アナログフィッシュ「Pinfu」

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アナログフィッシュ『Still Life』の最終曲であり、呂布カルマが客演した「Pinfu」。

「Pinfu」=麻雀の役「ピンフ」=「平和」のことです。

 

「作詞 下岡晃、呂布カルマ」とありますが、ブックレットには呂布カルマ部分の歌詞は掲載されていなかったので、書き起こしました。

呂布カルマは発音がこもっており、下線の箇所は聞き取りが甘いので、気づいた方は教えていただけるとありがたい。

9月12日にPVが公開されました。リリックビデオ?だったので、それを見ながら修正しました。

 


Pinfu

 

この街は平和に見える


事件性なし 単純明快 迷彩服着て 街で目立ちたい
全て正解で何でもあり 君の携帯に聞いてみなさい
綺麗 汚い 趣味の問題
ドンマイ ドンマイ 気にすることない
大人になっても毎月小遣い
どうぞお先に 僕は今はいい


この街は平和に見える


痴漢冤罪被害 ぼったくり被害
もういいかい まだ駄目みたい
眠剤人体実験中 笑いたいだけ 気持ち悪いセンス
No Thank You 年中セール中
Me &You 同じに見える
偏頭痛 えぐるテンプル
Mでドスケベ 助けて

くれたお礼に 君の奴隷に 
政治のせいにして 可能性に蓋をして笑う
大丈夫 元気
それでもあいつよりは全然良い
月曜日の朝に天変地異
カート・コベインかジミ・ヘンドリクス
チープ過ぎる 筋書きと演技
吐き気抱える洗面器
何も分かってないから良い
俺ら可愛い子にはめっちゃ優しい
またしたくなったら Call Please
逆にしたくないこと多過ぎ
Top Secret 酔っ払ってツイート
翌朝消しても拡散済み
とっくにもう次が控えてて
様子見みしてる間に また用済み

十人十色 混ぜると糞の色
出頭命令が俺のところにも
いくら悔やんだって もう元に戻ることは二度とない
ほとぼりの冷めた頃 ふざけたこと
また性懲りも無く繰り返してやれ
綺麗事でさえ手垢にまみれる それでも何か期待して街へ出る


この街は平和に見える

椿とAマッソ加納

2018年2月7日、10日に放送された番組についてです。「フリースタイルダンジョン」はAbema TVで、「ゴッドタン」はTVerで見て、直後に書き始めたのですが、まとめる前にゴッドタンの配信期間が終わり、地元のテレビ局での放送を待っているうちに時間が経ってしまいました。

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「フリースタイル・ダンジョン」と「ゴッドタン」で、椿とAマッソが問題提起をおこなっていました。

問題提起の内容は、女性ラッパー/女性芸人の立ち位置や求められること、取り巻く環境について。男性メインの場に乗り込んでいくことにはまだまだ苦労が伴うようです。

椿は2017年3月に3人組の「TEAM CINDERELLA MC's」として出演した際に、ミソジニー(女性蔑視)発言がばんばん向けられているのに会場が沸いていたことに対して怒りを持ったと紹介VTRで話していました。

女性ラッパーは、MARIA(SIMI LAB.)、Awitch、NENE(ゆるふわギャング)、chelmico、あっこゴリラ、ちゃんみなと増えてきていますが、「フリースタイル・ダンジョン」に出演したのは、椿とチームを組んだあっこゴリラ、FUZIKOくらいで、単独では椿のみです。

「シンデレラMCバトル」という女性のみの大会が開催され徐々に裾野が広がりつつあるようですが、メインのバトル大会や「フリースタイル・ダンジョン」には参加できていないのが現状です。

バトルに出場するフィメール・ラッパーが少ないため、相手をする側にフィメールを攻撃する引き出しがすくなく、ブサイク、貧乳、男好き、モテない、といったミソジニー寄りの発言が増えるのでしょう。観客側にも引き出しやジェンダーの目線がないのもあるし、単純にプロップスの高低差に沸いていたのかもしれないし、それは何ともわかりません。

肝心のバトルの内容は、何とも煮え切らないものでした。

ミソジニー批判を看板に出てきたのが、そもそも失敗です。いきなりそんな看板を掲げられたら田嶋陽子のようにフェミニストおばちゃんと受け取られてしまいます。ミソジニー批判に対する決意は最終ラウンドの「下とかじゃない上とかじゃない見せつけるジェンダーレス 大事なのは変化です/不可能と言われた青い薔薇だってできたように私はやってやる」という箇所のみ。

