あかり、育つ。
9月23日(金)
妻が美容院に出かけるということは前々から言っていて、妻も私も「あかり」は私と留守番をするものだと思っていた。
妻が出かけるとなったら、「あかり」が玄関へ付いていき顔を曇らせたと思ったら泣いていたらしい。妻において行かれると思ったのだろうか、あるいは妻と出かけたくなったのだろうか。
「あかり」は朝食を終えたばかりだったから、慌てて仕上げ磨きをして出かけていった。
「あかり」と過ごすつもりが、ぽっかり空いてしまったので、録り貯めていたドラマ「家庭教師のトラコ」を見た。
「家庭教師のトラコ」第9話では、孤児として生きてきたトラコだったが、母親が入院にしていると知らされて病院に行くも亡くなっており、母親に会いたかったと言えなかったことを泣きながら告白するシーンがあった。
私は今更母親どうとか思うことはないけれど、「あかり」には母親に置いてかれると心配になる事があるのだろう。
「あかり」が保育園に行くも、途中で涙ぐむことがあると聞かされたのは昨年のことだったか。保育園は2年目だから今はもう聞いていない。
妻が美容院に行くから2人で過ごすことは今年も何度かあったが、今回は急に寂しくなったらしい。
美容院で前髪と後ろ髪を切ってもらい、編み込みもしてもらったので機嫌良く帰ってきたが、美容院では相変わらずだったらしい。
妻に様子を聞けば、人見知りがひどい「あかり」は美容院で話かけられても応じることはなく「チンアカリ(チーンとしたあかり/チンアナゴにかけて夫婦では落ち込んだあかりをそう呼んでいる)になっていたという。
人見知りで社交性がないのは一人っ子だからかな。
5歳4ヶ月。
遠ざかったかと思えば、また近くなって。少しずつ離れていくのだろう。