数字でみる「キング・オブ・コント2020」
(1)「キング・オブ・コント」と「M-1グランプリ」の違い
「キング・オブ・コント」の採点方式と順位付けは「M-1グランプリ」方式との差別化を図っています。
1本目
「M-1グランプリ」 10人×100点の1000点満点
「キング・オブ・コント」 5人×100点の500点満点。
2本目
「M-1グランプリ」 ファイナル進出者3名から1組を選ぶ
「キング・オブ・コント」 1本目と2本目の合計得点の高かったグループが優勝
「M-1グランプリ」で優勝するには、1本目は3位以内、2本目は1位が必須。
「キング・オブ・コント」は1本目1位なら、2本目が多少崩れても1位の可能性高い。
「キング・オブ・コント」は「M-1グランプリ」より審査員の採点に左右されやすいといえます。
(2)「キング・オブ・コント」2020 1本目
(2-1)個々の採点について
・松本(ダウンタウン)
最高95点(ジャルジャル)、最低85点(GAG)、平均90.1点
・大竹(さまぁ~ず)
最高94点(ジャルジャル)、最低89点(滝音、うるとらブギーズ)、平均91.3点
・三村(さまぁ~ず)
最高96点(ジャルジャル)、最低86点(ニッポンの社長)、平均90.0点
・日村(バナナマン)
最高97点(ジャルジャル)、最低87点(うるとらブギーズ)、平均90.8点
・設楽(バナナマン)
最高95点(ジャルジャル)、最低88点(GAG)、平均91.5点
5人の審査員の平均点 91.5~90点
最高と最小の差は3名の審査員に10点の開きがある。他2名は5点と7点
(2-2)総合上位6組に着目する
1位(477点)のジャルジャルは5名の審査員全員で1位。
2位(461点)のニューヨークは4名の審査員で2位、1名のみ6位。
3位(458点)の空気階段はもっともばらつきがある。2位が2名、3位、6位、7位。
4位(457点)のザ・ギースは、3位2名、4位2名、6位1名。
5位のニッポンの社長(454点)は4名が3位であるが、1名が最低点(86点)をつけたため5位となった。あと5点あれば3位だった。
5位のジャングルポケット(454点)は3位が3名、5位、8位。
4点のなかに空気階段、ザ・ギース、ニッポンの社長、ジャングルポケットの4組が収まっている。
4名の審査員は、総合順位6位までの6組に高い点を与えた。
上位6組のうち三村は、空気階段(7位)、ニッポンの社長(10位)、ジャングルポケット(8位)に低い点をつけた。
(3)2本目(ファイナルステージ)
2本目の得点はジャルジャル464点、ニューヨーク463点、空気階段463点と1点差
ジャルジャル
得点は1本目の方が高かった(4名)、松本は2本とも95点。
ニューヨーク
松本、大竹、三村は1本目の方が高く、日村、設楽は2本目の方が高い。
空気階段
松本、大竹、三村は2本目の方が高く、設楽は1本目の方が高い。日村は2本とも93点。
「M-1グランプリ」方式なら、、、
三村が3組とも90点をつけたため、判定不能。