あかり、育つ(#17/17年9月25日~)

9月25日(月)

連載開始にあたって、編集部から「定点観測の定点」をハッキリさせましょう、と助言をもらった。たしかにそうだ。単に男性の育児について綴るだけなら、すでに良いものがあるんだし。育児の先輩なんて周りにたくさんいるんだし。うーむ、この俺が何かを書く意義って何だ?と考えたとき、それは「育児について書く」ではなくて「育児『休業』について書く」ってことかな、と思った。

「電通報」で連載されている「男コピーライター、育休をとる。」(魚返洋平)の中にこの一節があった。

「定点観測の定点」をハッキリさせましょう、という言葉が印象に残りました。

この「あかり、育つ」は何となくではじまっているんですが、それでも「定点観測の定点」がどこにあるかを考えました。

あるとすれば、生活の中での育児の入り込み具合が、この「あかり、育つ」における定点です。

理由は後付けですが、タイトルも「育てる」ではなく「育つ」となっています。私が育てるわけではなくて、勝手に育っていくのを伴走するような感覚です。

仕事いってれば朝出て夕方に帰る生活になり、「あかり」の元気な瞬間は見逃してばかりです。定点観測の定点は、自分です。自分がどう動いたかを綴っています。

「あかり」がしゃべるようになれば、「あかり」のエピソードが占める割合も増えていくんでしょうが、入浴してミルク飲んだら寝る生活だから、自分のことばかりを書いています。情けなくはなってないです。

育児本は育児について切り取ってあるから、どれを読んでも子育てに励んでいる姿が記録されている気がします。そこまで立派にはなれない、等身大の自分がこの「あかり、育つ」に出てくればいいように思う。

「こうなることが自分の人生経験上予測できるから、子どもに対して事前に禁止する」という子育てを私は受けてきました。そのことによって生じた弊害というのは幾つもあって、最近になってようやく抜け始めているくらいの重い呪縛です。

子どもがお金なさそうだったら、そのことを追及するのではなく、黙って幾ばくかのお金を渡すようなことが出来ればいいと思っています。

転んで怪我することもあるだろうけど、今の医療を私は信頼しているし、なんとか育っていってほしい。

帰宅して「あかり」と入浴。入浴後、泣いていたのでミルクを与えるが泣きやまなかった。泣きやまないどころかお腹がパンパンになっていた。最近、飲む量は増えているが自力で出すことが減っているためだろう。

日中は実家に預けているが、ミルクを飲ませる間隔が2時間くらいで短いと妻は不満気。泣いたらすぐミルクという発想になっているのではないか、気を紛らすことをして欲しい、というのが妻の主張。私は仕事に、妻は病院に行かなければいけないし、その時の状況は分からないし、任せなきゃいけない以上は任せるしかないんじゃないか、と言うけれど納得していない様子。

ベビーカーあればいいと言うが、何でもいいわけではないだろうし、、、、。


9月26日(火)

起きてから忙しい中であったが、自力排便のない「あかり」の肛門に綿棒を突っ込んで、排便を促した。

妻は治療スパンの8日目にあたるため早く病院に行く必要があり、7時頃にアパートを出て「あかり」を預けに出かけて行った。

帰宅すると「あかり」は寝ていた。少ししてから入浴。先にあがった「あかり」の泣く声が聞こえた。

最終週ということで録画した「ひよっこ」の月曜日分を見て、その次に火曜日分を見たところで「あかり」が泣き出したので、2階に連れて行き寝かしつけを頑張る。頑張りきれずに妻に委ねる。

なんとなく本を読んだり、ネット見てから就寝。


9月27日(水)

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今日明日は妻が病院に行かなくていいから時間があったので、AbemaTVのビデオで「フリースタイルダンジョン」。呂布カルマが「もしACEが滑ったら俺が行くつもりだった」「ID良かったね」と言ったところしか印象に残らない回であった。
普段はライブを早送りしてしまうが、バトルがあんまりだったし「サ上とロ吉」だったので見た。繰り返し見ることはないのかなと思った。

昨晩は一昨日に比べて1時間くらい寝るのが遅かったから、6時ころに泣いてミルクをあげたら再び寝ていて機嫌のいい「あかり」には出会えずに出勤している。

 「帰ってきた炎の営業日誌」杉江由次

9月25日(月)

