2016年7月22日金曜日のこと ーーー というか、フジロック体験記


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 初心者が「FUJI ROCK FESTIVAL 2016」に参加した感想です。

 

 7時45分ころに自宅を出て、9時15分ころに越後湯沢駅に到着しました。

 会場近くの駐車場のチケットは2人以上の申込者にしか売ってもらえないので、越後湯沢駅近くに車を停める計画でやって参りました。

 コインパーキングやら町営駐車場やらがあるかと思ったけれど、越後湯沢駅の第2駐車場は駐車料金のかからない簡素な場所でした。運よく空きスペースが2台分くらいあり、徘徊することなく駐車できました。

 越後湯沢駅前のシャトルバス発着場から伸びた列を横目に、フジロック・クッキーとパンフレットの購入、スイカへのチャージをするため駅構内に入りました。

 券売機でスイカにチャージしようとすると、越後湯沢駅はスイカの管轄外であると駅員に言われました。確かにここを確認するとダメな旨が書いてあります。

  チャージは諦めてフジロック・クッキーとパンフレットを探すもなかなか見つからず、代わりにアウトドアグッズ売り場が目につきました。諦めてシャトルバスに乗るため駐車場に戻ると通路に売り場があり、無事に購入できました。クッキーが1,000円、パンフレットが1,500円でした。BEAMSのショッピングバックに入れてもらえました。

 

 車に戻って靴に履き替え、荷物を持ってシャトルバスの列に並びました。シャトルバスは乗車前に料金徴収があります。

 フジロックのために岩盤とチャムスがコラボしたマルチパスケースを購入したけれど、ファスナー付き小銭入れから硬貨が取り出しにくかったので改良を要請します!サイズが小さいんで、もう少し大きくしてください!

 事前に駅から会場までは40分くらいかかると情報を得ていたので本(『読者ハ読ムナ(笑)』藤田和日郎)を持って乗車しましたが、購入したパンフレットを読み込んでいるうちに到着しました。

 この日は入場ゲートでもらったZカードではなく、パンフレットを確認しながら動き回りました。そして思ったのは、パンフや公式サイトに載っている会場図は距離感が掴めないので、Zカードに掲載の会場図に統一してください!

 あとあとZカードを確認して地図の見やすさに驚きましたよ、私は。

 

 7月12日に以下のタイムスケジュールを組みました。

11時00分~ BOREDOMS(GREEN STAGE)

12時10分~ 奇妙礼太郎(FIELD OF HEAVEN)

13時10分~ KOHH(WHITE STAGE)

14時00分~ ラプスレイ(RED MARQUEE)

14時50分~ Suchmos(WHITE STAGE)

15時50分~ COURTNEY BARNETT(RED MARQUEE)

16時30分~ THE INTERNET(WHITE STAGE)

18時50分~ JAMES BLAKE(GREEN STAGE)

20時00分~ The Birthday(RED MARQUEE)

22時20分~ DISCLOSURE(WHITE STAGE)

23時30分~ D.A.N.(PLANET GROOVE)

 全部観れたアクトを「勝ち」、一曲でも観れたのを「分け」、まったく観てないのを「負け」とするなら、11アクトで5勝4敗2分です。

 

 1日を通して反省したことは3点あります。

  1点めは、会場の広さ、ステージとステージの間の距離、ライブが終って満員の観衆が移動を始める時の混み具合などを踏まえたうえでタイムスケジュールは組まなければいけない、ということ。

 2点めは、「フェス飯」と謳われて飲食ブースは充実しているけれど、食べたい料理を食べるには並ぶことを覚悟しなければいけない、ということ。

 3点めは、ヘリノックスのイスは座り心地良いけれど持ち歩くのが不便だから畳んだり出したりを繰り返す手間を惜しんではいけない、ということ。

 

 シャトルバスを降りてチケットをリストバンドと交換し、セブン銀行の移動ATMでnanacoに6,000円チャージして入場ゲートを目指しました。

 「音楽などのフリーライターと無職のボーダー」である兵庫慎司さんが「7/21「アメトーーク」の「夏フェス芸人」を観ながら、他の夏フェス大好き芸人たちとやついいちろうは違うぜ、出演者だぜ、と勝手に誇らしくなってる私はバカだと思います。あと本当にしつこいですが明日からのフジロックで澤部を見かけてもスルーしてあげましょうみなさん!」などと再三にわたって注意を呼びかけていましたが、入場ゲート前でのハライチ澤部さんは「数歩進んでは呼び止められて写真を撮る」を繰り返していました。

