続きの気になる連載中のマンガ7作品

最近は読むマンガの大半が1冊で完結するマンガや巻数の少ないマンガ(「お父さんクエスト」「ルーブルの猫」「ニューヨークで考え中」「いのまま」、、、)になっているし、年末のランキングに載ってくるのもそういった作品だけれど、やっぱり毎週/毎月の連載を追うことにマンガの醍醐味があります。

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「毎週/毎月の連載を追いたいマンガ」とは、「単行本が出たら買うマンガ」「書店で見かけたら買うマンガ」とは若干異なり、「とにかく続きを読みたい作品」のことです。

中学生の頃から数年前までは「ジャンプ」「スピリッツ」「ヤンマガ」「ヤンジャン」「マガジン」「モーニング」「チャンピオン」等の週刊誌だけでなく、「IKKI」「月チャン」等の月刊誌を含めた中から毎週/毎月何らかの雑誌を買ってたのに、買わなくなってしまいました。

雑誌自体は買っていなくても、続きの気になる連載中のマンガがあります。惰性で続きに触れる作品ではなく「これは外せない!」と目がけて読んでいる作品です。つまり、外れなしです。

 

1.「宇宙兄弟小山宙哉

連載初期からのファンなので、メジャーになりすぎて離れてもおかしくないのですが、鷲掴みにされたままです。六太の宇宙からの帰還をもって完結してもおかしくないほど、「アポロ13」レベルで帰還が困難そうな展開になってきています。もうじき33巻が出るそうですが、更に長期化しそうな雰囲気があります。

無事に帰還できるのか?と焦燥を駆り立てられる展開なのに、連載はいつからか隔週ペースになってしまったので待ち遠しさは増大しています。


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2.「GIANT KILLINGツジトモ

宇宙兄弟」と同じく連載初期から追い続けている作品。「GIANT KILLING」と「宇宙兄弟」のために雑誌「モーニング」の電子版アプリ「Dモーニング」の契約を続けています。
 「宇宙兄弟」は隔週なので、「GIANT KILLIN」に休まれた週は読むとこなくて困ります。

この作品が画期的なのは、主人公が監督であること。主人公が監督であるから、「モーニング」という青年誌で連載されています。「モーニング」で連載するために監督を主人公に据えたのか、その順序は分かりませんが、監督が主人公を務めることで「モーニング」の中に席を確保できています。

そもそも多くのスポーツマンガは「スラムダンク」「ドガベン」「シュート」の例を挙げるまでもなく、主人公の成長が描かれるため、掲載されるのはほとんどが少年誌です。

スポーツマンガを青年誌で連載するには何らかのフックが必要になります。実際「モーニング」で連載されている「GIANT KILLING」以外のスポーツマンガは「お金」を扱った「グラゼニ」だけです。

少年誌なら主人公の成長を推進力にした物語に読者は並走するけれど、30代の私は追いかけることができません。だから「GIANT KILLING」が少年誌の連載なら主人公は若手有望選手である椿なんだろうけど、青年誌の連載なので主人公の達海が監督を引き受ける所から話がはじまっています。

主人公なのに成長が見えにくい達海のことを補填するように、椿をはじめとする選手の成長も描かれています。その他にも、古参の選手からの反発をどう受け止めるか、選手をどのように活かすか、選手のモチベーションをどうやってあげるか、といった会社づとめの読者も入り込みやすい視点が持ち込まれているのです。

単行本を買わなくなったので、初版限定付いてくるステッカーのデザインと、毎回書き下ろされている表紙と次巻の予告、話の間に挟まれる1コマのカットを確認できなくなったのが非常に残念です。挙げたことで単行本用の特典が結構あることを思い出したので、また買ってみようと思う。


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3.「BLUE GIANT SUPREME」石塚真一

連載している「ビッグコミック」は隔週(月2回)発行なので、週末に新聞買いに行くついでに雑誌コーナーで新しい号が出てるかをチェックして、出てれば立ち読みしています。

4巻収録の回には登場しないのに、ボーナストラックで急に出てきたあれは誰なんだ?と思いましたが、連載を追っていると、マネージャーに立候補していました。

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4.「ザ・ファブル南勝久

ヤングマガジン」本誌は買ってなくて、単行本がでたら、その週末には購入し、すぐに読んでいます。
前作「ナニワトモアレ」は見向きもしなかったのに、殺し屋が主人公とくれば買うしかなくて、まんまとはまりました。

巻を追うごとに相手が曲者になってきて「ザ・ファブル」が活躍するまでが待ち遠しいし、相手が嫌な奴過ぎて悶えもしています。 


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5.「DRAGON JAM」藤井五成

月刊スピリッツ」から「週刊スピリッツ」に移籍したと思ったら、連載のストップした作品。
 
月刊スピリッツ」を買っていた時は読んでなくて、入院する妻に向けてブックオフで揃えたらすぐにはまって、続きを書店で買い足しました。
 
同じバスケットボールマンガでいうと「SLUM DUNK」に「I'LL」の要素を足した作品といえばいいのか。題材は高校バスケではなくて、社会人も参加する「3on3」。
3on3の大きな大会に出場して1回戦が終わり、合間の1on1トーナメントが数試合終わったところで、単行本16巻が終わりました。16巻が出たのは16年12月でしたが、17巻は、連載再開はいつになるのでしょうか、、、。


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6.「SK8'RS」トジツキハジメ

タイトル「SK8'RS」は「スケーターズ」と読み、スケートボードを扱った作品。

タッチの線が細くて、色味も薄い作品ですが、軽やかさがあるから読み進めると気にならなくなります。

読むとスケボーが買いたくなること必至です。買ったところでもう20代じゃないし、パークないし、そもそも坂道ばかりでどうすんのかと思うのですが。

3巻が出たのは15年6月でしたが、4巻は、連載再開はいつになるのでしょうか、、、。


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7.「リアル」井上雄彦

バガボンド」で筆を使いだした井上雄彦が「スラムダンク」のタッチやトーンを復活させた作品。扱っているのは車いすバスケットボール。幾らでも重くも感動ストーリーにもできるテーマですが、軽やかさがあります。「バガボンド」とは真逆のトーンで両輪あってこそとも思ったのですが、現在は両輪とも動いていない状況です。

「リアル」はだいたい年1ペースで単行本が出て、刊行にあわせて「ヤングジャンプ」本誌でカレンダーの応募者全員サービスが実施される一連の流れが風物詩でした。隔月ペースでヤンジャンに載ってた覚えがあるけれど、最新刊は14年12月、、、。15巻は、連載再開はいつになるのでしょうか、、、。

野宮のプロ入りに向けた展開を匂わせたまま早3年、、、。「KAMINOGE」の表紙を飾ったスコーピオン白鳥のその後も気になっております。

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前半4作品はメジャーな順に並べ、後半3作品は最新刊の発行日が新しい順に並べました。

選出した7作品のうち3作品は連載休止中です。そのため、このエントリは「DRAGON JAM」「SK8R'S」「リアル」の連載再開を祈りながらまとめました。