西荻窪の今野書店や荻窪のTitleを覗くと、この町に住んでいる人が羨ましくなる。羨ましいけれども、我が家の近所にもなんのヘンテツもないツタヤがあり、ここは配本と本部主導の選書の意思のまったく感じられないお店なのだけれど、それでも私にとっては今野書店さんやTitleさんに負けない心の灯台なのだった。

仕事帰りや休日にまったくオフな気分でツタヤに向かい、あれもない、これもないと嘆きつつ、しょうがないこれでも買ってくかと買い求めた文庫本や雑誌から私はたくさんの発見をしてきたのだ。子どもの頃を思い出せば、本なんて近所の五坪の本屋さんにある本がすべてだったではないか。

「今そこにあるサッカーを愛せ!」とはJFLホンダロックSCのサポーター、ロック総統の言葉であるが、この言を借りるなら、「今そこにある本屋さんを愛せ!」と叫びたい。

しかしそんなことを言えるは都心で働いているからかもしれない。いざとなれば、いや、いつでも私は好きな本を買える環境にあるのだ。一度広い世界を知ってしまった人間はきっと耐えられないだろう。もし都心で働くことをやめたら、私はきっとAmazonのヘビーユーザーになるだろう。あるいは本との接点が減って、読まなくなってしまうかもしれない。

都心で働いていない私は、AmazonE-honタワレコオンラインのヘビーユーザーです。

最近は徒歩で通勤しているので、ポスト・マローン、21 Savage「rockstar」をSpotifyでリピート再生しながら帰宅した。いい曲であったが、派手さはないのにヒットしているんだから、アメリカスゲーって思った。

帰宅して昼間の「あかり」の様子を聞く。何度か昼寝したり、夕方抱いていたら自分で排泄したという。

その後、「あかり」と入浴し、夕食を食べ、寝かしつけるために抱いていたがなかなか寝付かず体力が限界に達したので妻と交代した。

アパートのリビングは電波の入りが悪いので2階の寝室でメールなどを確認する。

21時30分ころ下におりて読書しながら「水曜日のダウンタウン」を待ち、見てから寝た。

出血を伴う痔がボラギノールのおかげで収まったと思ったら、今度は尾てい骨あたりが痛くなり、肛門近くに便の溜まっている感覚はあるが、想定する量の排便にはなってないし、、、、どうなっているんだ。

出血あるのは内痔核で、痛みあるのは外痔核。両方か、、、。


9月28日(木)

hikoさんの「最近のこと」を拝読すると自分との状況の違いに改めて愕然とする。「あかり」産まれた現在となっては真似もできないんだけれど、愕然としながら参考にできる部分だけ取り入れさせてもらっています。

私のカルチャー・ライフ、今は自宅のCDプレーヤーが壊れているので修理に出すまでCDはお預けだし、映画とライブは昨年11月に「ミュージアム」とアナログフィッシュを見た以来だから1年近く行ってないし、テレビは週に10番組も見てないし、今月は「MUSICA」くらいしか雑誌買ってないし、カルチャーとの接点はどこにいったのでしょうか。せめて、買い忘れている「POPEYE」は探して買います。

せめてもの抵抗として、帰りにローソン寄ってハイスタのバンドスコアを印刷しようと思う。セブンは昨日で期限切れてたから確実に、、、。

と思ってたのにネットプリント用のコードをメモした紙を職場に忘れ、挙句、スマホICカードを読み取らなくなるという事態が発生したため、バンドスコア印刷はできなかった。

仕方なく寄り道せずに帰宅して「あかり」とお風呂に入り、夕食食べて、寝かしつけ、「もろもろのはなし」の録画や「ダウンタウンDX」見ながら本を読んでから寝た。

ダウンタウンDX」は離婚とか別れの話題が出るたびに袴田を抜くカメラワークがうざかった。柏木由紀レベルでも内側とはいえ後列に座らせられてしまうのが残念だった。

とんねるず30周年」は録画したけれども、タモリやたけしを引っ張って昔のキャラを出せばスペシャルになると思ってんなら、もう終わってくんないかな。フジテレビの上層部はとんねるずに弱みを握られてるの?