 入場する前から疲れていたように思えた澤部さんの体力がフジロックを通じて回復することを祈りながら、追い越して入場しました。
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 入場ゲートはリストバンドのICチップを台にあてると入場できるシステムでした。退場時に特段のチェックはなく、ステージ近辺でのリストバンドチェックもありませんでした。ハイテクであり、参加者と主催者の信頼関係が築きあがっているのだと感じました。

 

 11時からGREEN STAGEでボアダムスを観たあと、Field Of Heavenで奇妙礼太郎を観ようと移動を始めたのですが、なかなか着きません。肝心の奇妙礼太郎も満員だったので疲れが早くも出てしまい、KOHHを観るためWHITEへ向かいました。

 昼食を食べようと思ったけど列の長さに圧倒され、ヘリノックスに座りながらハイネケン飲みながら、持参した「蒟蒻畑」で凌ぎました。フェスに来るときは昼食を持参することも考えようと思いました。

 

 それにしても、フェス会場のビールはハイネケンが多くないですか?アメリカのビールは薄いから、日本のメーカーのビールが飲みたいんですが何とかなりませんでしょうか?ハイネケンフジロックのスポンサーだから、フジロックではハイネケンを飲むしかないんでしょう、恐らく。ステージのすぐ近くにブースがあるから重宝するんですけどね!

 

 14時にKOHHを見終えて、空腹と体力の消耗に耐え切れずオアシスエリアに昼食を買いに行きました。WHITEからGREENを過ぎてオアシスまでの道のりは遠く、ステーキ丼の列に並び終えたときにはSuchmosの始まりそうな時間でした。

 Suchmosをフルで観れないことを覚悟し、GREENでステーキ丼を食べることにしました。演奏していたのはJAKE BUGG。CDを買ってないから初めて声を耳にしましたが容姿とは異なる骨太な声でした。

 くつろぎだしたとはいえ、Suchmosへの諦めがつかずWHITEへ。会場は満員で、あふれていました。観れたのは3曲でしたが、「MINT」聴けたので満足です。

 

 WHITEでTHE INTERNETを見終えて、JAMES BLAKEまで時間があったのでTシャツを買うため入場ゲートを出ることにしました。

 グッズ売り場は3日間に出演する全アーティストのグッズが売っており、選択肢の多さにクラクラしました。

 財布に余裕はあったけれど、荷物が多くなりすぎるとキツイので1万円以内にすることを決め、Suchmos、D.A.N.、VIDEOTAPE MUSIC×cero、それぞれのTシャツを購入しました。総額9,000円。

 クッズ売り場は、高校生くらいの女の子にアーティスト名を伝えて、品物を取りに行ってもらうシステムでした。「Suchmos」「D.A.N.」と表記されていても女の子には「サッチモス」「ダン」と伝えているので、探すまでに時間がかかっていました。客が自由に手に取れるシステムにすれば商品や売り場が乱雑になるので仕方ないのでしょう。

 

 その後、JAMES BLAKEに遅刻し、THE BIRHTDAYをフルで観て、DISCLOSUREに移動したわけですが、DISCLOSUER時に立ったまま寝落ちして帽子のツバが前の人の頭に当たるとかで迷惑をかけるようになり、シャトルバスが25時までだったので、D.A.N.のラストを見終えて帰路につきました。

 

 illionのゲストで5lackが出たと後になって知り後悔していますし、思ったよりフルで観きれないもんだなと感じましたが、楽しく過ごすことができました。

 今度、フジロックに来るときは食料を多めに持参しようと思いました。

 

 「ROCK IN JAPAN」は金曜・土曜・日曜の3日間開催から土日×2週という運営に移行したので、金曜日のフェスは「FUJI ROCK FESTIVAL」だけです。金曜日に仕事を休んで参加することの高揚感と携帯に仕事関係の人から着信があった時のドキドキ感を多くの人が体験しているのではないでしょうか?

 

 DISCLOSUREの1曲目が鳴りだしたとき周囲から「“WHITE NOISE”だ!」と。2枚目の『CARACAL』を職場で聴き倒しているので、何曲かは聞き覚えありましたが、曲タイトルは全く覚えてないので、ちゃんと曲タイトル込みで知ってるんだなぁと感心してしまいました。「WHITE NOISE」は1枚目の『SETTLE』収録らしいので、聴いてみなくてはいけません。

 

 BEST ACTは何にしましょうか。DISCLOSUREです。

 シンガロング起きて最高だったのはTHE BIRTHDAYのアンコール「涙がこぼれそう」で間違いありません!

