読書時間を確保するには

理想もしくは憧れ

片道30分から45分くらいの電車通勤で、乗り降りか乗り換えの駅に書店があることが理想。
ヤンマガやスピリッツなどの週刊誌が出た日はそちらを優先してしまうだろうけど、寝てしまわない限りは読書時間を確保できるだろう。読んでいる本が読み終わりそうなら、書店で次に読む本を確保してから帰路につきたい。
電車の座席の高さと角度は理想の形の1つ。

実際の通勤は徒歩15分くらい。要求を満たす本屋はなく、月曜の朝に少し早く家を出てコンビニで週刊誌を買ってから出勤する(帰りに買うと、立ち読みで裏表紙に癖がついていることがあるから)程度。


現在の読書時間

現状、本を読む時間は場所と紐づけられている。

(1)トイレ

「帰ってきた聞き出す力」(吉田豪)を一昨日くらいから読みはじめた。
トイレで読むなら、1話の短いエッセイ集やコラム集で、なおかつ少し下世話であるといい。
品田遊「キリンに雷が落ちてどうする」は分量的には悪くないけれど、すこしセンスが良すぎるので、「帰ってきた聞き出す力」や電気グルーヴ松尾スズキさんがちょうどいい。

 

(2)職場

先週の金曜日に「玉電松原物語」」(坪内祐三)を読み終えたので、今週から「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」(三國万里子)を職場に置いて、昼休憩に読んでいる。
「編めば編むほど~」はトイレで読みはじめたけれど、トイレで読むに適した本ではなくて(当たり前)中断していたのを再開した。

今回は読み通せそう。

 

(3)寝室

寝る前に「連鎖」(黒川博行)を読み進めている。
黒川博行は昨年読んだ「熔果」以来。昨年も2月に読んだのでちょうど1年ぶり。
「連鎖」と同じ主人公の話は他に2作出ているらしいが、「シリーズ物は最新作を読めばいい。面白かったら遡ればいい」という北上次郎の言葉は正しいことを実感する。
「連鎖」を読みはじめる前は24時すぎに寝室へ行くことが通例だったが、ここ数日は「連鎖」読みたさで23時には行くようになった。
眠くなるまで読むけれど、面白くて50、60ページくらい読めてしまう。576ページある大著だが、あと1週間か10日くらいで終わってしまうだろうか。
好きな小説家は津村記久子伊坂幸太郎であるけれど、黒川博行もランクイン。


読書時間を増やすには

食後に居間(リビング)で過ごす午後7時から午後11時までを読書にあてるのが理想。
しかし、スマホやテレビ見たり、娘とトランプやオセロをしたり、雑誌を読んだり、部屋を片付けたりするから、よっぽど面白い本がない限りは読書へ時間を割きにくい。
そう。読書時間を増やすには「読み進められる本」を見つけることが理想。
自分の中の何かと、その本がバチっとはまれば本は読み進められる。読みだしてもエンジンがかからなければ読み進めることはできない。
「読み進められる本」と出会うには、候補となる本がある程度必要である。冊数とすれば、本棚に納まって見渡せる程度が理想。
本棚から溢れた本は箱に入れて保管しがちだけれど、収納した本のことを忘れてしまうこともある。定期的な入れ替えをお忘れなきよう。
とりあえず読みだして、エンジンがかからなければ次の本へ。いまのところはこうやっているけれど、このやり方だと難解な本は後回しになりがち。なので、難解な本のレベルまで自分を向上させていくためにも、腰を据えて本と向き合える時間を持つのが今後の課題。