先週のECDさんの「フリースタイル・ダンジョン」に対するツイートが反響を呼んでいたようで驚く。ECDさんの見解は「楽しさがない」というもので、ビジネスマンになったジブラの「真剣勝負だから審査員は厳しい顔になる」という見解が平行するのは当然のことです。どっちが正解ってわけではないのに、ECDさんの「フリースタイル・ダンジョン」に対する考えを変えさせようという人の多いことに驚きます。

ECDさんの見たバトルがSURRYと裂固というショボメのだったことが良くなかったんではないか。その次のFORK、あるいは呂布カルマを見れば、そこまでダメとは言い切らなかったんじゃないかと思う。毎週放送を続ける以上バトルの出来にムラが起きるのは仕方ないことで、ECDさんに言葉をかけるなら「こっちのバトルを見て欲しい」ということではないだろうか。


9月29日(金)

通勤時に銀杏BOYZの「恋と永遠」を聴いた。カップリングはクリープハイプ「二十九、三十」のカバーだったけど、「恋と永遠」が良すぎたので途中で聴くのをやめて「rockstar」にしたら職場についた。


9月30日(土)

朝から妻が病院に注射を打ちに行っている間、「あかり」と2人で過ごす。ぐずった記憶はないが、抱っこしているときに唸ってうんちしたので、ぐずったから抱いたのかもしれない。

妻が帰宅したのでCDプレーヤーを郵便局に出しに行った。

呂布カルマがとんねるずの番組のことで主義・主張を展開していた。そのなかで、呂布カルマはフランク・オーシャンを知らないと言っていて驚く。呂布カルマの曲はDJ KRUSHとSTUTSのアルバムに客演した2曲しか知らないし「知らないから何なの?」と言われれば返す言葉はないんですが、、、。

10月1日(日)

朝からイベントだったので出かける。「あかり」は妻の母親にアパートへ来て見てくれるようお願いした。

起きた時は怪しかったが、帰宅したら妻の機嫌が戻っていて良かった。

夜7時から「キング・オブ・コント」の前番組を見はじめるも、妻が腹痛を訴えたので「あかり」を寝かしつけることに。いい線までいったが、布団に置くと泣きだして、みかねた妻と交代した。その後、再度抱いて寝かしつけた。

再度「キング・オブ・コント」を見る。スポンサーであるスマホゲーム(グランブルー?)関連のCMが多かったので、他番組をザッピングで見た。4チャンはタレント俳優を寄せ集めただけの番組で疲れそうだったのでやめた。NEWS小山がキャスターやっていたことを知る。5チャンは母1人子供たくさんの賃貸住宅のリフォーム。壁に穴が開きまくっていて、リフォーム前はよく住んでいたなと感心する物件。髪は伸びたら切らなきゃだめだし、靴が古くなったら買い換えなきゃダメだと改めて思う。8チャンは、警察24時。沖縄の密売人逮捕のとこの最後をみた。

「キング・オブ・コント」最初の何組かしか見てないけれど、審査自体は順当だったように思う。ジャングルポケットのネタは、エレベータの低すぎることが気になってしまった。ネタには関係ないけど、リアリティが薄くなっていた。にゃんこスターについては、オチのつけ方が100点だった。リズムネタとしては、ドランクドラゴンの流れ?

テレビ消して本読んでたら眠くなり、ソファーでうたた寝してしまったので、慌てて2階へあがって寝る。

 

今週読み終った本

「自分を劇的に成長させる! PDCAノート」岡村拓朗
「あたらしい分かり方」佐藤雅彦
「広告コピーってこう書くんだ!相談室(袋とじつき)」谷山雅計


今週買った本

「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」見城徹藤田晋
「オカマだけどOLやってます。」能町みね子
「くすぶれ!モテない系能町みね子
「 戸越銀座でつかまえて」星野博美
「気になる部分」岸本佐知子
「友がみな我よりえらく見える日は」上原隆
 以上5冊は、図書館のイベントでやっていたガレージセールで1冊10円で売られていた。上原隆は祖母が愛読しているので。

「クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法」デイヴィッド・ケリー、トム・ケリー
「藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない」藤岡拓太郎
「10倍速く書ける 超スピード文章術」上阪 徹
「大きい犬 」スケラッコ
「他人の始まり 因果の終わり」ECD