BOOK OF THE 2020

いしわたり淳治『言葉にできない想いは本当にあるのか』表紙

2020年に読んだ冊数は57冊。月平均4.75冊。

音楽やマンガ、ドラマは細かく記録をつけないと何を見聞きしたか忘れてしまいます(映画は1本も見ませんでした)。

音楽やテレビ、マンガと異なり、本は読み終わるまでに一定の時間がかかります。加えて「読書メーター」で記録するのが習慣になっているので、2018年に読んだ本の一覧を把握できているので年末に公開することもできます。

何冊読んだうちのベストなのかを開示するのが理想だと考えているので、冊数や細かい順位も開示します。

4段階(AA、A、B、C)でランクづけしました。読んだ直後は「最高!」と思っても、年末に振り返るとそうでもないなと思ったり、これはベスト10を外せないなどと考えたりした結果この順位になりました。

買った本はこの倍くらいあるので、2021年最初の数か月はなるべく未読本の消化に励みたいと思う。

順位 / ランク / タイトル / 著者 / 出版社
1 AA 言葉にできない想いは本当にあるのか いしわたり淳治 筑摩書房
2 AA 百年と一日 柴崎友香 筑摩書房
3 AA ドライブイン探訪 橋本倫史 筑摩書房
4 AA ハイパーハードボイルドグルメリポート 上出 遼平 朝日新聞出版
5 AA サキの忘れ物 津村記久子 新潮社
6 AA 結婚の奴 能町みね子 朝日新聞出版
7 AA 面白いって何なんすか⁉問題 井村光明 ダイヤモンド社
8 AA 深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと スズキナオ STAND BOOKS
9 AA ひみつのしつもん 岸本佐知子 筑摩書房
10 AA 現代経済学の直観的方法 長沼伸一郎 講談社
11 AA 本音の置き場所 バービー 講談社
12 AA 推し、燃ゆ 宇佐見りん 河出書房新社
13 AA みんなもっと好きに言ったらいいのに こんにちは未来 メディア編 佐久間裕美子、 若林恵 黒鳥社
14 AA ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック 松永良平 晶文社
15 AA 2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史 星海社
16 AA 逆ソクラテス 伊坂幸太郎 集英社
17 AA 小田嶋隆のコラムの切り口 小田嶋隆 ミシマ社
18 AA ドミノ in 上海 恩田陸 角川書店
19 AA ほんとうの長州力 長州力 辰巳出版
20 AA 御社のチャラ男 絲山秋子 文藝春秋
21 AA 夏の庭―The Friends 湯本 香樹実 新潮社
22 AA 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬(文庫) 若林正恭 文藝春秋
23 AA わたしの好きな街 SUUMOタウン編集部 ポプラ社
24 AA クジラアタマの王様 伊坂幸太郎 NHK出版
25 AA 村上T 村上春樹 マガジンハウス

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26 A 僕は君の「熱」に投資しよう 佐俣アンリ ダイヤモンド社
27 A 根本敬ゲルニカ計画 ニコ・ニコルソン 美術出版社
28 A 岩田さん 岩田聡 ほぼ日
29 A こうしておれは父になる(のか) 本人 イーストプレス
30 A ドミノ(再読) 恩田陸 角川書店
31 A おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 高井浩章 インプレス
32 A キヨミズ准教授の法学入門 木村草太 星海社
33 A 殺し屋、続けてます。 石持浅海 光文社
34 A 答えより問いを探して 高橋源一郎 講談社
35 A 「読む」って、どんなこと? 高橋源一郎 NHK出版
36 A 兄の終い 村井理子 CCCメディアハウス
37 A 拝啓 元トモ様 TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」/編 筑摩書房
38 A この素晴らしき世界 東野幸治 新潮社
39 B 「グレート・ギャツビー」を追え ジョン・グリシャム 早川書房
40 B 食っちゃ寝て書いて 小野寺史宜 角川書店
41 B グラビアアイドルの仕事論 倉持由香 星海社
42 B 息子たちよ 北上次郎 日本経済新聞社
43 B 好きなものを「推す」だけ Jini KADOKAWA
44 B いまどうしてる? 長州力 ワニブックス
45 B 悩んでも10秒 松田紀子 集英社
46 B マルジナリアでつかまえて 山本貴光 本の雑誌社
47 B ドラフト最下位 村瀬秀信 KADOKAWA
48 B それでも俺は、妻としたい 足立紳 新潮社
49 B インタビューズ 堂場瞬一 河出書房新社
50 B だから僕は、ググらない。 浅生鴨 大和出版
51 B めんどくさがりなきみのための文章教室 はやみねかおる 飛鳥新社
52 C おとなになるのび太たちへ 小学館
53 C 書いて、捨てる! 筆子 大和出版
54 C プロの時間術 上阪徹 方丈社
55 C 仕事が速くてミスがない人は机に何も置かない。 中野清人 総合法令出版
56 C 「普通の人」のためのSNSの教科書 徳力基彦 朝日新聞出版
57 C 書評の仕事 印南敦史 ワニブックス

