「マッドマックス」のパンフは売り切れ
「コンセプトがしっかりした商品は売れる」と言われるように、ストーリーの単純さを極めた映画はヒットすると言い切ってしまいたい。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は「ボスが気持ち悪いから故郷に帰ろうとしたけど、故郷は見るも無残なことになっていたのでボスの土地を乗っ取ろう」というだけのストーリーです。
観に行ったシネコンでは3D吹替版か2D字幕版しか上映してなくて、エグの人が吹き替えしているから2D字幕版を鑑賞したけれど、主役にほとんどセリフがなかったので、吹替であっても3Dで見直したくなりました。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の感想についてはDJホームランさんのブログや大根仁さんの「ケトル」(太田出版)への寄稿が私の感想を代弁してくれていました。
大根仁さんが書くように、『「とにかくここはこういう世界で、とんでもないことが日常的に起きているの!!」ということが冒頭1分で理解できるし、マックスがどういう過去を背負っているかもすぐにわか』りました。
DJホームランさんの書くように、「ギター男はベスト映画キャラクターオブザイヤー」でした。
2D字幕でもエンドロールでMAN WITH A MISSION x Zebrahead『Out of Control』が日本版主題歌として流れることを忘れており、イントロでギターが鳴った瞬間は「ギター男が弾いているのか!?」と勘違いしてワクワクしました。ラップなり歌なりが聞こえてきて現実に引き戻されてしまいましたが、イントロの部分だけは良かったです。
宇野維正さんがRealSound「チャート一刀両断」で「傑作なんて言葉じゃ足りないな。マジに、今回の『マッドマックス』はあまりにもぶっ飛んだ歴史的傑作なんですよ。そして、映画史に残るような正真正銘の傑作はいかなるポップソングも必要としないものなのです」と書いており、大筋ではその通りなんですが、イントロ部分だけは評価したいです。
上映後に売店を確認すると、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のパンフレットは売り切れていました。公開日が6月20日なので2週間で売り切れたということです。パンフレットは増刷するんでしょうか?そして劇場以外ではどこに売っているんでしょうか?東宝系なら「ステラ通販」でグッズ含めてネットで買えるけれども、「マッドマックス パンフ」で検索してもヤフオクかAmazonで中古が売られているだけです。
3Dで見直す予定があり、8月5日公開の『ジュラシックワールド』も見に行く予定なので、それまでに増刷していてほしいけれど、ある程度の部数を刷ったら増刷はされない気がしています。
パンフレットを立ち読みさせてくれない売店なので、『マッドマックス』のパンフがないなら『セッション』のパンフだけ買うのも仕方ないと思い、両方買わずに出てきました。
パンフレットの内容を紹介しているブログを見たら『セッション』には宇野維正さんが寄稿していると分かり、いまは後悔しています。
このブログでパンフレットについて文句をたれたら宇野惟正さんが ↓↓ のように書いてくれました。
劇場スタッフに「パンフ見せて」って言えば大体見せてくれるんだけど、めんどくさいし、混んでると言いにくい。音楽業界がライブ物販に活路を見いだしたように、映画興行界ももっと物販に積極的になるべき。かっこいいTシャツとかもっと作ればいいのに。日本人は基本的にレジャーの記念品大好きだから
— 宇野維正 (@uno_kore) 2015, 4月 15
どの作品でもグッズを作ってほしいと常々希望していて、アメコミを映画化した『アヴェンジャーズ AOU』ほどの量は望まないけれど、ギター男のフィギュアが出れば買いますよ、私は。それにしても、ギター男の細部のデザインが知りたい。