「モンスタールームに女がいない理由は?」という呂布カルマの問いかけに「OKかわいい担当は崇勲がいるからだろ だから女がいねぇんだ/セクシーはLilyに任せとけ かわいいは崇勲に任せとけ」と返していましたが、かわいいとかセクシー以前に、実力不足だからでしょ?と思ってしまいました。

MARIA、Awitchくらいプロップスのある人がフリースタイル・ラップ・バトルに興味を持っていない現状では、モンスターに見合う人材が見当たりません。

 

というようなことを思いながら過ごしていたら、「ゴッドタン」の「クサリ芸人セラピー」にAマッソが出演し、女性芸人はネタ以外のことが求められている。アンケートの内容は「彼氏の有無/経験人数」という女としてのリアルしか求められていないと訴えていました。

キャラで売っていくことはしないのかという問いに対して「嫌っすね」と答える加納。

そんな加納に向けて劇団ひとりが熱く語っていました。

ニュートラルに売れたいのはどの芸人も最初は思うことなんだけど、なんか1個(キャラや特技を)お土産で持って行ってそれを入り口にして隙間で「僕こういうことできます」と言っていくうちに自分の価値があがっていく。

 

(普通を装っていたら)番組に呼ぶ側は誰を呼んでるかわかんない(だからキャラを作ることで番組のキャスティング・ボードに乗せてもらいやすくなる)

Aマッソのことは、M-1グランプリ2017の敗者復活でしか見た事ありませんが、その時に感じたの「立ち姿が美しくない/サマになっていない」ということ。落ち着きがないように見えました。

M-1グランプリで決勝にもあがれていないのに、ネタ以外のことが求められていると嘆かれても、勘違いしてない?と言いたくなります。

そもそもネタ番組が週に何本放送されているのか調べたことがあるのでしょうか?

バナナマンはテレビでレギュラー番組を何本も抱えていますが、年1回のコントライブをやり続けています。

ネタだけやって売れたいってのは、現状を認識してませんと言っているようなものです。努力もせずに、理想だけで「腐り芸人」を気取ってんなよと。

 

< 番組放送から半年経って >

椿に続いて「フリースタイル・ダンジョン」に登場したフィメール・ラッパーはいません。そもそもここまでに名前を挙げた以外のフィメール・ラッパーにここ半年で出会えていません。フィメール・ラッパーは増えていないようです。

Aマッソ加納は5月からWebちくまで「何言うてんねん」というエッセイの連載をはじめました。

www.webchikuma.jp

コントで迷う事がある。医者を演じることはつまり、女医を演じることになってしまう。意味合いが大きく変わってくるのだが、女が演じるのだから当然だ。そんな当たり前を、うまく咀嚼できない。私はコントで、聴診器を使って遊びたかっただけだ。

(2018年6月27日更新  第2回「こいつの足くさいから洗ってんねんー!」)

悩みはまだ解決してないようですが、文章は抜群なので、このまま書き続けてほしい。

ソールドアウトしなかったフジロック2018

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今週末、7月27日(金)から3日間にわたって開催される「フジ・ロックフェスティバル2018」。私はチケット買うか迷っていましたが、結局行かないことにしました。

「3日間通し券」と「土日券」は売り切れたようですが、他の券種は売れ残り、当日券が売り出されるそうです。

「3日間通し券」「土日券」はフジロックが毎年の習慣になっている「フジロッカーズ」の皆さんが一定数いることの証左であり、これが売り切れなかったらフジロックは終了です。

毎年行くわけではないけれど、ラインナップ次第で考えるという人たちもいます。この浮動票の動きを判断する目安が「1日券」の売れ行きです。

フジロックが偉いのは、サマソニ、ロッキン、エゾロックをはじめとする9割くらいの音楽フェスと異なり、金曜日も開催するところです。週末とはいえ平日に休みを取れる人が多くないのもわかりますから、金曜日の1日券は(ビヨンセアリアナ・グランデ、ドレイク、ウィーケンド、フランク・オーシャンがラインナップされるとか)よほどのことがない限りソールドアウトしないでしょう。

