みちょぱはどこへ向かうのか?

 

10月22日のフジテレビ。「みちょぱ」こと池田美優さんが朝7時からの「ボクらの時代」と夜9時からの「まつもtoなかい」という2つのトーク番組に出演していました。

段取りのないトーク番組らしく話題は二転三転していきます。そのなかで、池田美優さんの「仕事」と「夫婦生活」が両番組に共通して俎上にあがりました。

「夫婦生活」については旦那との収入格差や夫婦お互いの収入を知っているかどうか。

夫婦お互いの収入を知る/知らないは収入に余裕のある売れっ子芸能人ならではの話題だなぁと思いました。一個小隊で乗り切らなければいけない一般の夫婦は、否が応でも知ることになります。

 

「ボクらの時代」では「仕事」について、できないことは無理してやらない、ということが他の2人、山本舞香、シソンヌ・長谷川忍との共通の認識となっていました。

「まつもtoなかい」では、仕事についてさらに深く足を踏み入れようとする瞬間がありました。

それは、池田美優さんが自身の今後について相談した場面。

みちょぱ「わたし今、25で、ひととおり仕事をやらせてもらって、今後、何したらいいかな?と思って」
研ナオコ「女優さんは?」
みちょぱ「演技はマジでできなくて」
松本人志「俺がみちょぱのマネージャーやったら何やろな?ホラン千秋みたいなところ目指すっていう手はある」
中居正広「何なの?やめたいの?すげーネガティブじゃない?」

その後、中居さんの方へ矛先が向き、みちょぱの進路相談は立ち消えとなりました。

 

勝手に相談に乗るとすれば、たしかに、池田美優さんが今後について悩むのもわからないではありません。
池田美優さんの悩みは、女性タレントのロールモデルが確立されていないことに起因しています。

池田美優さんは今、女性タレントのトップ集団のなかの一人です。私の把握しているなかでもダウンタウン明石家さんま有吉弘行、田村淳の番組に出演し、「スッキリ!」ではコメンテーターもしていました。

例えば、25歳のお笑い芸人なら「冠番組を持ちたい」という目標を立てることができ、深夜からゴールデンという出世を思い描くことができます。

女性タレントはロールモデルがありません。小池栄子さんや生見愛瑠(めるる)さんのように演技へ進むこともできますが、池田美優さんは「演技はできない」ということで乗り気ではありません。

例えば、小島瑠璃子さん。
キングダム不倫で人気に陰りが出たのち、中国進出に活路を見いだしましたが、中国進出はうやむやのまま結婚、妊娠を発表されました。

例えば、指原莉乃さん。
(私はぜんぜん見てないけど)いくつもの番組でメインMCを務め、CMにも何本も出ています。女性タレントのトップが指原さんなのでしょう、恐らく。

例えば、佐藤栞里さん。
「有吉の壁」と「笑ってこらえて」にてサブMCを務めています。

例えば、滝沢カレンさん。
NHK教育の「ベーシック国語」に出演して金田一秀穂氏に国語を学び、ハヤカワ新書から「馴染み知らずの物語」を出版するなど、文筆の方へ向かっています。
池田美優さん本人としてはオファーされた仕事に応えていっただけなのでしょうが、結果的に、大活躍するFUJIWARA藤本さん(活動休止中)のような、使い勝手のいいタレントになってしまったのではないでしょうか?

テレビに出すぎた結果、大衆に顔は知られたが、自身のブランドを立ち上げられるほどには熱狂的なファンがついていないのかもしれません(本人に興味がなく、断っているのならいいですが)。

25歳で都心に3LDKのマンション住まいができるほどに稼いでいるのだけれど、その代償に孤独なレースを走らされていることに気付いたのでしょう。

あと1,2年のうちに(もっと短いかもしれない)環境は変わるのでしょう。そのとき、池田美優さんは何をしているのか?

勝手に期待しながら行き先を見ています。