーミングが使いやすくなったので、CDを買う理由は、特典と歌詞カードと配信してないからくらいのもので、タオルやTシャツなどのようにファンアイテムに近くなっています。

ストリーミングされてないので購入していますが「歌詞カードの付いてないCD=ファンアイテム」なので、ストリーミングして良ければ買う、に移っていくのでしょう。

こういう時代に、歌詞カードを掲載しないということは何らかの意向がアーティストにあるはずです。サービス精神ねぇなぁと悪態つくには、10歳くらい年下だけど恐れ多い人たちです。

カラオケの練習するなら歌詞カードは必要ですが、そもそも歌詞を掲載してないアーティストの楽曲はカラオケに入らないだろうし、不要といえば不要。

歌詞も以前ほど読み込むことはなくなったし、書き写そうと思ってもなかなか続きません。

聴いていて気になった箇所や聞き取れなかった箇所を確認するのに使うくらいですが、歌詞カードやライナーノーツを鞄に入れて持ち歩いたりするのが癖になっています。この悪癖のため、歌詞カードをなくしてしまったCDは何枚もあります。

とはいえ、何についての曲なのかは気になります。

何度も聴いて文字起こしするにしても、英語とか混ぜていたり、発音があいまいだったりするとなかなか困難です。

Spotifyでは歌詞が表示されるけれど、Spotifyで表示される歌詞は「プチリリ」というサイトから引っ張ってきたものです。

便利といえば便利だけれど「プチリリ」は変換や入力の誤りがあるので一般のリスナーが投稿していると思われます。なので、あてにしすぎないよう気をつけています。

結論なんかありません。現場からは以上です。

 

あ、歌詞カードついでにいうと、サニーデイ・サービスPopcorn Ballads」発表時のポップアップショップでリリック・ポスターが配布されたようですが、下北沢行けばまだ入手できるんでしょうか