 

 ということで、まとまりませんが「フジロック体験記」を終わりにしたいと思います。お付き合いいただき、ありがとうございました。

そのバンドTシャツ

 毎週見ている『水曜日のダウンタウン』。

 7月20日に放送されたスーパーササダンゴマシンによる前田日明滑舌悪い説(今号も『KAMINOGE』を買わなくては)や小峠と澤部に逆逆逆ドッキリを仕掛けた説も面白く拝見しました。

 しかしながら、最近では7月6日に放送された「街でバンドT着てる人 そのバンドのイントロクイズに答えられなかったらTシャツ没収されても文句言えない説」が白眉でした。面白いのはもちろんですが、色々と考えさせられてしまいました。

 前田日明のことはよく知らないけれど、持っているTシャツの大半がバンドTで毎日何らかのバンドのTシャツを着ている私は思い入れたっぷりに拝見できたわけです。

 

 説のプレゼンターはスピードワゴン・小沢。

 後輩芸人がクラッシュのTシャツを着ているのを見て「ジョー・ストラマーのどんなとこ好きなの?」と聞いたら「ジョー・ストラマーって誰ですか?」と返されたそうです。

 検証VTRでは「バンドTシャツはファンアイテム」という前提が崩壊している現状を見せつけられる結果となりました。

 説のとおりにスタッフが街頭に出てバンドTシャツを着ている人にインタビューしていきました。

 1人目はニルヴァーナ「イン・ユーテロ」のジャケットが描かれたTシャツを着ている人。

 「Smells Like Teen Spirit」を聴かせたところ「分からない」と答え、Tシャツにある「NIRVANA」を「ニラヴァーナ」と読む始末。

 2人目はカート・コバーンの肖像がプリントされたTシャツ。地元のユニクロで買ったそうで、連れの彼女は「KURT COBAIN」を「クラット・コバイン」と読んでいました。

 それ以降、アイアン・メイデンオジー・オズボーンエルビス・プレスリー、KISS、矢沢永吉レッド・ホット・チリ・ペッパーズボブ・マーリーのTシャツを着ている人が映されましたが、イントロクイズに正解したのは51人中5人。正解率は1割でした。

 その後、街でよく見かけるということで、「チェ・ゲバラ」Tシャツを着た4人を集め、ゲバラについてのクイズをだしていました。

 回答者の一人広瀬さんは「Tシャツに描かれている人物の名前は?」という1問目に「チェゲベラ」と答えてしまい「もう帰っていいですか?」と早々に泣きの一声が出ました。

 チェ・ゲバラのクイズに関しては「ゲバラの出身国」「ゲバラの亡くなった国」「戦場で虫除け効果のあるゲバラの愛用品」「ゲバラの愛用したカメラのメーカー」はなどの問題に全問正解した回答者がいて驚きました。

 ゲバラキューバで生まれてキューバでなくなったのかと思っていましたよ、私は。

 最後に「チェゲベラ」広瀬さんの「一生このTシャツを着ることはないでしょうね」という一言でコーナーは終わりました。

 検証結果は「自分のTシャツに何が書かれているかくらいは知っておいた方がいい」というもの。

 この検証結果は何年か前に子ども番組に英語のスラングがプリントされたTシャツを着て出演した南流石さんに伝えたいものです、今さらですが。

 

 前述の「クラット・コバイン」は、ユニクロのTシャツラインである「UT」のなかで「MUSIC ICON」として展開されていました。 

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 ラインナップは「クラット・コバイン」の他にセックス・ピストルズレッド・ツェッペリン、ミスフィッツ、フー・ファイターズ、ケミカルブラザーズという錚々たるラインナップ。

 これらが値下げ後ではあるが990円とか500円で売ってるんだから、そのバンドを知らずに買う人が出てくるのは仕方のないことです。

 

 量販店で売っているバンドTといえば、THE STONE ROSESのTシャツがAvailという「しまむら」系列の量販店で売り出されたという情報を得たので買いに行きました。3種類が3色ずつで合計9着売られていたので、その中から4着を購入しました。

 Availではストーン・ローゼズだけでなく、ビートルズのTシャツも売っていました。

 

 「バンドTをバンドのライブに参加した証明やバンドが好きなことの表明として着る人」と「お店で売ってた中から選んだ人」の割合が1対9と大きく広がっていることを「水曜日のダウンタウン」は示しました。

 「自分のバンドTはライブの物販で買ったものだ」と優越感に浸りがちですが、そもそも1割の少数派のなかでイキがっても仕方ないことです。

 誰かとセンスを競うのではなく、好きだから着る。結局、ここに辿り着きました。

 

 あと、私はチェ板尾のクリアファイルを愛用しています。f:id:tabun-hayai:20160721150732j:plain

FUJI ROCK FESTIVAL 2016(7/22 タイムスケジュール編)

 「FUJI ROCK FESTIVAL 2016」のチケットを発券した私は、当日のタイムスケジュールを考え始めました。その結果が以下です。

 

11時00分~ BOREDOMS(GREEN STAGE)

