お笑いのコンテストの審査方法に著作権はあるのか?

M-1グランプリ」(テレビ朝日)、「キング・オブ・コント」(TBS)、「R-1グランプリ」(フジテレビ)、「The W」(日本テレビ)という4つの賞レースを取り上げ、審査方法について振り返ってみたい。
 「ファイナルステージ」等、呼称は大会によって異なるが、「第1ラウンド」「決勝ラウンド」で統一しました。

 

(1)「M-1グランプリ」(テレビ朝日
事前に発表された9組+当日に発表される1組の計10組
第1ラウンド
・審査員の持ち点は100点。100点×9人の900点満点
・上位3組が決勝へ進む
決勝ラウンド
・1組に票を入れる、指名投票制

 

(2)「キング・オブ・コント」(TBS)
 事前に発表された10組
第1ラウンド
・審査員の持ち点は100点。100点×5人の500点満点
・上位3組が決勝へ進む
決勝ラウンド
・1ラウンド目の獲得点数と2ラウンド目の獲得点数の加算

 

(3)「R-1グランプリ」(フジテレビ)
 事前に発表された7名+前日に発表された復活ステージ勝者の1名を加えた8名
第1ラウンド
・審査員の持ち点は100点。100点×5名の500点満点
・上位2名が決勝へ進む
決勝ラウンド
・1名に票を入れる、指名投票制

 

(4)「The W」(日本テレビ
事前に発表された10組
第1ラウンド
・10組を5組ずつの2グループに分ける
・2組目以降はネタが終わると1組目とどちらが面白かったかを判断する勝ち抜き戦
・審査員7名による投票制
・2グループそれぞれの勝者と視聴者投票で選ばれた1組を足した3組が決勝進出
決勝ラウンド
・審査員7人の投票


< 個人的な所見 >

審査員の数は「M-1グランプリ」が9名、「The W」が7名。「R-1」と「キング・オブ・コント」が5名。
進行と審査員によるやりとりの面白さは「キング・オブ・コント」が群を抜いているわけで、それは審査員が5名という人数による影響もあるのかと思う。審査員が9名もいたら、あの面白さはでないのかもしれない。
初期の「キング・オブ・コント」は審査員が100人いたけれど、あれはあれで振り切っていて面白かった。

審査方式でいうと「The W」は迷走しているというか、なんというか。2組でどちらかを決めるって、ジャンケンしてるんじゃないんだから。
そもそも女性で括ってしまったことで、漫才vsコントでどっちが面白いかを決めなきゃいけないのだから、審査方式以前に大会そのものに無理があると感じている。
大会そのものに無理があるから、大会後にあっちが面白かったと不満の声が上がってしまうのだろう。

 

私の理想の審査方式は「キング・オブ・コント」と「R-1グランプリ」の折衷案というか良いとこ取りをしている「R-1グランプリ」。
「キング・オブ・コント」の採用している2本の合計点数方式は、何点以上ならAが優勝で、何点以下ならBという考える時間が生まれてしまいます。数秒ではあるけれど、だれが優勝したのかが即時にわかる投票制が決勝の理想だと思う。