なので、土曜日と日曜日は売り切れなかったのかがラインナップが魅力的であったかどうかの指標になっています。


ステージの大きさ、順番、告知から考えて今年の日別の売りは以下の3アクトです。

27日(金) N.E.R.D、サカナクション、ポスト・マローン

28日(土) ケンドリック・ラマー、スクリレックスブラフマン

29日(日) ボブ・ディラン、ヴァンパイア・ウィークエンド、チャーチズ


ポスト・マローン、ケンドリック・ラマー、ボブ・ディランは凄い、ただ、、、。

今年の傾向として、メインのグリーン・ステージ、セカンドのホワイト・ステージにラインナップされるのが、ロッキンジャパンやエゾロックなど国内フェスに出そうなバンドばかりで、フジロック感が薄いなと感じました。

サカナクションモンゴル800エレファントカシマシMy Hair Is BadThe BirthdayマキシマムザホルモンブラフマンユニコーンMISIAcero、、、、。

フジロックは海外アクトを招聘するフェスであるから、それぞれへの好みは抜きにして、国内ツアーを回り、大規模会場で単独公演を行うことのできるバンドの1時間程度の持ち時間では、参加のモチベーションにはなりません。

昨年のPUNPEE、一昨年のKOHHがホワイトステージに登場したような、大々的なフックアップが今年は欠けていました。5lack、D.A.N.、Superorganismあたりはホワイトを任せるべきだったんじゃないでしょうか。

これ以上のことはわからないので、自分に即して書きます。

私はケンドリック・ラマー目当てで土曜日に行くことを検討し始めましたが、他のスロット(slot/位置、場所)が悪くて断念しました。

土曜日に見たかったのは、D.A.N.、Superorganism、小袋成彬シャムキャッツ、5lack / PUNPEE(DJ SET) / Chaki Zulu(DJ SET)。

いずれもレッド・マーキーというテントの中で、後半3アクトはケンドリック終わったあとの真夜中の部。

せっかく「フジロック行ったのにテントの中で過ごすのはなぁ、、、」とか「単独参加だと駐車券買えないから駅に車停めても、ケンドリック終わったらシャトルも終わるしなぁ、、、」となり、これを乗り越えるモチベーションがなかったので、断念した次第。

アンダーソン・パークがケンドリックの前で、5lackが昨年のPUNPEE、一昨年のKOHHのようにホワイトステージ(第2ステージ)なら、、、というのは尽きません。


願わくば、ゲストのサプライズ招聘や熱演がYou Tube越しに伝わってくることを。

 

来年、2歳のあかりを連れて参加できればなと思う。イヤマフ着用で。

アジカンからのお願い 最近はライブ会場で未就学や小学生の児童を見かけることが増えました。...|Gotch / 後藤正文 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / ゴッチ

中溝康隆「プロ野球死亡遊戯」

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文春オンライン「文春野球コラムペナントレース」は西澤千央ファンなので、読売ジャイアンツ推しの「プロ野球死亡遊戯」のコラムは読んでませんでした。


しかし、週刊文春「文庫本を狙え」に取り上げられていたので読むことにしました。

読み終わって思ったのは「面白かった。村田修一頑張れ。」。

コラムの1本1本はおもしろいけれど、何本も読み進めるうちに、しつこさを感じはじめました。

「しつこさ」の理由はえのきどいちろうの解説で腑に落ちました。

 死亡さんがプロ野球選手をサラリーマンに喩えたりするの「わかりやすいけど、ちょっと浅くなる」んですよね。肉体で特権的な物語を紡いでいるプレーヤーと、サラリーマンが同じわけがありません。比喩としてわかりやすいだけ。今後はそういう次元を突破していく必要がありますね。

各章のタイトルを引用します。「ライバルやトラブルとの戦い方」「一芸で生き残る方法」「伸び悩む中堅社員は子どもの頃のヒーローたちに学べ」「村田修一、37歳の生き様」「人生逆転ホームランをかっ飛ばしたいあなたへ」と野球の9回と同じく9つの章それぞれがサラリーマンに絡めたタイトルになっています。

えのきどさんの指摘のとおり、そのことは最近の巨人軍の選手のことを知らない読者にとってはわかりやすさの一助となっています。

でも、プロ野球選手は等身大の存在ではありません。年下であっても、スターです。距離感を見誤ってはいけないと感じました。

サラリーマン像も定型のサラリーマン像をなぞっているように思えて共感しませんでした。なので、サラリーマンで喩えず、エピソードの引用でまとめた回(落合博満クロマティ星野仙一)は毛色が異なり良かったけれど、引用を重ねるのは同じくブロガーあがりの「てれびのスキマ」こと戸部田誠さんの二番煎じになるから手法として使いたく無かったのかなとも思わせました。

