年末までの読書計画
「本の雑誌の目黒考二・北上次郎・藤代三郎」(本の雑誌社)に収録されている「読書計画は修正こそが愉しい」に触発されて、年末までの読書計画を立てようと思い至った。
普段は計画ありきの読書ではなくて、その時々のバイオリズムで読書が捗ったり、そうでなかったりしている。なので、月の読了冊数が多ければ7冊、少なければ1冊とムラが出ている。
さて、年末までの読書計画。
10月は6冊を読み終えたが、さすがに月6冊は無理だろう。とはいえ11月は祝日が2日あり年末の休みもあるから、11月4冊、12月5冊という目標を設定した。
2023年は10月までで43冊を読んだ。昨年は年間で48冊であったから、おそらく昨年より冊数は稼げるだろう。見込みでは52冊だから、2021年の55冊は超えなさそうである。
冊数にはこだわりたいが、目黒考二さんは先のエッセイのなかで「何百ページまでは読める、という机上の計算を先にしなければならない」と書いていた。
先月は6冊で2,023ページ読んだが、最初の1冊は9月に大半を読んでいたので、割り引くと1,575ページくらい。
私は通勤の電車内を読書時間に充てている。2時間ちょっとくらいあるが、寝てしまうことも多い。それでも10月同様に週平均400ページは読めるだろう(月曜の帰りは雑誌「スピリッツ」や「ヤンマガ」を読んでいる)。
2ヶ月で3,600ページ(11月1,600、12月2,000)として、読むリストを考えた。
10冊で3,640ページ。
「水車小屋のネネ」津村記久子(500)
「教養としてのアントニオ猪木」プチ鹿島(320)
「未来をはじめる」宇野重規(280)
「実験の民主主義」宇野重規(300)
「幽玄F」佐藤究(330)
「ジェノサイド(下)」高野和明(420)
「スーベニア」しまおまほ(300)
「ベイルート960時間」関口涼子(280)
「消失の惑星」ジュリア・フィリップス(400)
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(510)
実際は読み始めて挫折してしまう本(「キラーズ~」とか)があるだろうし、少しずつ読もうとしていてリストに載せていない本(柴田聡子「きれぎれのダイアリー」等)が加わる可能性もある。
やはり「読書計画は修正こそが愉しい」という目黒考二さんの言葉どおりなのだろう。