 

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村上春樹「村上T 僕の愛したTシャツたち」

坪内祐三さんは、村上春樹シドニー!」の書評を以下のように書き始めました。

 村上春樹は文筆家として四つの顔を持つ。

 作家、翻訳家、ノンフィクションライター、コラムニストである。

 私は読者として、作家村上春樹は×、翻訳家村上春樹は〇、ノンフィクションライター村上春樹は〇、コラムニスト村上春樹は◎である。 この内、ノンフィクションライター村上春樹が〇であるのはちょっと説明がいるかもしれない。

 社会派ノンフィクションライター村上春樹は×である。しかし、もっとリラックスした(村上春樹的にリラックスした)ノンフィクションライター村上春樹は◎である。それを足して二で割ると〇なのだ。

 ということで、シドニーオリンピックのことを描いたこの長篇ノンフィクション「シドニー!」は◎だ。

シドニーオリンピックは2000年のことで、「文庫を狙え!」で取り上げられたのは2004年7月22日号の「週刊文春」。

シドニーオリンピックが20年前で、文庫化が16年前という年月の経過に驚きますが、坪内祐三さんの村上春樹に対する評価に私も同意します。

 

私が最後に読んだ村上春樹の新しい小説は「海辺のカフカ」ですが、コラムニスト村上春樹のことは今でも追っています。翻訳家村上春樹は「結婚式のメンバー」を買ったりしてますが、全然読めてないです(今日、図書館で「グレート・ギャツビーを追え」を借りて来たので中田英寿みたいに計画的に読もうと思っています)。ノンフィクションライター村上春樹は最近音沙汰ないですが、いかがお過ごしでしょうか。

文筆業ではないですが、2018年からはラジオパーソナリティという顔も加わっています。

 
さて、コラムニスト村上春樹の最新作「村上T」は村上春樹が所有するTシャツについて語るリラックスしたコラム集です。雑誌「POPEYE」で2018年から1年半に渡り連載された同名連載に、連載開始時と連載を終えてのインタビューも収録されています。

前作「サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3」は2012年7月刊行なのでコラムニストとしては8年ぶりの新刊です。

 

リラックスした内容や色とりどりのTシャツのデザインが楽しい作品ですが、読み終えて感じるのは、村上春樹に対するとらえどころのなさです。村上春樹の所有するTシャツのジャンルが広すぎて中心に触れることが出来ないのです。

ダウンタウン浜田雅功さんは「地名の入っているTシャツは着ない」と言っていました。私の所有するTシャツはミュージシャンのグッズ(マーチ)が9割。

Tシャツ好きなら何らかのこだわりがあるはず。しかし、村上春樹の所有するTシャツは多岐にわたり、108枚のTシャツから軸やこだわりを嗅ぎ取ることができませんでした。

 

本書の帯には「Tシャツをめぐる18篇のエピソードと108枚のお気に入りのTシャツを収録」とあります。18篇のタイトルをいくつか挙げると「夏はサーフィン」「ハンバーガーとケチャップ」「ウィスキー」「レコード屋は楽しい」「スプリングスティーンとブライアン」で、それぞれのタイトルに関連したTシャツの写真が掲載されています。

収録されているインタビューでは「選ぶ基準はもちろんデザイン、あとはジャンル。僕はレコードプレーヤーとかレコードが入っているTシャツがあるとたいがい買っちゃいますね。それはそのジャンルが好きだから(笑)。何枚かここにもあります。あとはビール、自動車、広告Tシャツも好きですね。」と話しています。

