2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「星新一 一〇〇一話をつくった人」最相葉月

平成19年(2007年)に単行本が刊行された当時に書評が掲載され話題になっていた感覚はある。けれど、実際に本書を購入したのは文庫化され、週刊文春の連載「文庫本を狙え」で坪内祐三さんが紹介したのがきっかけ。平成22年(2010年)4月15日号に掲載されてお…

年末までの読書計画

「本の雑誌の目黒考二・北上次郎・藤代三郎」(本の雑誌社)に収録されている「読書計画は修正こそが愉しい」に触発されて、年末までの読書計画を立てようと思い至った。 普段は計画ありきの読書ではなくて、その時々のバイオリズムで読書が捗ったり、そうで…

みちょぱはどこへ向かうのか?

10月22日のフジテレビ。「みちょぱ」こと池田美優さんが朝7時からの「ボクらの時代」と夜9時からの「まつもtoなかい」という2つのトーク番組に出演していました。 段取りのないトーク番組らしく話題は二転三転していきます。そのなかで、池田美優さんの…

TANBUN No.179〜190

No.179 書こうと思ったことがいくつかあったはずだけど、いざまとめようとしたら3つしか思い出せない。 No.180 メルカリで発送する時は「ゆうパケットポスト」を利用している。出勤前に投函するんだけど、マナーとして集荷時間が午前中のポストに投函してい…

古賀史健「さみしい夜にはペンを持て」

ベストセラー「嫌われる勇気」で知られる著者は過去に「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(星海社新書/2012)、「みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門」(スマート新書/2017)、「取材・執筆・推敲」(ダイヤモンド社/2021)という3冊の文章…

樋口毅宏「無法の世界 Dear Mom,Fuck You」

樋口毅宏の発禁後第一作「無法の世界」を読む。正確には『中野正彦の昭和九十年』が出版社イースト・プレスの担当とは異なる編集者にイチャモンをつけられて回収に追い込まれた後の第一作。 本作は本作で江口寿史がなかなか装画を仕上げてくれず、やきもきす…