 GESIHA GIRLS『THE GEISHA GIRLS SHOW ~炎のおっさんアワー~』(1995年)に参加したボアダムズ。初めて買ったCDに参加したアーティストを観ることができることの歓び。

 金曜日の朝一であれだけお客さんを集めるバンドは(ルート17の)他に考えられなくて。だからうちの連中からは「えーっ!?」っていう声が出たよね。でもじゃあ「みんなで考えよう」って言っていて。そこでそのあとに、20周年っていう考え方が出てきたんだよ。で、さっき話したみたいに97年の1回目に出たバンドで、って考えていったらBOREDOMSっていう声がうちの連中から出てきた。俺も「BOREDOMSだったらぜひやってほしい」って思ったよね。97年がすごかったからね、BOREDOMSは。朝一でやったら絶対かっこいい。だから1年目と同じだよな。「それっ!あそこで暴れまくれ!」っていうことで。

 と主催者の日高正博さんが語っているので、恐らく満員です。

 

12時10分~ 奇妙礼太郎(FIELD OF HEAVEN)

 解散してしまった奇妙礼太郎トラベルスイング楽団ではなく、天才バンドでもなく、ソロとしての出演。

 CMに起用されまくっているので、恐らく満員です。

 

13時10分~ KOHH(WHITE STAGE)

 7月15日に発売される紙の「ele-king」の表紙を飾るKOHH。

 「気楽にやる」「NOW」が特に聴きたい。

 15,000人収容のホワイトでは狭すぎるので、恐らく満員です。

 

14時00分~ ラプスレイ(RED MARQUEE)

 「ポスト・アデル」としてサインマグでも特集が組まれるほどなので、恐らく満員です。

 「観たい!」とはいえ、KOHHは14時過ぎまでやるだろうし、その次に観たいSuchmosまでの移動や何やらを考えると断念せざるを得ないです。

 音楽フェスでは諦めが肝心。掛け持ちすると終了時間が気になってアクトを楽しめなくなります。

 

~~ よって、この辺で昼食 ~~

 

14時50分~ Suchmos(WHITE STAGE)

 新曲「MINT」が超絶に名曲で、その前のマキシシングルも、去年でたアルバムも名盤だったSuchmos。

 月9の俳優がドラマで聴いていたそうだし、恐らく満員です。

 

15時50分~ COURTNEY BARNETT(RED MARQUEE)

 THE INTERNETが16時30分からなので10分20分観たいけれど、ホワイトまでは距離ありそうなので、断念します。

 

16時30分~ THE INTERNET(WHITE STAGE)

 先日CDを購入したけれど、まだ聞けてません。

 ODD FUTUREを観れる機会はそうそうあるわけではないので、恐らく満員です。

 

~~ この辺で夕食 ~~

 

18時50分~ JAMES BLAKE(GREEN STAGE)

 ビヨークも聴き倒しているというJAMES BLAKE。

 グリーンは40,000人収容であるそうですが、恐らく満員です。

 

20時00分~ The Birthday(RED MARQUEE)

 The Birthdayがトリとはいえ、5,000人キャパのステージに登場する。

 どう考えたって、恐らく満員です。

 

22時20分~ DISCLOSURE(WHITE STAGE)

 グリーンだって狭すぎるくらいのディスクロジャー。

15,000人のホワイトは、恐らく満員です。

 

23時30分~ D.A.N.(PLANET GROOVE)

 これからグングン集客が増えていくであろうD.A.N.を見逃す人がフジロック入場者のなかにいるわけないでしょうから、恐らく満員です。

 

  理想のタイムスケジュールを組んでみました。予想ではどのステージも入場規制がかかる見込みです。

 フジロック初心者なので、ステージとステージがどのくらい離れているのかという距離感がまったくわかりません。大きいバックパックを背負って行動する私の体力がどのくらいまで持つのかも不明です。

 11時からのボアダムズに間に合うためには、越後湯沢駅から会場行ってチケットをリストバンドに交換して入場してホワイトステージに辿り着くまでの所要時間は何分くらいでみておけば良いんでしょうか?

 越後湯沢駅から会場までは40分くらいだそうですから、2時間くらい?