インタビューで話しているレコード、ビール、自動車、広告だけでなく、食べ物(ケチャップ、タバスコ)、ウィスキー、マラソン、サーフィン、動物、ミュージシャン、映画、大学、タイポグラフィティなど多ジャンルに広がっているのです。


自分に置き換えた場合、掲載されているTシャツはどれも魅力的なTシャツなので、例えば旅先や他の服を買うついでに1枚2枚買うことはあるかもしれません。けれど、日々の生活の中で選別が行われ、選別から外れたジャンルのものは徐々に買わなくなっていきます。

例えば、ユニクロのTシャツは一時期「鉄コン筋クリート」や「バタアシ金魚」などのものを何枚か買ったけれど、結局生地の薄さが気になって着なくなり、いまでは買うことがなくなりました。

 

しかし、村上春樹は多ジャンルのTシャツを同じ筆致、同じテンションで紹介していきます。買った日は前後しているでしょうが、紹介しているのは現在の村上春樹なのに、温度の差を読み取ることは出来ません。

着たことがないと書かれているTシャツも多くありますが、状態やくたびれ具合は全部同じように見えます。

村上春樹はリラックスしていますが、リラックスしているからといって村上春樹の私生活を読み取ることはできない作品です。

「村上T」というコラム集、軽く読み通せてしまいますが、恐ろしい一冊です。

 

さて、村上春樹の大切な1枚はどれでしょうか?巻末のインタビューでは野村訓市の「ここにある200枚近くのTシャツの中でお気に入りというか、思い入れのあるものはどれでしょうか?」という質問に対して以下のように答えています。 

これかな。"TONY"TAKITANIと書いてあるこのTシャツを買って、「トニー滝谷」という短編小説を書いたんです。このTシャツを買って、トニー滝谷ってどんな人だろう?と思い、いろいろ勝手に想像して、それが小説になったんです。だからこれは記念すべきものですね。

 小説家村上春樹にとってのお気に入りであり、Tシャツ好きな村上春樹のお気に入りではありませんでした。ここでもかわされてしまいます。

 

ちなみに、都築響一の編んだ「捨てられないTシャツ」には68歳男性で京都府出身の小説家が「1983年のホノルル・マラソン完走Tシャツ」を捨てられない1枚に選んでいます。こちらも着たことはないそうです。

板垣巴留「パルノグラフィティ」

パルノグラフィティ

 
2016年3月3日

週刊少年チャンピオン」14号(秋田書店)に「BEAST COMPLEX」掲載(4号連続の短期連載)

2016年9月8日

週刊少年チャンピオン」41号から「BEASTARS」連載開始

2019年9月19日

週刊少年チャンピオン」に板垣恵介板垣巴留の親子対談が掲載される

2019年9月25日

「KISS」(講談社)11月号から「パルノグラフィティ」が連載開始

2019年10月13日

週刊少年チャンピオン」50周年記念サイトに板垣恵介板垣巴留の親子対談が掲載される(本誌掲載の対談の完全版)

content.weeklychamp.com

2020年8月6日

「パルノグラフィティ」(講談社)単行本発売

 

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2019年9月に「大ヒットしているマンガ「BEASTARS」の作者、板垣巴留「バキ」板垣恵介の娘だった!」ということを知り驚きました。

先月(2020年10月7日)「文藝」に芥川賞作家、遠野遙とBUCK-TICK櫻井敦司の親子対談が掲載され、親子なの?と同じように驚きました。

 


「パルノグラフィティ」が単行本化されたことを発売から2ヶ月経って知り、ようやく読みました。

読むきっかけは、「バキ」板垣恵介との関わり方はどのようなものであったか、ということ。

 


実際に読み始めると、板垣恵介が初登場するのは第5話。表紙に描かれた食卓でが1席空席になっているとおり、バキ板垣恵介は「多忙な漫画家」のため「月に何度か自宅に帰ってきて、それ以外の時間はすべて仕事場で過ご」していたとあります。よって、全28話中、板垣恵介の登場は3話。

 


板垣恵介との関係目当てで買った自分は肩すかしを食らいましたが、「もっと人の怖ろしさを描きたい/人を怖がらせたい/人を驚かせたい/人の心に爪あとを残したい!!」というメンタルでマンガを描いていて、「私は仕事中の異常な自分と健全な生活者としての自分を切り離したいのだ」という箇所が印象に残ります。

 


