2022年買って良かった本 3選
今週のお題「買ってよかった2022」
本は「コンテンツ」であるが、家電や文房具、洋服と同じ「物」という側面も有しています。
以下に挙げるのは、2022年に買って良かった本の3選。
「ブック・オブ・ザ・イヤー」は「コンテンツ」としての本についての指標ですが、今回は「物」としての本に着目した3選です。
いずれもまだ読んでいませんが、所有欲の満たされる3冊。
「奇奇怪怪明解辞典」
Tai Tan、玉置周啓(国書刊行会)4,180円
2月に購入。
ポッドキャスト番組の優先度としては4番目くらいなので熱心なリスナーを名乗れはしないが、単行本が出ると知って購入した。
川名潤による函入りの装丁なので、「物」としての佇まいだけで購入して良かったと思わせられる。
寝る前に読もうと思って数ヶ月函から出したままにしていたら、湿気の関係だろうけど膨らんだのか、函に戻そうとしたらキツキツになっていて入れるのも出すのも大変になってしまったのは痛恨の極み。
Twitterで実施されたプレゼント企画でカセットテープが当選したこともあり、ベストバイ3選にランクイン。
「優雅な生活が最高の復讐である」
カルヴィン・トムキンズ、青山南・訳(田畑書店)2,200円
11月に注文し、12月2日に届いた。
かもめブックスのtweetで刊行を知り、即座に注文した1冊。
坪内祐三さんの「文庫本福袋」で刊行を知り、そのタイトルが気になり続けていた1冊。
「文庫本福袋」で紹介されている新潮文庫は絶版になってしまっていたので、最近もAmazonやメルカリで調べたが、価格が高くなっていたので保留にしていた。
今回の復刊により、ようやく入手することができた1冊。
「大友克洋全集23 AKIRA Layouts & Key Frames 1」
(講談社)7,700円
12月3日に届いたばかり。
「大友克洋全集」発刊直後は全部集めるぞと意気込んだものの、アニメの「AKIRA」関係は興味が湧かなかったので全巻用の応募券はメルカリで売ってしまい揃えるのは諦めた。
アニメ「AKIRA」もマンガ「AKIRA」も未読だが、大友克洋さんのtweetから熱意が伝染し、気づけば注文していた。
届いてパラパラとめくったが、フィルムも複製されているし、大きいサイズのページが折られて収録されてもいるので「物」として買って良かったと確信した。
アニメの資料が全集に収録されているという事は、アニメーターが書いたわけではなく、大友克洋の手掛けた作品ということになる。アニメようなのでマンガ作品よりもシンプルな線で描かれており、大友克洋の絵の巧さがより明確になっていると感じた。じっくり読みたい。