素人が山歩きやトレイルするに必要な最低限の道具リスト

 「trail」の辞書に載ってる意味は「引きずった跡、通った跡、痕跡(こんせき)、船跡、航跡、(獣の)臭跡、(捜索などの)手がかり、(荒野などの)踏みならされてできた道、(山中などの)小道、(彗星(すいせい)・流星の)尾」。

 アウトドア方面では、「山の尾根」とか「登山道」という意味合いで認識しています。登って下りての登山ではなく、比較的なだらかな山道を進むというような。しっかりとした定義づけはなく、雰囲気で使われているように思います。

 先日、歩いてきたのですが、年1回歩く程度なので、何を持って行けばいいのか迷ってしまいました。今後のため、ここにメモしておきます。

 

 ・ 昼食

 普段からウィダーインゼリーを食べなれてれば体が反応するんでしょうが、それじゃあ物足りないと思っている人はオニギリ持参が良いと思います。

 ・ 飲み水

 2ℓから2.5ℓあると安心。500mℓのペットボトル5本分。

 凍らせるものや、冷やすものなど分けて持って行くと便利。300mℓのハンディパックは凍らせることができるし、飲み終ったら小さく片づけられるので重宝しました、1つしか持ってかなかったけれど。

 ・ 補食

 こんにゃくゼリーであったり、ナッツであったり、ドライフルーツであったり。

 ・ 飴

 効果は分からないんだけど、塩分摂れってスーパーの店頭でアピールされているから塩分の摂れる飴やラムネを用意しました。

 ・ 帽子

 洒落たツバが頭部を一周しているハットではなくても、野球帽みたいなので問題ないように思います。

 ・ ノルディックウォーキング用ポール(ストック)

 「杖なんて年寄りのもの」と思われるかもしれませんが、それは街中での話であって、山道では楽できるなら楽をした方がいいです。

 ノルディックウォーキングがどれだけ周知されているか分からないんですが、ノルディックウォーキング用のポール(≒杖)があるとないでは身体への負担が違います。

 ・ トレイルシューズ

 泥で汚れるのを嫌がって使い古しの靴で山へ行くと滑ってしまうので、底のしっかりした、滑りにくい靴を履きましょう。

 ・ 手袋(軍手)

 手をついて登らなければならない険しい箇所があり、滑った時の用心として軍手がないと困ります。

 ・ バックバック(リュックサック)

 この先、何日もテント泊をする機会はないだろうと見込み、30ℓのバックパックを購入しました。

 ミレーの格好いいやつ!

 買ったらレインカバー付いててラッキーだと思いましたが、そもそも最近のバックパックは防水性に優れているんじゃないでしょうか?

 ・ ウエストポーチ

 補食や飴やデジカメを入れるためにウエストポーチはあった方が良い。

 なければデジカメをズボンのポケットに入れることになり、そうすると嵩張るからデジカメはリュック行きになり、撮影するのが面倒臭くなります。

 ・ 雨具

 雨が降って路面がドロドロになってしまうと転んだときに汚れます。汚れるのを防ぐため、雨が上がった後でもズボンは履いておくといいです。

 ・ タオル

 1枚じゃ足りない。2枚でも少ない。3枚は必要。休憩の度にタオルを替えられるのが理想。

 歩いている時は首にかけ、定期的に汗を拭いましょう。

FUJI ROCK FESTIVAL 2016(計画編)

  7月22日から開催される「FUJI ROCK FEATIVAL 2016」で、最も観たいアーティストはBECKです。

 しかし、3日間のラインナップで最も充実しているのは初日の金曜日(7月22日)です。「最も充実」という言葉では足りません。初日だけ格段に私好みのラインナップです。

 金曜日のラインナップが凄い、金曜日は土日ほど混まなそう、車で2時間弱の場所に住んでいる、金曜日は休めそう、費用は日帰りなら何とかなりそう、、、などと色々思案した結果、フジロックの初日に行くことを計画しはじめました。

 今時点で、まとまっていることを列挙しておきます。

 

 (1)行程

 越後湯沢駅まで車で約2時間、かつ、JRで越後湯沢駅へ向かうには大回りする必要のある場所に住んでいるので、車で行くことにしました。

 フジロックの駐車券は2名以上のグループに販売されていて、その日、妻は仕事なので私1人で参加するつもりです。そうなると、駐車券は買わせてもらえません。

 なので、JR越後湯沢駅に車を停めて、そこからシャトルバスで向かうことにしました。

 

(2)費用

 フジロックの1日券は19,000円。「りんご音楽祭」2日分以上の値段ですが、外国からたくさん招聘し、山の中にステージを設営するのだから、この値段も仕方ありません。20,000円超えたら諦めたけれど、夏のボーナスの残りで何とかなりそうです。

 チケット19,000円、駐車料金が5,000円(こんなにしないだろうけど)、食費やグッズ買うとして総額50,000円を見込んでいます。

 

(3)持ち物・服装

 チバユウスケさんが「俺からすると<フジロック>は、“みんなどうして山登りみたいな格好しているの?”ってところも疑問だし。」って言ってるから、山歩きのライン上の服装は避けようと思います。名前知らないけど「あのタイツ」は履きたくないし。