板垣恵介の薫陶なく、いきなり登場できた理由はよく分かりません。「末っ子」なので早熟であったからか、死を意識するのが早かったからか、20社の就職試験に落ち腹をくくったからか、祖父や母親、2人の姉の影響からか。創作の秘訣は簡単には分かりませんでした。

 


「20社に落ちた」から「商業誌デビュー」や「連載開始」までのこと、大学時代の同人誌のことは描かれていなかったので創作を中心にした続編を期待します。

数字でみる「キング・オブ・コント2020」

(1)「キング・オブ・コント」と「M-1グランプリ」の違い

「キング・オブ・コント」の採点方式と順位付けは「M-1グランプリ」方式との差別化を図っています。

1本目
M-1グランプリ」 10人×100点の1000点満点
「キング・オブ・コント」 5人×100点の500点満点。

2本目
M-1グランプリ」 ファイナル進出者3名から1組を選ぶ
「キング・オブ・コント」 1本目と2本目の合計得点の高かったグループが優勝

M-1グランプリ」で優勝するには、1本目は3位以内、2本目は1位が必須。
「キング・オブ・コント」は1本目1位なら、2本目が多少崩れても1位の可能性高い。
「キング・オブ・コント」は「M-1グランプリ」より審査員の採点に左右されやすいといえます。


(2)「キング・オブ・コント」2020 1本目
(2-1)個々の採点について
・松本(ダウンタウン
最高95点(ジャルジャル)、最低85点(GAG)、平均90.1点
・大竹(さまぁ~ず)
最高94点(ジャルジャル)、最低89点(滝音うるとらブギーズ)、平均91.3点
・三村(さまぁ~ず)
最高96点(ジャルジャル)、最低86点(ニッポンの社長)、平均90.0点
・日村(バナナマン
最高97点(ジャルジャル)、最低87点(うるとらブギーズ)、平均90.8点
・設楽(バナナマン
最高95点(ジャルジャル)、最低88点(GAG)、平均91.5点

5人の審査員の平均点 91.5~90点
最高と最小の差は3名の審査員に10点の開きがある。他2名は5点と7点

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(2-2)総合上位6組に着目する

1位(477点)のジャルジャルは5名の審査員全員で1位。
2位(461点)のニューヨークは4名の審査員で2位、1名のみ6位。
3位(458点)の空気階段はもっともばらつきがある。2位が2名、3位、6位、7位。
4位(457点)のザ・ギースは、3位2名、4位2名、6位1名。
5位のニッポンの社長(454点)は4名が3位であるが、1名が最低点(86点)をつけたため5位となった。あと5点あれば3位だった。
5位のジャングルポケット(454点)は3位が3名、5位、8位。

4点のなかに空気階段、ザ・ギース、ニッポンの社長ジャングルポケットの4組が収まっている。

4名の審査員は、総合順位6位までの6組に高い点を与えた。
上位6組のうち三村は、空気階段(7位)、ニッポンの社長(10位)、ジャングルポケット(8位)に低い点をつけた。

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(3)2本目(ファイナルステージ)

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2本目の得点はジャルジャル464点、ニューヨーク463点、空気階段463点と1点差

ジャルジャル
得点は1本目の方が高かった(4名)、松本は2本とも95点。


ニューヨーク
松本、大竹、三村は1本目の方が高く、日村、設楽は2本目の方が高い。


空気階段
松本、大竹、三村は2本目の方が高く、設楽は1本目の方が高い。日村は2本とも93点。

 

M-1グランプリ」方式なら、、、

ジャルジャル:1(松本)
ニューヨーク:2(日村、設楽)
空気階段 :1(大竹)

三村が3組とも90点をつけたため、判定不能

三原勇気×田中宗一郎「POP LIFE:The Podcast」

「POP LIFE」とは、音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」で毎週金曜日に配信されているポッドキャスト番組です。

 

三原勇気さんと田中宗一郎さんがホストとなり、音楽、映画、マンガなどなどについて語り合います。

 

今回も台本なしのフリートークがゆえの事故や逸脱、情報や意味の隙間からこぼれ落ちるヴァイブスやエモーション込みで「奇妙で特別な時間」を楽しんでください。

 

毎回おおよそのテーマはありますが、田中宗一郎さんのキャプション文にあるように、集められたメンバーによる化学反応が大切なように感じたので、以下のリストでは省略しました。

