「テレビ千鳥」を見てPK対決とホームラン競争の違いを考えた

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9月20日(火)放送の「テレビ千鳥2時間SP」では、サッカー部だったノブが主役のPK対決、野球部だった大悟が主役のホームラン競争が行われていた。

2つの競技を続けてみることで、それぞれの特性が見えてきました。

サッカーのPK対決で重要なのは「メンタル(落ち着き)」。

ホームラン対決で重要なのは「基礎」。

どちらの競技でも「メンタル(落ち着き)」と「基礎」は重要なのですが、それぞれの競技での重要さは五分五分ではないように見えました。

 

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まずはサッカーのPK対決。前提としてPKは圧倒的にキッカー有利です。加えて番組ルールとして、蹴る位置は1m手前。

キッカーが圧倒的有利ではあるが、それでもキーパーには止めようという意志があります。

PKはキーパーからの圧を撥ねのけて、左右に蹴り分けることができるかが重要です。

PK対決で「メンタル(落ち着き)」の重要性を感じたのは、ピース又吉とパンサー尾形を見たからです。

ピース又吉は、1人目ながら10本中9本を決めました。結果として4人中1位の成績でした。

パンサー尾形は長い助走をとった力任せのシュートながら、又吉を超える4本連続でゴールを決めました。4本目を決めたところでナインティナイン矢部から「蹴ったこと無い蹴り方したら?」と言われたら、急にフォームが崩れ、結果5本で終了しました。
又吉の落ち着きと尾形の気持ち、芸人としての生き方がそのまま出ているようなPK対決でした。

ナインティナイン矢部は「ヤベッチFC」ではなく「テレビ千鳥」であることを意識してか、技術力の高さと抽斗の多さを見せていました。

最後は主役であるノブ。枠外にけるだけではなく、大半を正面に蹴ってしまっていました。名門サッカー部出身の3人とは「基礎」も「メンタル」も大きく差があるように感じました。

 

続いては、大悟が主役のホームラン競争

PKと異なり、ホームランバッターのピッチャーはバッターがホームランを打ちやすいボールを投げることに徹しています。

この場合重要なのは、70mのホームランを連続して打ち続ける技術です。

結果として、名門高校出身であるELLY、ティモンディの2人は20本中10~12本であり、大悟は3本。

大悟の打席の後半で身体が開いていることをティモンディの2人が分析しているとアンガールズ田中が「昔、染みついた悪い癖が抜けないんだね」と的確な一言。

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その言葉に反応して大悟は「小学校の時、野球教えてくれたおっちゃん、野球やったことなかった」と言います。

矢吹丈にとっての丹下段平大空翼にとってのロベルト本郷のような出会いではなかったですが、大悟は「そのおっちゃんの為にも(ホームランを打ちたい)」と言います。

目標を3本に設定し、19球を終えて2本の大悟は、最後の20球目にホームランを打ち、さすがの勝負強さを見せます。

ロベルト本郷丹下段平ではなかったかもしれないが、今でも野球をすることは楽しいものと大悟に植え付けた「島のおっちゃん」はとても良い指導者だったんだろうな、と感じました。

基礎技術も落ち着いたメンタルも大切だが、楽しいってことを教える指導者が1番なんだろうと思う。

いくら技術があっても、大人になってその競技を好きでなくなっていたら意味がないよな。

 

PK対決はノブの自滅で終わってしまったが、ホームラン競争は球場にいた全員が大悟にホームランを打ってもらいたいという雰囲気になり、「ドラゴンボール」の元気玉のような大団円を迎えました。

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野球って良いよな、と思わせる「テレビ千鳥2時間SP」でした。

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