 とはいえ、山の中なのイベントなのでリュック背負って、ランニングシューズ履いてという格好になりそう。

 雨に降られたって1日だけだし、何とかなるだろうって楽観してます。

 

(4)観る順番について

 “東京のガールズ、ファッション、音楽、レアアイテム〜フード情報までをフィールドワーク。ミレニアル世代がおくるNEO TOKYO MAGAZINE”という何だかよくわからない肩書きのweb sight「SILLY(シリー)」に田中宗一郎さんが「フジロックを知らないティーンたちへ ~SILLYオススメの金曜10選~」を寄稿しています。

 ここで挙げられたアーティストに奇妙礼太郎The Birthdayを加えれば満足です。

 ただ、JAKE BUGGが14時40分~で、Suchmosが14時50分からなので、ここの選択は悩みどころです。よく聴いているのはSuchmosだけど、JAKE BUGGを観る機会はこれきりだろうし、、、。

 

  今の時点でフジロックについて書けることは以上です。

 1人で出かけて疎外感を感じたら来年は誰か誘うかもしれないし、まぁ、よくわかりません。

 とりあえず、出かけてみようと思います。結局、行かない可能性もあるけど。

岡康道『勝率2割の仕事論 ヒットは「臆病」から生まれる』


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 光文社新書から「TUGBOAT」岡康道さんによる仕事論の本が発行されました。講演会で出待ちして『TUGBOAT 10 YEARS LOG BOOK』にサインをもらったことのあるファン目線でも、示唆に富んだ名著であったから文章を引用しながら感想をまとめます。

 

 プレゼンで心がけているのは、なるべく商品の本質から考えて、クライアント(発注元)に提案するということ。すると、たいてい「そんなこと、頼んだっけ」という反応が返ってくる。発言ではなく、表情が語る。しかし、二割くらいの確率で「おもしろいかもしれませんね」と言ってくれる人と出会う。僕たちは、その二割に賭けて仕事をしている。(p7)

 「グッドデザインカンパニー」の水野学さんも「クライアントからの依頼まんまではなくて、こちらから提案する」というようなことを言っていた。水野学さんへの依頼はグラフィックデザインで、岡康道さんの所属する「TUGBOAT」への依頼はCMだから勝率2割になってしまうのかもしれません。

 岡さんと小田嶋隆さんの対談集のタイトルも『人生2割がちょうどいい』(講談社/09年5月)であったから、一貫しているなと感じました。

 

 タグボートにコピーライターがいないと先に述べたが、コピーライターをつねに一人に決めてしまうと、全部の仕事がその人のトーンになってしまう。そのことを恐れて、コピーライターを在籍させていない。(p53)

 Facebookの他人の投稿より自分の投稿の方が読み返して楽しいのは、自分の文章のトーンに自分が馴れてしまうからと気づきました。デザインは技法によってバリエーションを増やせるけれど、文章のトーンにバリエーションをつけることの難しさを教えてくれています。コピーライターを選任にすると「TUGBOAT」の色ではなく、そのコピーライターの色がついてしまう。それを避けるために、毎回コピーライターを選ぶそうです。

 「外の血が入るだけで、広告の雰囲気が変わるのではないか、と期待する」と続くように、言葉には広告の雰囲気を左右する力があるということです。

 

 代理店時代の後半、海外の独立エージェンシーを調べているうちに、やがてこんな流れが日本でも起こるなら自分が率先してやろう、と決意して会社を飛び出した。我々が独立すれば、フィーで食べていこうとするクリエイターがあとから続くだろう、と予測したが、その読みはまったく外れてしまった。誰も辞めなかったし、辞めたとしても、僕らのような独立エージェンシーを作った人間はいない。(p60)

  岡康道さんの過去の著作でも、「メディアとの仲介料と、その広告企画料込み」のビジネスではなく「フィー(企画・制作料)」で食べていこうとするクリエイターは続かないし、「TUGBOAT」のような独立エージェンシーを作った人間はいない、と書かれています。

 岡さんが広告代理店「電通」を退社し、「TUGBOAT」を設立したのは1999年。2000年くらいから『広告批評』を購読するようになり、電通博報堂から何人もの人たちが独立したという記事をいくつも読みました。「SAMURAI」の佐藤可士和さん、「風とロック」の箭内道彦さん、「シンガタ」の佐々木宏さん、黒須美彦さん、権八成裕さん、「ワトソン・クリック」の中治信博さん、山崎隆明さんなどなど、「TUGBOAT」以降の15年で多くの広告制作者が独立していきました。

 岡さんの言葉が正しいとすれば、「TUGBOAT」以降の広告制作会社はフィー以外の何で収入を得ているのでしょうか?また、それらの広告制作会社は独立エージェンシーではなく電通博報堂の子会社ということなのでしょうか?