 


2019年

000~001 宇野維正(1)、柴那典(1)

002~003 荏開津広(1)

004~006 小林雅明(1)

007~010 Yogee New Waves(1)

011~013 ジェイ・コウガミ(1)

014~016 宇野維正(2)、柴那典(2)

017~019 西村ツチカ(1)、夏目知幸(1)

020~022 宇野維正(3)、木津毅(1)、柴那典(3)

023~025 柳樂光隆(1)

026~028 Orono(1)

029~031 荏開津広(2)、木津毅(2)

032~034 西寺郷太(1)、小林雅明(2)

035~037 柴那典(4)、宇野維正(4)

038~040 ☆Taku Takahashi(1/m-flo)、宇野維正(5)

 


2020年

041~042 木津毅(3)

043~045 西村ツチカ(2)、夏目知幸(2)

046~048 佐藤栄太郎(1/Indig la End)、宇野維正(6)

049~051 山崎洋一郎(1)

052~054 柳樂光隆(2)、岸田繁(1/054のみ/くるり)

055~057 オカモトレイジ(1)

058~061 宇野維正(7)、小林雅明(3)

062~065 木津毅(4)、宇野維正(8)

066~069 西村ツチカ(3)、夏目知幸(3)

070~073 あっこゴリラ(1)、長井優希乃(1)、宇野維正(9)

074~076 柴那典(5)、宇野維正(10)

077~079 Orono(2)、木津毅(5)

080~082 荏開津広(3)、あっこゴリラ(2)、長井優希乃(2)

083~084 木津毅(6)、萩原麻理(1)、Orono(3)

085    田中&三原のみ

086    木津毅(6)、萩原麻理(1)、Orono(3)

087~090 磯部涼(1)、宇野維正(11)

091~094 有泉智子(1)、佐藤栄太郎(2)、宇野維正(12)

095~098 なみちえ(1)、荘子it(1/Dos Monos)


ゲスト24名(男性18名、女性6名)


出演回数ランキング

12回 宇野維正

 6回 木津毅

 5回 柴那典

 3回 小林雅明、荏開津広、Orono、西村ツチカ、夏目知幸

日記(9/3,16,17)

9月3日(木)
 妻が検査のため朝7時30分くらいに出かけたのを見送る。私と「あかり」はあとから病院へ合流。病院までの交通手段はJRとバスを乗り継ぐことにした。食事を9割5分で終わらせて歯磨き、着替えをさせて8時15分ころに家を出、徒歩で駅へ。ホームへの到着時間でみてたので、電車に乗り込んでから時間を余らせてしまう。電車には15分くらい乗り、5分くらい待ってバスに乗る。駐車場で妻の車を見つけたので、写真を撮って妻に送る。病院のトイレを出たら妻がいて、いいタイミングであった。
 待合スペースでコンビニのアイスやお菓子、パンを食べて、滝を見に行った。滝は10分くらいで見終わり、中華料理屋でラーメンを食べて帰った。
 夜、Abema「ラップスタア誕生」の新しい回の放映はなかったので、スマホをダラダラ見てから寝た。

 

9月16日
徒歩での帰宅時にSPARTAの新しい作品からタイトルが気になった「未来」というアルバムのラスト曲を聴いた。とてもいい曲だった。

夢にみたことになった
過去の自分に自慢したい
夢にみたことになった
未来の自分に自慢したい

未来/SPARTA (聞き取り)

 「過去の自分に自慢したい」というのはよく聞く言い回しですが、「未来の自分に自慢したい」というフレーズにははじめて接しました。未来の自分は現在の出来事を知っているわけで、それでも自慢したいほどのことが現在の自分に起きている、と私は解釈しました。

帰宅したら注文したものが届いていた。

和山やま「カラオケ行こ!」
井村光明「面白いって何なんすか!?問題」
伊藤敦志「大人になりましょう」

帰宅後はすぐに入浴するのが習慣になっている。早速「カラオケ行こ!」を読む。テンポよく読めるので入浴中に読み終わった。

菅総理。「安倍のいない安倍内閣」「安倍亜流内閣」。その通りだと思う。麻生、小泉の何を評価して留任させた?