物足りないとこばかり挙げましたが、本書の肝であり、最重要ポイントは、自分のことを書いた「プロ野球死亡遊戯が生まれた日」という回。

「プロのライターになる」という決意で2010年10月24日にはじめたブログ「プロ野球死亡遊戯」の初期が振り返られています。

 とにかく書く。言い訳をしないで書く。断り切れない飲み会があったら、帰宅すると熱いシャワーを浴びて酔いを醒ましてから書く。/書いて書いて書きまくる。書くことを、飯を食ったりナニったり風呂に入る生活習慣と同じレベルに組み込もうと思った。/ひたすら書く。/いつ何時も書き続ける。3年間そんな生活を続けたら、いつの間にか1日10万アクセス突破。プロ野球死亡遊戯はモンスターブログと呼ばれるようになっていた。

 18年1月31日をもって終了した。最終的なプロ野球死亡遊戯のブログの累計ページビューは7年3ヵ月で「71924756」だった。

ななせんまん、、、、。ちなみにこのブログのアクセス数は記事数145件で「173578」です。

帯コメントは「またかよ感」のある糸井重里

糸井重里自身が巨人ファンなので人選に不満はないのですが、「ほぼ日」は巨人戦を見に行く企画で2014年以降、毎年のようにワンデープログラムへの寄稿を依頼しています。ブログのアクセス数よりも糸井重里からのフックアップを感謝しているようでした。

www.1101.com

余談ですが、今まで「ヒットの崩壊」で知られる音楽ライター柴那典さんと「てれびのスキマ」こと戸部田誠さんの顔が似てると思っていましたが、「プロ野球死亡遊戯中溝康隆さんの顔も似ている。

BOOK OF THE 2018 - half -

2018年上半期に読んだ本のランキングです。

「順位、ランク、書名、作者」の順です。

 

Aランク ・・・ 捨てられない

Bランク ・・・ ブックオフ行き

Cランク ・・・ ブックオフ行きは当然として、ゲロ吐くくらい内容がひどい

 

1 A ディス・イズ・ザ・デイ 津村記久子

tabun-hayai.hatenablog.com
2 A 生きるとか死ぬとか父親とか ジェーン・スー

tabun-hayai.hatenablog.com
3 A ルポ川崎 磯部涼
4 A 観察の練習 菅俊一
5 A 煩悩ウォーク 岡宗秀吾

6 A 選んだ孤独はよい孤独 山内マリコ
7 A いちのすけのまくら 春風亭一之輔
8 A 全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方 戸部田誠(てれびのスキマ)
9 A 誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち スティーヴン・ウィット
10 A 没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術 吉田尚記

11 B 全米は、泣かない。 五明拓弥

tabun-hayai.hatenablog.com

12 B 春風亭一之輔の、いちのいちのいち 春風亭一之輔,キッチンミノル
13 B 探してるものはそう遠くはないのかもしれない 新井見枝香
14 B この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議 ブング・ジャム,古川耕
15 B みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門 古賀史健

16 B 人生にゆとりを生み出す 知の整理術 pha
17 B たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉- 見城徹
18 B WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 佐渡島庸平
19 B グイグイ力 井上三太
20 B 苦汁200% 尾崎世界観

tabun-hayai.hatenablog.com
21 B 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 花田菜々子

tabun-hayai.hatenablog.com

22 B 考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門 池上彰
23 C 理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント 鎌田浩毅
24 C スクロール 橋爪駿輝

チャットモンチーが「誕生」を残して解散する

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SAKEROCKが解散した時のエントリで、「バンドが終わって友だちに戻ったエピソードを耳にすることはありますが、友だちとして終わることを選んだバンドを他に知りません」と綴りました。

SAKEROCKラストアルバム「SAYONARA」は過去に脱退した2人を呼び寄せて5人で製作した作品でした。

tabun-hayai.hatenablog.com

バンドには友情の楽しさを見ているので、これ以上に外野から「解散やめてよ」と懇願する隙のないバンドの終わりはありませんでした。

しかし、3年経ち、新しい「幸せな解散」が起きました。

チャットモンチーの解散です。チャットモンチーの解散も、SAKEROCKの解散と並ぶ、幸せな解散です。

解散の報に接した2017年11月24日。
チャットモンチーは「橋本絵莉子波多野裕文」の結成やアパレルブランド「STINGRAY」への参加はあれど、解散前のSAKEROCKほどには個々の活動が活発ではないため、「続けてもいいじゃいか」「解散することはない」と思いました。