 疑問が残りました。

 

  二八歳から、つまりクリエイティブに籍が移ってから実行していることがある。「五〇の法則」である。年に映画を五十本、本も五〇冊、そして大好きな横浜ベイスターズの試合も年に五〇試合は見ることにしている(ベイスターズはCSができて以降の話だが)。

 遅れてきた者はこれくらいやらないと、先に行っている人間に追いつけない。(p89)

 

 ベテランになるとなかなか「叱られる」機会がない。しかし、「叱られる」ことで人の能力はアップする。年を重ねて、周りから気を遣われてばかりでは、必ず技術は低下する。僕は今月もきっちり怒られている。(p104)

  最近、叱られていません。間違いや怠慢を指摘するのではなく、行った仕事への気付きを与えるのが「叱る」ということだと解釈しました。「叱られる」機会のある職場づくりが大切。

 

 努力してもしなくても、きっと人間が内面に抱えられるものはそう大差なく、仮に広告を職業とするなら、自分のいま持っているもの、覚えている経験(体を使って得られるものから、映画、本、演劇など文化的なものまですべて)から、いかに素早くアイデアやストーリーを引き出せるか。それだけなのではないか。

 では、どうやって引き出すのか。それには、ものを引っかけるための“釣針”のような「思考法」を用意する必要がある。

 僕の場合、担当商品にまずは自分の「人生」を絡めていき、その後、自分を離れて少し遠くから商品と人との関係を凝視しながら企画に仕立てるというやり方をしてきた。(中略)長い期間、努めて触れるようにした芝居や映画や本、そして先輩たちの作品などが“内的経験”として、「商品と人を凝視する」という僕の思考法に生きてくる。(p120)

  前述の「五〇の法則」の実践はここに繋がることが分かります。過去のインタビューでも同様のことを語っていたので引用します。

 実体験ではなく疑似体験でもいい。映画を見る、本を読む、美術館に行く、音楽を聴く、ボランティアをする、親の話を聞いてみる。若い人は 自分の価値観を広げて蓄え、柔らかい感覚を持つことです。「上司は頭が固くて」と嘆いても始まらない。なぜなら人はみんな「時代の生き物」で、大人たちはその時代の価値観で生き抜いてきたから、違って当たり前、古くて当たり前なんです。あなたの心に刺さったことだけ、いただいておきなさい。

 

 広告に関する賞は大きなもので五つあって、総合的に見るACC賞がテレビコマーシャルの賞ではいちばん大きな賞である。広告の言葉を中心に見るのがTCC(東京コピーライターズクラブ)賞、アートディレクションとビジュアルを中心に見るADC賞、それ以外に広告電通賞やギャラクシー賞などがある。広告賞のほとんどは現在活躍している広告制作者が、審査員に任命される。すると、そこにいる審査員の作品に自分たちで順位をつける、という奇妙な構造になってしまう。審査して、のちに受賞する審査員も決して居心地のいいものではない。しかし、だからといって、さほど活躍していないクリエイターにコンクールを任せるのも説得力がない。(p171)

 東京オリンピックのエンブレム問題で佐野研二郎さんが批判された時、広告賞が内輪で行われていることも非難されていました。Aさんが審査員の賞でBさんが受賞したから、Bさんが審査員の賞ではAさんが受賞した、というような。

 ずーっと同じ状況が続いていたということは、「居心地のいいものではない」と思っている岡さんは少数派で、大概の広告制作者はそれを良しとしているのでしょう。恐らく、現在も。

 

 残念ながら、ほとんどのオジサンの話は「自慢」か「愚痴」であったように思い出す。

 今回の話がどちらにもなっていないことを祈るばかりだ。どちらにも当てはまる、かもしれない。もしそう感じたら、遠慮することはない。僕を追い越していってほしい。どの道、広告制作界は世代交代を待っているのだ。しかし、君が現れない限り、僕は僕の道をゆく。

 二勝八敗。十分だ。(p237)

 先に引用したWebで閲覧できるインタビュー(朝日新聞 岡康道が語る仕事)でも、ほぼ同様のことが語られています。

 僕には、仕事を次へ引き継ぐとか、バトンを渡すといった気持ちはありません。広告という表現の仕事だからというより、自分が時代の要請に応えて、できるところまで試してみたいからです。異なった世代から何と言われようといいではありませんか。

だから若い仕事人は、上司や先輩の忠告やアドバイスを耳に入れつつ、これからは「こんな新しいことで闘いたい」と、自分の直感プランの主張を恐れないで欲しい。否定されても気にしない。上が分かる伝え方を工夫して、またトライを始めてください。

旅行のときに気をつけること(名古屋1泊編)