途中になっていた「ファミリーヒストリー」ナイツ回(「愛せども誇らず」は名言)、「ロンドンハーツ」NG回(カンニング竹山の不機嫌さと話の長さにうんざりした)を見てからTVerで「テレビ千鳥」を見た。
 「テレビ千鳥」は「番組ポスターを作りたいんじゃ」ということで出来上がったのは被写体としてのノブの強さに引っ張られた大吾が選んだ「トレスポ風の白黒ノブのワンショット」。トレスポっていうかダイハード感。大吾が写っていないことで広報サイドと揉めたというが「テレビ千鳥」の面白さを表現したポスターだと思う。

それからFANZAで気になっていた2作品を買う。ざっと見た感じでは80点と60点くらい。最近はちょくちょくFANZAに作品レビューを投稿している。リリース時期を正確に把握しているわけではないし、音楽や本、マンガのように注目作という概念もないから、レビュー書いても読まれていないと思う。

そのあとは部屋を片付けながらラジコで「佐久間宣行のオールナイトニッポンゼロ」の加藤浩次ゲスト回。加藤浩次がアップロードし続けている秘訣を学びたい。
私も「極楽とんぼの吠え魂」リスナーでした。山本のCD放出とか、下心で鈴木亜美をBBQに誘ったら母親がついてきた話とか、くりぃむしちゅー有田が「Grateful Days」のZeebraのバースを蹴ったこととかを覚えています。

聴きながら、伊藤敦志「大人になりましょう」を読んだ。「漫画『大人になれば』の解題とイラストレーション、または長いあとがき」。「大人になれば」を読み返そうと思う。

結局ラジオを最後まで聴いてしまい、24時を過ぎていたので寝ることにした。歯を磨きながら井村光明「面白いって何なんすか!?問題」のさわりだけ読んだ。井村光明さんは尾形真理子編集長時代の「広告」での「○○を1週間やめてみた」という連載で知ったので単著も購入した。あの連載も書籍にまとめて欲しい。


9月17日(木)

数日前に発表されたNEW ERA×GUCCIMAZEのコラボキャップの発売が正午なので忘れないようにしようと思いながら午前中を過ごした。

11時30分ころにメールを確認したら

CACTUS JACK FOR MCDONALD'S FINAL DROP
CPFM 4 CACTUS JACK AVAILABLE FOR 48 HOURS ONLY
CACTUS JACK FOR MCDONALD'S GRAILS AVAILABLE FOR 48 HOURS ONLY 

というメールが届いていた。

CPFMとのコラボラインではレシートを模したTシャツとイラストのトート、マックのほうでもトートバッグが気になりカートに入れた。

12時になったのでNEW ERAオンラインストアでGUCCIMAZEキャップとTシャツをカートに入れた。カートに入ったがログインで戸惑っている間にカートから消えていた。
前回ニューエラで買ったのはチャンス・ザ・ラッパーの時で、その時に会員登録したが今年4月にシステムが更新されてたらしく登録しなおさなくてはいけなかったという。
8インチというサイズは良いが、もう1つのデザインは着用のハードルが高いので買うのに二の足を踏んでいる。数日しても売り切れていなかったら買おう。

GUCCIMAZE買えなかったのでトラヴィスの注文手続きを進めたら、住所入力の段階で配送は北米限定だと知り、死ぬ。

1勝を目指して1日をスタートさせたが、2敗して午後の仕事へ取り掛かることになった。

Tシャツもトートバッグもキャップも買ったら家族に白い目で見られるのは不可避だったから結果オーライなんだけど、とはいえやっぱり残念だなー。

NEW ERA×GUCCIMAZE、トライバル柄の方は着こなせる自信ないが8インチというサイズはほとんど見かけないので売り切れてないようなら、そのうち買いたい。

 

帰宅。

雑誌「STUDY vol.8」
eastern youth「2020」

 が届いていた。

「STUDY」はステッカー付だった。貼れないけど嬉しい。
「2020」は特典にラバーコインケースのあるHMVを利用した。普段はタワレコ派です。


夕食時は「あかり」にあわせて「天才てれびくん」を見ている。
ゆらさん、せりなさん、まうなくん、ソニアさん、逸材揃いだと思います。

「プレバト!」、録画した「水曜日のダウンタウン」、「ラップスタア誕生2020」を見た。
「ラップスタア誕生」、今日の放送ではSATORU、noma、TOFUの密着VTRが流れた。
3人のなかではSATORUが断トツであった。先週のItaqも良かった。
来週は3人とも楽しみだし、その次の週のマリアナも楽しみ。