バンドの解散理由の主だったものとして、メンバーが脱退したから(例:NUMBER GIRL)、このメンバーでできることをやりきった(例:ゆらゆら帝国)があります。

3人という最少編成のバンドであったチャットモンチーはメンバーが脱退しても解散しませんでした。脱退したらくるりのようにサポート入れたり新メンバー入れる案もありますが、チャットモンチーはそうはしませんでした。

チャットモンチーとしてデビューして今年で12年。
3ピースバンドとして駆け抜けた三人官女時代。
2ピースバンドとして駆け抜けた二匹オオカミ時代。
男陣、乙女団とともに駆け抜けた大人青春時代。
そしてもう一度2人に戻って機械と取っ組みあったメカニカル時代。
どの時代にも、嘘偽りない色んな感動があり、そこで生まれた曲たちは私たちの一生の宝物です。
(解散発表時のコメントより)

CHATMONCHY | INFORMATION

 

その後、5月23日にラストアルバム「誕生」に高橋久美子が作詞した楽曲の収録されることが発表になり、翌5月24日に高橋久美子のエッセイ集「いっぴき」に橋本絵莉子が解説、福岡晃子が帯推薦文を寄せることが発表されました。

Koji Nakamura「Masterpeace」はいろんな人から作詞提供を受けたアルバムだったのにいしわたり淳治は呼ばれず、いしわたり淳治のエッセイ集「うれしい悲鳴をあげてくれ」の文庫の解説は中村弘二ではなく鈴木おさむだったことを思い出せば、このことがどれほど心躍ることなのかが分かるはずです。

「誕生」初回限定盤はハードカバー・ブック仕様になっており、2人の文章が収められています。橋本絵莉子はレコーディング期間内にレコーディング前後でどのように時間を使っているかが日記のように書いてあり、あっこちゃんが迎えに来て、母親からえっちゃんに戻れる、とありました。

大学の先輩後輩(高橋が82年生まれ、橋本と福岡が83年生まれ)で始めて、1人が別の道を選び、2人でまた進む。別れた1人と手紙をやりとりして終わり。

チャットモンチーにはSAKEROCKと違い、同時進行の活動がないため、その先の未来がこちらには予想できないところに楽しみがあります。

これから先、長くなるであろう音楽人生を思うと、チャットモンチーというバンドにとどまらなくても、私たちには新しくてワクワクするような音楽が待っているような気がしているのです。
次はこれ!というような具体的な構想は今のところないのですが、未来に想いを馳せながらしばらくは2人とも互いの日々を大切に過ごしたいと思います。
(解散発表時のコメントより)

 

#わたしの1週間

Owllyというサイトで連載されている「#わたしのサブスクリプション」の更新を楽しみにしております。

今までに柳下恭平(かもめブックス)、西田善太(「BRUTUS」編集長)、有馬トモユキ(アートディレクター)の3回が掲載されました。

www.watch.impress.co.jp

 

これにインスパイアされたので、サブスクとは外れるかもしれませんが、 #わたしの1週間 をまとめました。書き出すと結構分量ありました。

 

< 月曜日 >

ウェブ  「今週の編集部まとめ」(シンラ)
※ ほぼ音楽作品の紹介ばかりなので本をもっと紹介して欲しい。

www.cinra.net


< 火曜日 >

テレビ 「7ルール」(フジ)
※ 録画しておいて他に見るテレビがないときに見てます。本にまとめてほしい。


< 水曜日 >

テレビ 「フリースタイル・ダンジョン」(テレ朝/Abema TV)
※ テレビ朝日で火曜日深夜の放送直後か同時にAbema TVで放送されているものを、水曜日の起き抜けにAbema Videoで見ています。

テレビ 「水曜日のダウンタウン」(TBS)
※ 録画しておいて翌日木曜日の起き抜けに見ている。

tabun-hayai.hatenablog.com

 

Spotify 新作配信日(邦楽)


< 木曜日 >

ウェブ 「Dモーニング」(講談社
※ 読んでいるのは、GIANT KILLING、宇宙兄弟、ハコヅメの3作品。

メルマガ「Webでも考える人メールマガジン」(新潮社)

テレビ 「プレバト」(TBS)
※ タイトルの認知度が最高に低い番組。そろそろ浜田さんも俳句を作るべきではないだろうか。

digital.asahi.com

テレビ 「アメト--ク」(テレ朝)
※ 後半になるとダレていっているような気がする。

テレビ 「ゴッドタン」(テレ東)
※ 6月に元日のスペシャルが何週かに分かれて放送されるので時差は更に拡大中。そのうち1年遅れになる。


< 金曜日 >

テレビ 「全力!脱力タイムズ」(フジ)
※ゲストコメンテーターごとに企画内容を変えているという手間の掛け方が凄い。シェリー、オリラジ藤森、和牛ゲスト回が印象に残る。