 6月26日(日)から27日(月)にかけて、名古屋まで1泊旅行をしてきました。旅行がうまくなるように、個人的な改善点を書き記しておきます。

 

・持参する本を精査する

 月に3、4冊しか読まないのに、通勤鞄の中には常に3冊入っています。実際の昼食時はYou TubeTverを観るから本を開きもしないのに、ないと不安になります。

 それは、旅行の時も同じです。

 今回の1泊旅行では岡康道『勝率2割の仕事論』、大崎梢『スクープのたまご』、阿武誠二『昭和UFO』、『榎本拓朗の仕事』、『大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー』を鞄に入れました。

 結果は、岡康道さんの本を60ページくらいと『本屋さんのアンソロジー』を2編読んだきりでした。

 今回は岡康道さんの本が面白かったから良いけれど「どれも読む気分じゃないな」となる不安があるから、精査は必要だと思いました。

 

・マイクロバスで行くときは駐車場の確認が必要

 潤沢な資金があればバス会社に頼みたい、というのが前提にあります。

 ただし、今回は実費でおこなう団体旅行だったので経費節約のためマイクロバスで出かけました。

 観光地の駐車場はマイクロバスに対応してくれるのですが、宿泊先がビジネスホテルの場合は駐車場の確保が大変です。

 当日の夕方に、大型バスに対応してくれる駐車場に電話したら、空きが1台分あるとのことだったので、何とかなりました。

 予約制の駐車場も多いので、事前の確認が必要です。

 

・お土産は、結局サービスエリアで買うことになる

 「お土産はどこに売っているのか?」という問いの答えは、観光地か駅ビルかサービスエリアの3つに絞られるのではないでしょうか?

 前述のとおり、マイクロバスでの移動でしたから、駅ビルで買うことはできず、名古屋城熱田神宮でも買いそびれたから、結局サービスエリアで買うことになりました。

 サービスエリアが悪いわけではないんですが、なんだかなぁと思ってしまいました。

 

・電話帳をスマホに託しすぎてはいけない

 帰りの高速道路でトラブルがあり到着予定時刻を大幅に過ぎることが確定的な状況になりました。

 日中のナビなどでスマホを酷使したので充電はない。

 そんな時に、どうすれば妻へ連絡することができるのでしょうか?

 「実家に電話して妻の携帯電話の番号を聞き、連絡する」という案も浮かびましたが、結局サービスエリアで携帯充電器を購入しました。

 手帳にメモっておけばと何度か思ったものの、結局メモしないのです。それじゃあ、ダメ。

さらに電話帳の名前をぼんやり眺めていると

どうにもこうにも思い出せない人がいて

まるで僕よりも僕のことを分かっている

ような そんな変な箱です

 関係なくもないけど、ラッドウィンプス「携帯電話」の一節を思い出しました。

  

・「あつた蓬莱軒」、月曜日は神宮店が休みなので、本店が混む

 名古屋に行ったら「ひつまぶし」。「ひつまぶし」といえば「あつた蓬莱軒」。これは定石です。

 去年は松坂屋店で食べたのですが、今回は「熱田神宮参拝~本店」という流れを考えました。

 あつた蓬莱軒本店は予約を取っていません。去年、日曜日のお昼に2時間くらい並んだのが印象に残っていたため11時30分開店でしたが、11時前に並ぶことにしました。

 さすがの名店だけあって、既に列ができていました。

 聞けば、熱田神宮近くにある神宮店の定休日が月曜日なので、本店は特に混雑する曜日であると分かりました。

 11時15分ころから受付がはじまり、入店時間を教えてもらうシステムでした。我々は「11時40分に入店」で受け付けを確定できました。

 去年食べたばかりなので、去年ほどの感動はなく、熱かったこともありお茶漬けメインで食べました。同行した方たちから「これはうまい」という声があがりましたので一安心です。一食三六〇〇円!


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・「コカ・コーラ東海工場」の工場見学

 コカ・コーラ東海工場の工場見学は無料なので文句は言えないのですが、有料でもいいからもっと楽しみたいと思ってしまいました。

 13時に入館して、ペットボトルのジュースをもらい、コカ・コーラに関するビデオを10分くらい見て、休憩を挟み、10分くらい工場を見学して、最後に記念品(子どもは缶バッジ、大人はミニタオル)をもらって退出。

 有料でいいから楽しませてくれ、コカ・コーラのロゴの入ったグッズを販売してくれと思いました。

 通りがかる機会があれば行くと良いと思います、予約してから。わざわざ行くほどの場所ではなかったです。

 工場と言っても、オートメーション化がされているから、ボトルへの注入から箱詰めまで、すごい速さで行われていました。規模が大きすぎて、あっという間に終了する感じです。

 


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 どっかに行ったら、また何か書くと思います。