23時45分ころになって「アメトーーク」の録画を忘れていたことに気づき、慌ててテレビをつけた。天竺鼠ファンだけど、久しぶりに天竺鼠を見ることができて良かった。もっと引っ張りだこになってほしい。

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ポータブルCDプレーヤーで「2020」を聴きながら寝た。

 

この2日間はテレビと物欲に支配されていた。

最近の雑誌事情(2020年8月)

1)毎号購入する雑誌

1-1「フリースタイル」
年4回刊行してほしいが、年3回しか刊行されなかったりする雑誌。2020年は、8月にようやく今年の1号が発行されたので、年末のベストマンガとあわせて2号しか出版されないかもしれない。最新号に載っていた亀和田武さんのエッセイは素晴らしかった。

1-2「本の雑誌
9月号で定期購読期間が終了したらしい。坪内祐三さん亡きいま定期購読を続ける必要について考えている。

1-3「Dモーニング」
20~30作品掲載されていても、読むのは5つくらい。効率は悪いが「GIANT KILLING」と「宇宙兄弟」の連載が続く限りは解約しない。この2つは休載があるので、「ハコヅメ」「こづかい万歳!」「汗とせっけん」も楽しみにしている。

1-4「ele-king
インタビューに出る人とか年間ベストは、私が好んで聴く音楽とほとんど重ならないけれど買う。

1-5「広告」
19年3月に小野直紀さんが編集長に就任し、まだ2号しか発行されていないが、このクオリティなら2号でも多いと思わされる。刊行スペースもわからないので定期的な情報収集を忘れないようにしている。

1-6「朝日新聞デジタル
文芸誌の発売日である7日と、書評の掲載する土曜日はダウンロードするが、他の日は読んでない。辞めてもいい気はするが、マリオンのプレゼントが当たることを信じているので解約できない。

 

2)毎号買うわけではないが、毎号目次や特集をチェックしている雑誌
2-1「KAMINOGE
今年は、舐達麻、長州力in the pool、柴田勝頼、クロちゃん&豆柴の大群の号を買った。Twitterで発表される表紙画像を確認し、買うとなればすぐに注文する。事前情報がなくても、104号の松永光弘さんのように読みごたえあるインタビューが載っているから全部に目を通すようにしている。

2-2「POPEYE」
リニューアルして、やけのはら氏とかいくつもの連載が終了したので毎号買うのはやめた。村上春樹の「村上T」は軽やかな連載だったが、それもあっさり終わったし。大根仁のセクハラインタビューをいつまでも続ける意味が分からない。あと、前より格段に薄くなった。一時期は本やCDの短評で紹介される作品数が少なくなったが、再度増えたので買わなくてもその部分は確認している。

2-3「MUSICA」
宇野維正さんのレビューを立ち読みできればいい。PUNPEEのインタビューが載った号は買った。年末の年間ベスト号で洋楽のページが外されたのは納得いっていない。
「MUSICA」と「ROCKIN’ON JAPAN」はフェスという収入源を得て延命してきたが、COVID-19でオンラインフェスになってしまった2020年。まだ続けるのだろうか?

2-4「ケトル」
40人によるレビューページがなくなったので、毎号買うのはやめた。藤井健太郎さんのインタビューが載った54号は買ったし、玉城ティナが表紙の最新号も注文した。

2-5「& Premium」
コンビニに売っている雑誌。買わなくても「オモムロニ。さんが使ってわかったこれ、ここがいいよね。」はチェックしている。

 

3)余裕があれば買う雑誌
3-1「GINZA」
松尾スズキさんの連載は楽しみだが、大半のページに用はないので余裕があれば買う。

 

4)立ち読みで済ませる雑誌
4-1「Rolling Stone 日本版」
毎号買っていたが、宇野維正さんと田中宗一郎さんの対談を勝手に終了させたので買うのを辞めた。田中宗一郎さんの作るプレイリストはチェックしている。

 

【まとめ】
坪内祐三、宇野維正、藤井健太郎が私の3本柱。今年の1月に坪内祐三さんが逝去されてしまった。逝去後、特集が組まれた「本の雑誌」「ユリイカ」「週刊文春」が出たので何とかなったが、今後に向けて空洞の埋め方を考えたい。