ラジオ 「バナナマンバナナムーンGOLD」(TBSラ)
radikoありがとう。3時間の視聴時間が過ぎて聞けなくなった時は、TBS以外のネットしている曲から聴いている。

ラジオ 「SOFA KING FRIDAY / PUNPEE」(J-Wave
radikoありがとう。フィジカル化されていないPUNPEEの音源がほぼ毎週かかる至福の時間。

Spotify 新作配信日(洋楽)


< 土曜日 >

テレビ 「デザインあ」(Eテレ)

テレビ 「YOUは何しに日本へ?」(テレ東)
※ ゴッドタンほどひどくはないが、約1ヶ月遅れで土曜の昼に放送されている。

テレビ 「オドモTV」(Eテレ)
※ 「なむはむだはむ」の3人(前野健太岩井克人森山未來)が出演。佐野研二郎がしれっと復帰していることが気になる。

新聞  朝日新聞
※ 今春までは津村記久子「ディス・イズ・ザ・デイ」目当てで読んでいて、4月以降は読書欄が日曜から土曜に移ったので引き続き土曜日に買っている。日曜は買うのをやめた。

新聞  日本経済新聞
※ 読書欄と別刷りのランキング目当て。


< 日曜日 >

テレビ 「ボクらの時代」(フジ)
※ この番組の出演依頼がきたら嬉しいだろうな、と思わせる番組。最初の一人はスタッフによるキャスティングだろうけど、他の2人は最初にキャスティングされたタレントの指名。だからテレビに出ることのない小林賢太郎降谷建志真島昌利だって出演する。

テレビ 「ジャンク・スポーツ」(フジ)

テレビ 「アメトーーク」(テレ朝)

※ 内容によってどっちかを録画して、どっちかをオンタイムで見ている

テレビ 「ダウンタウンガキの使いやおまへんで」(日テレ)

テレビ 「関ジャム 完全燃SHOW !」(テレ朝)

テレビ 「情熱大陸」(TBS)
※ 日曜日23時台は激戦区になっていて、特集によって関ジャムか情熱大陸を録画している。ガキの使いは実家のテレビで毎週録画にしている。

新聞  毎日新聞

新聞  読売新聞
※ 前日と同じく、読書欄目当てで新聞を買っている。

 

< 週1回以上 >

テレビ 「にほんごであそぼ」~「Orton」~「0655」~「シャキーン!」~「はなかっぱ」~「デザインあ」~ピタゴラスイッチ」~「コレナンデ商会」
※ 平日朝のゴールデンタイム。はなかっぱ頃まで朝食を食べ、それから出かける準備をはじめている。

ウェブ 本の雑誌「高坂浩一の新刊番台(岩風呂)」
※ 月曜から土曜までほほ毎日11時30分ころにチェックしている他「炎の営業日誌」も更新されていないかチェックしている。新刊番台やコミックナタリーの単行本発売情報のようなもののCDバージョンをナタリーで作ってほしい。

 

メルマガ ビジネスブックマラソン
※ 土井英司発行のビジネス書を紹介するメルマガ。ビジネス書の紹介はライフハッカーの印南敦史に頼っていたけれど、こっちに切り替えました。土井さんは古瀬絵理さんがアシスタントをしていたので見ていた「ベストセラーBOOK TV」のレギュラーコメンテーターだったので馴染みがあった。

ウェブ the sign magazine
※ 更新頻度が一定ではないので、とりあえず毎日チェックしている。

ウェブ シンラ
※ CDリリースにあわせたインタビューチェックのほか「ギョーカイ列伝」の更新も楽しみにしています。

ウェブ ナタリー
※ CDリリースにあわせたインタビューをチェックしているけれど、最近のラインナップは物足りない。

 

< まとめ >

私の1週間は、ダウンタウン(特に浜田)、バナナマンPUNPEEを中心に回っている。

分母は少ないけれど、見ているテレビ番組は(Eテレを除くと)フジテレビのが一番多かったです。楽しみにしている番組ベスト3は、水曜日のダウンタウン、全力!脱力タイムズ、プレバト。プレバトとジャンクスポーツ以外は録画して翌朝以降に見ています。

週刊誌を買ってないから、コンビニには週末しか行かなくなった。